IT点呼キーパーとは?あらゆる点呼に対応するクラウド点呼システムの機能と特徴

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対面、電話、IT、スマホ、自動点呼などあらゆる点呼業務に対応する総合クラウド点呼システム。点呼記録の自動保存や多様なアルコール検知器との連動により、運行管理者の負担軽減と虚偽報告の防止を実現します。

料金モデル
SaaS(月額)
対象規模
規模問わず
対象業界
物流・倉庫業 製造業 建設・資材 食品・飲料

ロジシフト編集部による最新動向サマリ

  • 国土交通省より「業務前自動点呼機器」としての正式認定を取得し、2026年4月中旬より業務前後の点呼完全自動化ソリューションの提供を開始した。
  • 2026年6月に開催された北海道トラック協会主催のDX展示会に出展し、地方の運送事業者が抱える運行管理者の長時間労働を解消する実機デモを実施した。
  • 地域経済メディア「東大阪経済新聞」において、2024年・2026年問題の解決に寄与する物流DXの切り札として掲載され注目を集めている。
  • 生体認証とクラウド連携を活用し、運行管理者が立ち会わずにシステム単体で完結させる「無人での点呼オペレーション」が実際の現場で運用されている。

(ロジシフト掲載4記事をもとに自動生成・2026年8月17日更新)

IT点呼キーパーとは?

IT点呼キーパーは、テレニシ株式会社が提供するクラウド型の総合点呼システムです。対面点呼をはじめ、電話点呼、遠隔地でのスマホ点呼、拠点間をつなぐIT点呼・遠隔点呼、さらには管理者が立ち会わない自動点呼まで、運送現場で求められるあらゆる点呼方式に対応し、運行管理者の拘束時間削減と点呼記録の適正な保存を同時に実現します。クラウド上で全拠点の点呼結果やアルコール検知結果を一元管理でき、手書きの点呼記録簿作成や紙の保管に伴う管理負担・虚偽報告リスクを解消します。

主な機能

多彩な点呼方式への対応

  • 多様な点呼形態の統合管理
    対面点呼、電話点呼、IT点呼、遠隔点呼、スマートフォン点呼のすべてを同一システム内で運用できます。自社の拠点体制や運行形態に合わせて点呼方式を柔軟に選択でき、営業所と離れた車庫間や宿泊を伴う遠隔地運行でも法令に準拠した点呼記録を残せます。
  • 業務前・業務後の自動点呼機能
    国土交通省認定の自動点呼に対応しており、ドライバー自身が画面案内に従ってアルコール測定や状態確認を行うことで点呼を完結させられます。業務後点呼だけでなく業務前自動点呼にも対応しており、深夜・早朝の点呼立ち会いに伴う運行管理者の拘束時間を軽減します。
  • スマホ点呼(遠隔地IT点呼)
    専用アプリをインストールしたスマートフォン端末を利用し、出先や宿泊先のドライバーとビデオ通話や測定データの送受信を行えます。測定時の顔写真や位置情報を自動で取得・送信できるため、遠隔地におけるなりすましや不正報告を防止します。

安全・健康管理となりすまし防止

  • 主要メーカーのアルコール検知器との連動
    据置型および可搬型の多様なアルコール検知器と連携し、測定結果をシステムへ自動登録します。手動入力による改ざんや誤入力を防止し、アルコールが検知された際には即座に点呼を中止して運行管理者へメール発報する機能を備えています。
  • IC免許証リーダー連動による本人確認・携帯チェック
    点呼時に運転免許証のICチップをリーダーにかざすことで、本人確認と同時に免許の不携帯や有効期限切れを自動判定します。うっかり失効や無免許運転のリスクを日常の点呼フローの中で未然に防ぎます。
  • 生体計測機器(血圧計・体温計)連携
    自動血圧計や体温計と連動させ、測定数値を点呼記録に直接取り込めます。ドライバーの健康状態を客観的な数値で把握・蓄積できるため、過労や急な体調不良による運行事故の未然防止に役立ちます。

