あさレポとは?
あさレポは、鈴与シンワート株式会社が提供するクラウド型のIT点呼・安全運転管理支援サービスです。スマートフォンアプリと専用の小型携帯デバイスをBluetooth連携させ、運転前のアルコールチェックや表面温度測定(検温)、体調記録をその場で実施・自動送信します。AI顔認証とGPS位置情報取得により測定時のなりすましや不正報告を防止し、測定結果は専用クラウドサーバーで一元管理されます。ビデオ点呼機能や業務後自動点呼(国土交通省機器認定取得)にも対応し、白ナンバー事業者から緑ナンバーの運送・バス事業者まで、法令順守と点呼業務の効率化を両立するツールです。
主な機能
アルコールチェック・なりすまし防止機能
- 専用デバイス連携と同時検温
Bluetooth接続の小型携帯検知器を用いてアルコール測定と検温を同時に実施できます。測定結果は約30〜40秒で自動的にクラウドサーバーへ送信されるため、測定データの転記ミスや記録漏れを防ぎます。 - AI顔認証・GPS位置測定
アプリ起動時および測定時にAIによる顔認証を行い、同時にGPSで位置情報を自動取得します。他者による身代わり測定や虚偽の測定場所申告といった不正行為をシステム側で防止できます。 - リアルタイム異常値通知・未測定通知
酒気帯び反応や規定値以上の発熱が検知された場合、管理者へ即座にアラートメールが送信されます。また、点呼や測定を行っていないドライバーと管理者の双方にリマインド通知を送ることで、測定漏れを未然に防ぎます。
点呼・遠隔管理機能
- ビデオ点呼(録画対応)
ドライバーのスマートフォンと管理者のPC管理画面を接続し、Web通話形式で対面点呼を実施できます。通話内容や点呼結果はクラウド上にデジタル保存され、貸切バスや長距離運行における遠隔点呼要件に対応します。 - 業務後自動点呼(認定取得)
国土交通省の「業務後自動点呼機器」認定(認定番号:JG26-030)を取得した自動点呼機能を備えています。ドライバーがアプリ指示に従ってアルコールチェックや健康状態申告を完了させることで点呼が成立し、深夜・早朝における管理者の点呼立ち会い負担を軽減します。 - 免許証携行確認・車両点検記録
乗務前の運転免許証の携行確認や、日常の車両点検項目のチェック結果をアプリから登録できます。点呼記録と合わせて車両・免許証状態をクラウドで統合管理可能です。
運行データ管理・安全運転支援オプション
- 運転日報自動作成オプション
アルコール測定結果に加え、走行開始・終了時刻、走行距離、行先などを紐づけて運転日報を自動生成します。オリックス自動車のテレマティクス「e-テレマ」との走行データ連携にも対応しています。 - あさレポドライブ(安全運転分析オプション)
スマートフォンの内蔵センサーとGPSを活用し、急アクセルや急ブレーキなどの運転挙動を検知して安全運転スコアを100点満点で算出します。専用の車載器を設置することなく、ドライバーへの安全運転指導や運行実態の可視化が可能です。
こんな企業・現場に向いている/向いていない
向いている企業・現場
直行直帰や遠隔地勤務が多く、点呼・測定の不正防止とコスト最適化を両立したい企業
- 直行直帰ドライバーの点呼管理や虚偽報告の防止に課題がある
あさレポは小型の携帯型アルコール検知器とスマートフォンアプリを連携させ、AI顔認証とGPS位置測定を測定時に自動実行します。現場に出勤しない営業職や出張先・滞在地からの報告であっても、確実な本人確認と測定場所の把握が行えます。 - ドライバーによって運転頻度に大きなバラつきがあり固定費が膨らむ
IDごとに「定額プラン(月間使い放題)」と「従量課金プラン(利用日数課金)」を混在して契約できます。毎日乗務するドライバーは定額、月に数回しか社用車を運転しない営業職や代替要員は従量課金に設定することで、無駄なランニングコストを抑えた全社運用が可能です。
点呼記録のデジタル保存義務に対応しつつ、深夜・早朝の点呼負荷を減らしたい旅客・運送事業者
- 法改正に伴う点呼記録のデジタル保存や遠隔点呼への対応工数が増加している
録画対応のビデオ点呼機能や業務後自動点呼機能(国交省認定)を提供しており、旅客自動車運送事業運輸規則等の法令要件に沿った運用をクラウド上で完結できます。 - 深夜や早朝の帰庫点呼のために運行管理者が拘束され、残業が増えている
認定取得済みの業務後自動点呼を活用することで、ドライバー自身がアプリ上で点呼要件を完了させられます。管理者が点呼のためだけに出勤・待機する必要がなくなり、労務負担の削減につながります。
