スリーゼロとは?市販検知器と連携し白ナンバーのアルコールチェック・安全管理を効率化するクラウドサービス

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市販の多様なアルコール検知器と連携し、スマートフォンアプリから検査結果をクラウドへ送信・保管できる管理サービス。運転日誌や車両予約システムとも連携でき、白ナンバー事業者を中心とした安全管理業務を効率化します。

料金モデル
SaaS(月額)
対象規模
規模問わず
対象業界
製造業 小売・卸売業 建設・資材 物流・倉庫業

スリーゼロとは?

スリーゼロは、白ナンバー事業者の安全運転管理者業務におけるアルコールチェックおよび運転管理の記録・確認・保管をデジタル化するクラウド型管理サービスです。シャープの子会社である株式会社AIoTクラウドが開発・提供しており、130種類以上の市販アルコール検知器に対応している点が大きな特徴です。スマートフォンアプリを活用することで、直行直帰や出張時など遠隔地での測定結果も顔写真や位置情報とともにリアルタイムでクラウドへ集約できます。さらに運転日誌や車両予約機能、各種ビジネスチャットや勤怠管理システムとの連携機能を備え、法令遵守と現場・管理者の業務負担軽減を両立します。

主な機能

アルコール測定・なりすまし防止機能

  • マルチデバイス・OCR読み取り対応
    Bluetooth通信機能を備えた検知器との自動連動はもちろん、通信機能のないスタンドアローン型検知器でもスマートフォンのカメラで測定値を自動読み取り(OCR)してデータ送信できます。特定の高額な専用機器を購入することなく、自社に既存の検知器や安価な市販機器をそのまま組み合わせて運用可能です。
  • AI顔認証・不正防止機能
    測定時にスマートフォンカメラで顔写真を撮影し、AIによる顔認証で登録された本人かどうかを自動判定します。測定時刻やスマートフォンのGPS位置情報も同時に記録されるため、なりすまし検査や代理測定、虚偽報告の抑止につながります。
  • 多要素認証(MFA)ログイン
    運転者用アプリへのログイン時に、ID・パスワードに加えてスマートフォンの生体認証(指紋認証・顔認証など)を利用した多要素認証に対応しています。第三者によるアカウントの不正利用を防止し、セキュリティガバナンスを強化できます。
  • 免許証読み取り・不携帯確認
    スマートフォンのNFC機能(Android対応)を利用して運転免許証のICチップ情報を読み取り、有効期限をシステム上で一元管理できます。測定時に免許証の所持確認を行う機能も備えており、免許不携帯やうっかり失効による無免許運転のリスクを未然に防ぎます。

車両管理・運転日誌・予約機能

  • 車両予約・繰り返し予約
    スマートフォンアプリや管理者Web画面から社用車の利用予約を行えます。定期的に同一車両を利用する運転者向けに「繰り返し予約」機能も用意されており、毎回の予約登録の手間を軽減します。アルコールチェック機能と連動させることで、予約情報に基づいた検査漏れ防止アラートの配信が可能です。
  • デジタル運転日誌・オドメーターOCR
    運行前後の走行距離や行先、給油記録などをアプリから直接入力し、電子データとして保存できます。車両のメーター(オドメーター)の数値をスマートフォンのカメラで撮影して自動入力するOCR機能も備えており、日報作成の手間を大幅に削減します。
  • 運転日誌・月報自動作成
    日々の運転日誌データを自動集計し、「運転者月報」および「車両月報」をExcel形式で出力できます。月末の集計作業や紙の書類を突き合わせる確認作業が不要となり、安全運転管理者の事務工数が大幅に削減されます。

組織管理・外部システム連携機能

  • 組織階層管理・ダッシュボード
    支店・営業所・部署単位など、企業の組織構造に合わせた多階層での権限設定やグループ管理が可能です。ダッシュボード画面では、全社や拠点ごとのアルコールチェック実施率、車両稼働状況などを一目で把握できます。
  • ビジネスチャット通知連携
    LINE WORKSやWowTalk、directなどのビジネスチャットツールと連携可能です。測定結果の通知だけでなく、アルコールが検知された際の緊急アラートを管理者へ即座にチャット送信できるため、見落としを防ぎ迅速な運行停止指示などの対応が取れます。
  • 勤怠管理・テレマティクス連携
    クラウド勤怠管理システム「KING OF TIME」との連携により、運転前後のアルコールチェックに合わせて出退勤打刻を自動で行うことができます。また、外部の車両位置情報・テレマティクスサービスともデータ連携が可能です。

こんな企業・現場に向いている/向いていない

向いている企業・現場

拠点ごとに異なるメーカーの検知器を使用している、または既存機器を有効活用したい企業

  • 検知器の買い替えコストを抑えたい
    スリーゼロは130機種以上の市販アルコール検知器に対応しており、Bluetooth対応機種だけでなく非対応機種もOCR読み取りでデータ連携が可能です。全営業所の機器を一斉に指定機種へ買い替える初期投資を抑え、既存資産を活かしながらクラウド一元管理へ移行できます。
  • 拠点ごとに機器の型番がバラバラで管理が煩雑
    拠点ごとに購入時期や型番が異なる検知器が混在していても、同一のアプリと管理画面で測定結果を集約できます。検知器のセンサー有効期限や使用回数上限もシステム上で管理できるため、機器のメンテナンス漏れを防ぎ法令遵守を維持できます。