帳票出力・クラウドデータ一元管理

  • 点呼記録簿の自動作成・2年間クラウド保存
    各点呼で取得された日時、執行者、ドライバー名、測定値、日常点検結果などのデータが自動でクラウド上に記録されます。法令で義務付けられている1年間の保管義務に対し、システム上で2年間の保管に対応しており、紙のファイリングや保管場所の確保が不要になります。
  • 出勤予定データ取り込みと点呼執行率の自動算出
    乗務員の出勤予定データを一括で取り込み、実際の点呼結果と突き合わせて点呼の未実施や漏れをチェックできます。営業所ごとの点呼執行率も自動で計算・可視化され、社内ガバナンスの維持と監査対策を効率化します。
  • 全社データの一元閲覧と検索
    複数営業所を持つ事業者でも、本社の管理者が全拠点の点呼状況や異常検知履歴をWebブラウザからリアルタイムで確認できます。巡回指導や行政監査の際にも必要な期間のデータを即座に検索・出力できます。

こんな企業・現場に向いている/向いていない

向いている企業・現場

24時間稼働や早朝・深夜運行があり、運行管理者の負担軽減が急務な企業

  • 深夜・早朝の点呼立ち会いで管理者の労務時間が過密化している
    IT点呼キーパーの業務前・業務後自動点呼や遠隔点呼を活用することで、すべての時間帯に対面で管理者が立ち会う必要がなくなります。管理者の拘束時間や待機時間を削減し、24時間体制の営業所でも労務管理の適正化を図ることができます。
  • 長距離運行や宿泊運行が多く、出先での点呼管理が形骸化しやすい
    スマホ点呼アプリと可搬式アルコール検知器を組み合わせることで、ドライバーが遠隔地にいる場合でも顔写真と位置情報付きで測定データをクラウド送信できます。電話口の口頭確認だけでは防ぎにくい不正や虚偽報告を防止し、遠隔地運行の安全管理基準を統一できます。

複数拠点を展開し、点呼記録の管理や監査対応を全社で効率化したい企業

  • 拠点ごとに点呼記録簿を紙で保管しており、全社状況の把握や監査準備に手間がかかっている
    全拠点の点呼データがクラウドに2年間自動保管され、本社からWebブラウザ経由で即座に集計・閲覧できます。拠点ごとのファイリング作業や保管スペースの確保が不要となり、監査時のデータ提出も迅速に行えます。
  • 高齢ドライバーやIT機器に不慣れな乗務員が多く、操作の定着に不安がある
    操作画面は大きなボタンと直感的な画面設計(想定設計年齢70歳)が採用されており、マニュアルなしでも操作しやすい仕様になっています。現場ドライバーへの教育コストを抑えつつ、スムーズにデジタル点呼への切り替えを進めることができます。

向いていない企業・現場

白ナンバー車両数台のみで、スマホアプリだけで最小限の飲酒チェックを済ませたい企業

  • 拠点専用のPC設備やICカードリーダー、据置型検知器などの初期導入費用をかけたくない
    IT点呼キーパーは初期費用(1拠点100,000円/税抜)や拠点ごとの月額基本料金(10,000円/税抜)が設定されており、営業所単位での本格運用を前提としています。白ナンバー事業者でドライバー各自のスマートフォンと安価なBluetooth検知器のみで完結させたい場合は、初期費用不要で1台単位の月額従量課金に対応した検知専用ツールのほうが総コストを低く抑えられます。