向いていない企業・現場
全車両に専用通信型デジタコを搭載し、リアルタイム動態管理や温度センサー連携を主軸にしたい企業
- 高精度なタコグラフデータ連携や荷室温度監視を主目的とする運用
あさレポはアルコールチェック、検温、遠隔・自動点呼およびスマートフォンによる簡易テレマティクスを主軸としたサービスです。専用デジタコ車載器と常時連動した秒単位の運行軌跡追跡、温度ロガー連携、配車計画システムとの直接連動などを求める場合は、総合型の運行管理・デジタコ専用パッケージの方が適合します。
類似ツールとの比較
| ツール名 | 特徴 | 料金 | 向いている企業 |
|---|---|---|---|
| あさレポ | 小型携帯検知器+スマホで検温・アルコール測定・AI顔認証を実施。定額/従量の混在契約に対応し、業務後自動点呼も認定取得。 | 初期費用: 0円 定額: 1,100円(税込)/ID/月 従量: 110円(税込)/ID/日 (機器代別途) |
直行直帰の営業車や白ナンバー保有企業、点呼コストを運転頻度に応じて柔軟に抑えたい企業 |
| IT点呼キーパー | 対面・電話・IT・遠隔・自動点呼など多彩な点呼方式に対応。各種メーカーのアルコール検知器との連動実績が豊富。 | 要問い合わせ | 複数拠点を持ち、既存の据置型検知器を活かしながら点呼業務を統合・デジタル化したい運送会社 |
| アルキラーNEX | スマートフォン連動型アルコールチェッカーのパイオニア的存在。顔認証・位置情報取得や業務前後の自動点呼機能を備える。 | 要問い合わせ | 外出先・遠隔地からのアルコール検知をスマートフォン主体で手軽かつ確実に運用したい企業 |
| デジタル点呼マネージャー | IT点呼や遠隔点呼に対応し、運転者台帳・車両管理台帳と連動した総合的な運行管理ガバナンスを構築可能。 | 要問い合わせ | 点呼記録だけでなく、乗務員の健康管理や車両台帳を含めて全社的なコンプライアンス管理を一元化したい企業 |
あさレポの大きな特徴は、ユーザーごとに「定額プラン」と「従量課金プラン」を混在して契約できる柔軟な料金体系にあります。毎日社用車を運行するドライバーと、月数回しか運転しない営業社員が混在する組織では、全アカウントを定額にする必要がないため、月額トータルコストを最適化しやすい利点があります。
一方で、営業所内に据え置かれた多種多様なメーカー製検知器を一元集約したい場合や、運転者台帳・車両台帳・点呼簿を高度に連動させた大規模な運行管理体制を構築したい運送事業者では、IT点呼キーパー や デジタル点呼マネージャー のような点呼総合マネジメントシステムとの機能・費用比較を推奨します。
料金・プラン・導入方法
| プラン / 項目 | 初期費用 | 月額 / 利用料 | 備考 |
|---|---|---|---|
| サービス基本(定額プラン) | 0円 | 1,100円(税込)/ID/月 | 月間使い放題。日常的に運転業務を行うドライバー向け |
| サービス基本(従量課金プラン) | 0円 | 110円(税込)/ID/日 | 測定を行った日数のみ課金。月内利用がない場合は0円 |
| 運転日報オプション(定額) | 0円 | 110円(税込)/ID/月 | 全社共通契約。走行記録の自動日報化 |
| 運転日報オプション(従量) | 0円 | 11円(税込)/ID/日 | 全社共通契約。利用日数課金 |
| 対応デバイス(例: XENSE 82BT) | 7,700円(税込)/台 | - | SEIKOIST社製検温機能付きアルコール検知器 |
| 対応デバイス(例: HCS-AC01BTWH) | 11,000円(税込)/台 | - | エレコム社製アルコール検知器 |
※サービス初期登録料およびシステム維持費は無料です。最低契約期間は1カ月、最低契約数は1IDから利用できます。業務後自動点呼、ビデオ点呼通話料、安全運転レポートオプション(あさレポドライブ)などの有償オプションや外部テレマティクス連携にかかる費用は、利用規模に応じて見積もりが必要です。
導入の流れ・期間
- 問い合わせ・無料トライアル申し込み
公式サイトのフォーム等から問い合わせを行い、デモや無料トライアルの案内を受けます。利用規模や運用形態に応じたプランのヒアリングが実施されます。 - 利用プラン決定・見積もり