直行直帰や出張が多く、運転頻度にばらつきがある営業・フィールドサービス部門

  • 外出先からの対面確認・紙の郵送に工数がかかっている
    スマートフォンアプリからの測定データ送信、AI顔認証、位置情報取得により、管理者は遠隔地からでもリアルタイムに測定結果をブラウザ上で確認・承認できます。電話確認と組み合わせることで、直行直帰時の点呼・確認業務がスムーズに完結します。
  • 毎日運転しない社員にも一律の月額料金がかかり割高になる
    スリーゼロには月に最大5日までの利用に限定した低価格な「ライトコース」が用意されています。たまにしか社用車やレンタカーを運転しない社員に対して無駄な固定費を支払うことなく、全社的な利用規模に合わせてコストを最適化できます。

向いていない企業・現場

緑ナンバー(運送業)事業者で、点呼記録簿の全項目自動化や高度な対面点呼機器連動を求める企業

  • 運送事業法に基づく厳格な点呼要件(IT点呼・遠隔点呼・自動点呼要件)を網羅したい
    スリーゼロは主に白ナンバー事業者の道路交通法改正(安全運転管理者業務)への対応を想定して設計されたSaaSです。緑ナンバー(一般貨物・旅客自動車運送事業)特有の法令に基づく自動点呼機器や免許証リーダー専用機器、デジタコデータとの高度な統合点呼システムを求める現場では、運送業専用の総合IT点呼システムを検討した方が適している場合があります。

類似ツールとの比較

ツール名 特徴 料金 向いている企業
スリーゼロ 130種類以上の市販検知器に対応し、OCR読み取りやAI顔認証、運転日誌・車両予約を一元管理できるクラウドサービス。 初期費用:15,000円/事業所
月額:300円〜/人(税抜)
既存の検知器を活用したい白ナンバー事業者、直行直帰の営業・サービス部門
IT点呼キーパー 対面、電話、IT、遠隔、自動点呼など多様な点呼形態に完全対応する総合点呼システム。運送業の法令準拠機能が豊富。 要問い合わせ 緑ナンバーの運送事業者、多拠点・多様な点呼形態を統合管理したい事業者
e点呼PRO 東海電子製の高精度検知器と連動し、クラウド運転者台帳や顔認証を備えた統合点呼システム。遠隔点呼にも対応。 要問い合わせ 専用検知器による測定精度と法令遵守を最優先する中〜大規模な運送事業者
アルキラーNEX スマートフォン直結型・Bluetooth型の専用検知器を使用し、顔写真・位置情報の自動取得と高い安定性を実現するシステム。 要問い合わせ 専用検知器を含めたシンプルなパッケージで不正防止を徹底したい事業者

アルコールチェック管理ツールの選定においては、対象となる事業用車両の種別(白ナンバーか緑ナンバーか)と、使用する検知器の調達方針が主な判断基準となります。

自社で既に複数メーカーの市販アルコール検知器を保有している場合や、特定の機器に縛られず柔軟に検知器を選定したい企業、さらに車両予約や運転日誌まで1つのアプリで完結させたい白ナンバー事業者にとっては、スリーゼロが適した選択肢となります。月額300円(税抜)からという低価格設定や、月5日以内利用向けのライトコースがある点も導入しやすい要因です。

一方で、貨物・旅客運送業(緑ナンバー)の運行管理者業務として、国土交通省の定めるIT点呼・遠隔点呼・自動点呼などの認定要件をクリアした運用を構築したい場合は、IT点呼キーパーやe点呼PROといった運送業特化型の総合点呼管理システムの検討が推奨されます。

料金・プラン・導入方法

プラン名 初期費用 月額利用料(税抜) 主な機能・備考
シンプルプラン 15,000円/事業所 300円/人(税込330円) アルコールチェック管理、AI顔認証、外部連携(チャット・KING OF TIME等)
レギュラープラン 15,000円/事業所 500円/人(税込550円) シンプルプラン全機能+運転日誌機能、免許証読み取り、月報作成
プレミアムプラン 15,000円/事業所 900円/人(税込990円) レギュラープラン全機能+車両予約機能、ダッシュボード機能
ライトコース(各プラン) 15,000円/事業所 要問い合わせ 月最大5日までの運転に限定した低価格コース(機能は各通常プランと同等)

※料金は運転者1名あたりの課金体系です。安全運転管理者のアカウント費用はプランに含まれます。
※アルコール検知器本体は別売となります。
※初期導入費は事業所(拠点)ごとに15,000円(税込16,500円)が発生します。
※2週間の無料トライアルが用意されており、本契約前に自社の検知器やスマートフォンでの動作確認が可能です。