類似ツールとの比較

ツール名 特徴 料金 向いている企業
IT点呼キーパー 対面・電話・IT・スマホ・遠隔・自動点呼まで網羅。70歳想定の直感的UIと大手検知器連携に強み。 初期費用: 100,000円
月額: 10,000円/拠点〜(税抜)
緑ナンバーを中心に、複数拠点の点呼統合や自動点呼を低コストかつ確実に導入したい運送企業
e点呼PRO 東海電子製のクラウド型点呼システム。顔認証やクラウド運転者台帳を標準搭載し、遠隔点呼・IT点呼に高度対応。 要問い合わせ 東海電子製の検知器やアルコール測定環境と密接に連携し、運転者台帳と一体で厳格に管理したい企業
アルキラーNEX スマートフォン連動型の検知システム。顔認証・位置情報取得に対応し、直感的なモバイル操作と自動点呼機能を備える。 要問い合わせ 社外直行直帰のドライバーが多く、スマートフォンを軸に点呼・アルコールチェックを完結させたい企業
デジタル点呼マネージャー IT点呼・遠隔点呼に対応し、車両情報や運転手台帳を含めた運行管理全体のトータルマネジメントが可能。 要問い合わせ 点呼記録だけでなく、配車・車両管理・運転者台帳など全社的な運行管理データを統合したい中堅・大手企業

点呼システムを選定する際は、自社の点呼形態(対面、IT点呼、遠隔点呼、自動点呼など)と保有するハードウェア環境に応じた判断が必要です。

IT点呼キーパーは、複数メーカーのアルコール検知器や血圧計との連携が可能で、すでに保有している検知器機器を活かして拠点単位で安価に導入したい場合に有力な選択肢となります。操作画面がシンプルで現場への定着が早く、業務前・業務後の自動点呼までカバーできる点も特徴です。

一方で、特定の検知器メーカー機器で統一し顔認証や運転者台帳との一体運用を追求したい場合はe点呼PRO、モバイル端末主体の運用で直行直帰が多い場合はアルキラーNEX、車両・台帳管理まで含めて広範な運行DXを図りたい場合はデジタル点呼マネージャーが比較対象となります。

料金・プラン・導入方法

IT点呼キーパーの料金体系は、拠点単位の基本料金と、必要に応じて追加するオプション料金で構成されています。公式サイトおよび公式提供資料で開示されている標準価格は以下の通りです。

プラン / 項目 初期費用(税抜) 月額費用(税抜) 備考
基本プラン(1年契約) 100,000円 10,000円 / 拠点 初期登録費およびソフトウェアライセンス(1拠点あたり3アカウントまで含む)。
スマホ点呼アプリ(遠隔地IT点呼) 不要 3,000円 / 5台ごと 出先・宿泊先でのスマホ点呼を利用する場合のオプション。
業務前・業務後自動点呼セット 要問い合わせ 6,000円 / 拠点 業務前・業務後自動点呼、血圧計連携、体温計連携が含まれるセットプラン。
業務後自動点呼オプション 要問い合わせ 1,000円 / 拠点 業務後の自動点呼のみを追加する場合のオプション。
血圧計連携オプション 不要 2,000円 / 拠点 対応する自動血圧計の測定データを連携・記録。
体温計・体表温計連携オプション 要問い合わせ 2,000円 / 拠点 対応する体温計の測定データを連携・記録。
追加アカウント利用料 要問い合わせ 5,000円 / アカウント 1拠点で4アカウント以上を利用する場合に追加。

※上記はシステムライセンス料金です。PC、スマートフォン、アルコール検知器、ICカードリーダー、血圧計などのハードウェア機器本体および通信費は別途費用となります。また、年額一括払いにも対応しています。

導入の流れ・期間

  1. 問い合わせ・資料請求
    公式サイトのフォーム等から問い合わせを行い、製品カタログや機能仕様を確認します。
  2. ヒアリング・無料デモ体験
    営業担当者から自社の拠点数、運行形態、点呼方式(対面・IT・遠隔・自動点呼など)のヒアリングを受け、オンラインまたは訪問での実演デモ、21日間の無料体験などを通じて操作性を検証します。
  3. 機器選定・見積もり
    既存のアルコール検知器の流用可否を確認し、必要な追加ハードウェア(検知器、ICカードリーダー、カメラ等)とシステムオプションを確定した上で見積もりを作成します。
  4. 契約・システム設定
    利用契約を締結後、マスターデータ(ドライバー情報、車両情報、管理者アカウント等)の登録と機器のセットアップを行います。
  5. 運用開始
    メディア報道によると、申し込みからおよそ2週間程度で運用開始が可能です。(※機器の納品状況や営業所間・遠隔点呼の運輸支局への申請状況によって前後するため、具体的な納期は要問い合わせ)