ドライバーごとの運転頻度に応じたプラン(定額プラン・従量課金プラン)および必要デバイス台数、オプションの有無を決定し、見積もりを確認します。 - 契約・初期設定
契約締結後、管理画面の発行が行われます。管理画面にてユーザー情報や車両情報の登録、顔写真の登録、スマートフォンのアプリダウンロードとBluetoothペアリングを行います。 - 運用開始
デバイス受領と初期設定の完了後、実運用を開始します。標準納期はデバイス手配を含めて約7営業日程度とされています。
導入事例・実績
株式会社 加藤製作所(荷役機械・建設機械・産業機械の製造・販売)
アルコールチェック義務化当初は携帯型チェッカーと紙の記録用紙やWord・Excelで管理していましたが、リアルタイムな測定状況の確認が難しく、データ集計の工数が課題となっていました。操作性の高さ、クラウドによるデータ一元管理、ドライバーごとに定額と従量課金を組み合わせられるコストパフォーマンス、オリックス自動車「e-テレマ」との走行データ連携を評価して「あさレポ」を導入しました。これにより、アルコールチェックと日報管理の一括処理が可能となり、管理側のとりまとめ工数の大幅削減と運行管理の高度化を実現しています。
龍藤観光株式会社(貸切バス・観光ハイヤー事業)
2024年4月に施行された「旅客自動車運送事業運輸規則一部改正」による点呼記録のデジタル保存義務化に伴い、遠隔地運行における点呼体制の見直しを進めていました。あさレポのビデオ点呼機能、クラウド保管、初期費用不要で定額・従量を柔軟に切り替えられる料金体系、迅速な法改正対応アップデートを評価して採用しました。導入によって法改正要件をスムーズにクリアし、運輸局の監査時においても高い信頼性を確保した運行管理体制を構築しています。
導入前に知っておきたいこと
- 顔認証やBluetooth通信の環境依存性
ユーザーレビューにおいて、端末のカメラ環境や光の加減、ネットワーク状態によって「顔認証に時間がかかる」「デバイスとのBluetooth再接続に手間取る」といった声が一部報告されています。導入前には無料トライアルを活用し、自社で支給または使用予定のスマートフォン機種でスムーズに認証・接続ができるか実機検証を行うことが推奨されます。 - アルコール検知器のセンサー寿命・定期校正
半導体ガスセンサー等の検知器は、一定期間または規定の測定回数(半年〜1年、または規定測定回数)を超えるとセンサー寿命を迎えるため、定期的な買い替えや校正メンテナンスが必要です。運用にあたっては機器の更新コストと予備機の管理計画をあらかじめ織り込んでおく必要があります。 - 管理画面へのアクセス仕様
管理者がスマートフォンブラウザからPC向け管理画面にログインする場合、操作導線に慣れが必要とされる場合があります。初期設定時や運用開始前に、管理者向けのマニュアル確認や操作説明動画の共有を行っておくことがスムーズな運用のポイントです。
よくある質問(FAQ)
- スマートフォンアプリの対応OS・動作環境はどうなっていますか?
- iOS(iPhone/iPad)およびAndroidのスマートフォン・タブレットに対応しています。ドライバー用アプリのほか、1台の端末を複数人で共有して測定できるiPad専用アプリも用意されています。
- 導入前に無料トライアルやデモ画面の確認は可能ですか?
- 公式サイトおよび販売パートナー経由で無料トライアルや製品デモの申し込みが受け付けられています。実際のアプリ操作感や専用デバイスの連携動作を確認してから本契約へ進むことができます。
- アルコールチェックを行わない管理者アカウントにも月額料金は発生しますか?
- 管理画面の操作のみを行いアルコールチェックを実施しない管理者については、課金区分を「従量課金プラン」に設定しておくことで、測定データが発生しない月は月額利用料0円で管理画面を利用できます。
- 契約期間の縛りや解約条件はどうなっていますか?
- 最低契約期間は1カ月からとなっており、最低契約数も1IDから利用可能です。プランの変更やアカウントの追加・解約は月単位で設定できます(月中のプラン変更は翌月反映などの適用ルールがあります)。
- どのようなサポート体制が用意されていますか?
- Web問い合わせおよび電話によるサポート窓口が提供されているほか、管理者・ドライバー向けの操作説明動画やマニュアルが整備されています。導入時の社内教育や定着化に向けたサポートも実施されています。