導入の流れ・期間

  1. 問い合わせ・ヒアリング
    公式サイトのフォームより問い合わせを行い、管理対象の車両台数、運転者数、保有しているアルコール検知器の型番などを共有します。
  2. 無料トライアル(2週間)
    管理画面の発行と運転者用アプリのダウンロードを行い、実際の検知器を用いた読み取り精度や管理画面の操作性を試用環境で検証します。
  3. 見積もり・プラン選定
    運転頻度(通常利用かライトコースか)や必要機能(アルコールチェックのみか、運転日誌・車両予約を含むか)に応じて見積もりが提示されます。
  4. 契約・初期設定
    申込手続き完了後、組織情報(支店・部署)、管理者アカウント、運転者情報、車両情報、使用する検知器の登録を行います。設定ガイドやチュートリアル機能が用意されています。
  5. アプリ配布・運用開始
    運転者のスマートフォンにアプリをインストールし、ログイン設定を行って測定・管理運用を開始します。

※導入決定から運用開始までの期間については、手持ちの検知器を利用する場合は最短数日〜数週間程度で稼働可能ですが、新規に検知器を調達・手配する場合はその納入期間に依存するため、詳細は問い合わせ時の確認が必要です。

導入事例・実績

株式会社大塚商会(卸売・ITサービス)

自社で保有する多数の社用車の安全管理業務において、紙や電子ファイルでの管理負担を軽減するためにスリーゼロを導入。市販の検知器を活用しながら、直行直帰を含む全社のアルコールチェック結果をクラウドへ自動集約し、安全運転管理者の確認・集計作業の省力化を実現しています。

株式会社木下工務店(建設・住宅)

導入前は乗車前後に検知器で測定した結果を専用メールアドレス宛に送信し、管理者がメールを確認して承認する運用を行っていました。スリーゼロの導入により、スマートフォンアプリからの測定結果・顔写真・データ送信が自動化され、ブラウザ上で一覧確認できる体制を構築。メール送受信やデータ照合にかかっていた現場と管理者の業務負荷が劇的に改善されました。

農業協同組合・飼料配送事業者(北海道)

広大なエリアで自社トラックや営業車を運行し、直行直帰が多い配送業務においてスリーゼロを導入。遠隔地でのアルコールチェックをスマートフォン経由で確実に実施・承認できる体制を整え、法令義務化への確実な対応と日々の点呼・記録業務の効率化を両立しています。

導入前に知っておきたいこと

  • OCR読み取り時の撮影環境への留意
    Bluetooth非対応の検知器で数値読み取り(OCR)を行う場合、周囲の明るさや画面の反射、カメラのピント位置によって数値認識に時間がかかるケースがあります。運用の定着には、直射日光を避けて撮影するなど現場への事前の撮影手順の周知が推奨されます。
  • 検知器ごとの対応機能の差異
    130機種以上の検知器に対応しているものの、機器によって「Bluetooth自動連動」「OCR読み取りのみ」「残使用回数管理の対応可否」など対応範囲が異なります。導入前に自社が使用する検知器の型番がどの機能に対応しているかを公式サイトの対応機種一覧で確認することが重要です。
  • OSによる機能差
    運転免許証のICチップ情報読み取りによる有効期限管理機能など、一部の機能はAndroid端末のみ対応(iOSは目視携帯確認のみ対応)となっている仕様があります。社用スマートフォンのOS環境に依存するため、事前確認が必要です。

よくある質問(FAQ)

スマートフォンアプリの対応OSは何ですか?
iOS(iPhone)およびAndroidに対応した運転者用アプリが提供されています。管理者はPCやタブレットのWebブラウザから管理画面にアクセスして利用します。
今使っているアルコール検知器をそのまま使えますか?
スリーゼロは130機種以上の市販アルコール検知器に対応しているため、対応機種に含まれていればそのまま利用可能です。Bluetooth機能がない機器でも、画面数値をカメラで撮影するOCR機能により連携できます。
無料トライアルはありますか?
2週間の無料トライアルが用意されています。実際の管理画面やスマートフォンアプリ、手持ちの検知器との連動性を事前に試すことができます。
月に数回しか運転しない社員がいる場合の料金はどうなりますか?
月に最大5日まで利用可能な「ライトコース」が各プランに用意されています。運転頻度が低い従業員をライトコースで契約することで、毎月の利用料を抑えることができます。
アルコールが検知された場合、管理者にどのように通知されますか?
管理画面上での警告表示に加え、LINE WORKSやWowTalk、directなどの連携しているビジネスチャットへ即座に通知メッセージを送信することができます。
契約期間や最低利用期間の縛りはありますか?
契約形態や支払いサイクル(月払い・年一括など)により異なるため、具体的な契約条件や解約ポリシーについては見積もり時に公式窓口への確認が必要です。

参照・出典

他のIT点呼システムと比較する

スリーゼロの特徴を含むIT点呼・安全管理の11製品を、料金・機能・対象規模で比較できます。

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