導入事例・実績

市場実績

株式会社富士キメラ総研「業種別IT投資動向/DX市場の将来展望 2026年版」の緑ナンバー向けデジタル点呼/アルコールチェック管理システム(2024年度金額ベース)において、ベンダーシェア1位を獲得しています。公式サイトによると、導入社数は3,300社以上、利用拠点は9,300拠点以上を突破しています。

株式会社インプレス(愛知県・運送業)

  • 導入背景・課題
    導入前は点呼結果を手入力していたため、点呼執行者による記録漏れや後からの記入が発生していました。また紙管理だったため、各拠点の点呼結果はその拠点でしか確認できない状態でした。
  • 活用内容
    愛知、東海、伊勢、広島の4拠点において対面点呼で導入。点呼時にドライバーと点呼執行者が一緒に写ることで点呼の証跡を残しています。
  • 導入効果
    アルコール検知器に息を吹きかけるとそのままデータが記録されるため、点呼簿の属人化を防ぎ精緻な記録が残るようになりました。また本社から全拠点の点呼結果を閲覧できるようになり、運転データなど他データと合わせた安全管理体制が構築されています。

その他のおもな導入企業(公式サイト公開実績)

もりか運送株式会社、フジトランスポート株式会社、株式会社エネックス、株式会社日之出運輸西日本、SBSネクサード株式会社、株式会社大豊物流システム、株式会社つばめ急便、株式会社山中運輸、南信貨物自動車株式会社、東京商運株式会社、田中運送株式会社、北陸名鉄運輸株式会社、株式会社桂通商、大翔トランスポート株式会社、高尾輸送サービス株式会社、浪速運送株式会社、大阪バス株式会社など、トラック・バス・物流関連企業に幅広く導入されています。

導入前に知っておきたいこと

  • ハードウェア・通信環境の事前準備が必要
    クラウドSaaSであるため、点呼端末となるPCやスマートフォンのほか、対応するアルコール検知器、Webカメラ、ICカードリーダー、安定したインターネット回線が必要です。既存の検知器が連動対象外の場合は機器の買い替え費用が発生するため、対応機種の事前確認が推奨されます。
  • IT点呼・遠隔点呼の実施には法令上の要件がある
    IT点呼の実施にはGマーク(安全性優良事業所)の取得などの要件があり、遠隔点呼を実施する場合も国土交通省が定める施設環境・機器要件を満たした上で運輸支局への事前届出が必要です。システムを契約するだけでなく、自社の営業所が法令上の要件を満たしているか確認する必要があります。
  • 自動点呼時にも異常時対応の体制が必要
    業務後・業務前自動点呼機能により管理者の立ち会いなしで点呼を行う場合でも、アルコール検知や体調異常などのトラブル発生時には管理者が速やかに対応できる連絡・駆け付け体制を整備しておく必要があります。

よくある質問(FAQ)

スマートフォン用のアプリはありますか?どのような環境で使えますか?
スマートフォン用の点呼アプリが提供されており、遠隔地からのIT点呼やアルコールチェックに利用できます。管理画面は一般的なWebブラウザ(PC等)からアクセス可能です。
Gマーク(安全性優良事業所)を取得していなくても利用できますか?
利用可能です。対面点呼や電話点呼、また要件を満たした拠点間の遠隔点呼として活用できます。(※従来のIT点呼方式など、一部の運用形態ではGマーク取得が要件となる場合があります)
無料トライアルやデモ体験はありますか?
公式サイトにおいて21日間の無料体験やデモ案内が受け付けられています。実際の操作画面やアルコール検知器との連動性を事前に確認できます。
サポート体制や問い合わせ窓口はどうなっていますか?
テレニシ株式会社による保守サポート窓口(365日24時間受付対応のサポート体制)が用意されています。
最低契約期間や解約条件はどうなっていますか?
基本プランは1年契約となっています。中途解約時の条件や複数年契約の詳細については要問い合わせとなっています。

参照・出典

他のIT点呼システムと比較する

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