ハネウェル モバイルコンピュータとは?高い耐久性とAndroidの長期安定運用を両立する業務用ハンディ

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過酷な産業環境に適した高い防塵・防水規格と耐衝撃性能を備えた業務用PDA・ハンディ。複数世代のAndroid OSアップデートを保証する独自のプラットフォームに対応し、端末の長期安定運用を実現。

料金モデル
要問い合わせ
対象規模
中堅〜大手向け
対象業界
物流・倉庫業 製造業 EC・通販 医薬品・医療

ハネウェル モバイルコンピュータとは?

「ハネウェル モバイルコンピュータ」は、日本ハネウェル株式会社が提供する、過酷な産業環境向けに開発された業務用PDA・ハンディターミナルです。一般的なスマートフォンと同等の高い操作性を持ちながら、粉塵や水、繰り返しの落下に耐えうる優れた高堅牢設計を備えています。さらに、複数世代にわたるAndroid OSのアップデートとセキュリティパッチの提供を保証する「Mobility Edge™」プラットフォームに対応しており、OS更新頻度の高いAndroid端末でありながら、IT資産としての長期安定運用とライフサイクル管理を両立できる点が大きな強みです。

主な機能・特徴

  • 過酷な現場に耐える「高堅牢性・防爆対応」
    高い防塵・防水規格(IP67など)や優れた耐落下衝撃性能を備えています。マイナス30℃の冷凍倉庫に対応するデフロスタ付きモデル(CK65 CS)や、可燃性ガスを取り扱うプラント向けの「本質安全防爆構造」モデル(Dolphin CT60NI)など、特殊な環境に対応する製品が豊富です。
  • 最長4世代の「Android OS長期アップデート保証」
    ハネウェル独自の「Mobility Edge™」プラットフォームにより、QualcommおよびGoogleとの提携関係のもと、業界最長クラスのOSアップグレードパスを保証。導入後のシステム陳腐化を防ぎ、セキュリティリスクを長期的に低減します。
  • 瞬時に遠近を読み分ける「Flex Range」スキャン技術
    手元の伝票やバーコードだけでなく、10m〜11m先にある倉庫のラック上部に貼られたラベルまで、自動でピントを合わせて高速・正確にスキャンが可能です。作業員がフォークリフトから降りることなく作業を行えます。
  • 稼働を止めない「スマートバッテリー&ホットスワップ」
    省電力制御システム(バッテリー・オプティマイザーなど)による長時間の稼働に加え、電源を切ることなくバッテリーを交換できる「ホットスワップ機能」に対応。24時間稼働する物流拠点や製造ラインでも業務効率を損ないません。
  • 驚異の薄型・軽量デザイン(CT30XPなど)
    「産業用端末は重くて厚い」という常識を覆し、軽量(CT30XPでは約215g・薄さ12.6mm)かつスリムな外観を実現。店舗小売や医療現場、長時間のピッキング作業でもスタッフの身体的負担を大幅に軽減します。
  • 最新の高速データ通信規格に対応
    5G、Wi-Fi 6E、さらには最新規格のWi-Fi 7に対応した端末(CT70、CT37など)も登場しており、屋内外を問わずWMS(倉庫管理システム)やERPといったビジネスシステムとのリアルタイムかつ超低遅延な連携を実現します。

こんな企業・現場に向いている/向いていない

【向いている企業・現場】

  • 冷凍倉庫、粉塵が舞う製造工場、または可燃性物質を扱う化学プラント
    極低温での結露対策や、耐落下性能、国際基準の防爆性能(ATEX、IECExなど)が必須とされる過酷な産業現場。
  • 数百台〜数千台規模の端末を一括して長期的に管理したい中堅〜大手企業
    「Mobility Edge」プラットフォームにより、全てのデバイスで統一されたOSアップデートと設定の配布、セキュリティパッチの適用を効率化したいIT管理部門に最適。
  • フォークリフト移動やラック高所へのアプローチが多い大規模な物流センター
    手元から10m先までスムーズに焦点を合わせる超ロングレンジのスキャン性能を求めており、作業効率を高めたいピッキング現場。

【向いていない企業・現場】

  • 極めて小規模で、初期の導入予算が非常に限られている企業
    ハネウェルの端末は高度な産業用設計と長期保証がセットされているため、家庭用の安価なAndroidスマートフォンや簡易的なスキャナを組み合わせるだけで十分運用が回る小規模なオフィス・店舗にとっては、オーバースペックでありコスト高になる場合があります。
  • 自社システムがAndroid OSに対応しておらず、既存システムを一切変更できない企業
    ハネウェル モバイルコンピュータの主力機種はAndroid OSを採用しています。現行の基幹システムが旧来のWindows CEや独自仕様のレガシーOSで固まっており、移行に伴うアプリケーション改修やシステム連携のコストをかけられない場合は、移行先の要件を十分に検討する必要があります。

料金・プラン・導入方法

料金モデルは要問い合わせ(個別見積もり)です。

端末のモデル(CT30XP、CK65 CS、CT37、CT60NIなど)、購入台数、および必要となる周辺アクセサリ(複数台充電用クレードル、落下防止用ストラップ、ウェアラブル用ホルダー、有償保守サービスなど)の組み合わせによって料金が変動します。詳細な費用や導入計画については、日本ハネウェルまたは認定販売代理店への直接のお問い合わせが必要です。デモ機の無料貸し出しを実施している代理店もあります。

導入事例・実績

ハネウェル モバイルコンピュータの主な公開導入事例として、以下の企業の実績が報告されています。

  • コーナン商事株式会社
    店舗や物流を支える現場のシステム環境の最適化に向けて、互換性と継続性に優れたハネウェル製のAndroid搭載業務用端末(Honeywell Mobile)が採用され、ビジネスの加速と現場運用の改革に貢献しています。
  • 株式会社西部技研
    工場とオフィスにおける情報格差を解消し、社員の自律的な働き方を実現するDX(デジタルトランスフォーメーション)推進のプロセスにおいて、現場に配布する業務用デバイスとしてハネウェル社のモバイルコンピュータが導入され、高い運用効率化が図られています。

導入前に知っておきたいこと

ハネウェル モバイルコンピュータの導入を検討するにあたり、以下の課題や実務上の注意点に留意する必要があります。

  • 国内における修理・保守サポート窓口の確認
    ハネウェルは米国のグローバルメーカーであるため、直接の技術サポートや有償の修理・点検業務は、国内の認定サービスプロバイダー(株式会社イメージャーなど)や正規一次代理店が窓口となります。万一の故障時における代替機(デポ)の発送体制や修理にかかる日数などは、契約代理店によって対応範囲が異なる場合があるため、導入時の保守プラン選定で詳しく確認しておくことが推奨されます。
  • OSアップデート時の自社アプリ動作検証コスト
    最長4世代の長期OSアップデート保証(Mobility Edge™)は大きなメリットですが、これは自動的に全てのアプリが動作し続けることを意味するわけではありません。実際にAndroidのメジャーバージョンアップ(例:Android 14からAndroid 16への更新など)を実行する際には、自社で開発・利用しているWMSやWEB業務アプリが正常に動くかどうかの互換性テストを企業側で行う必要があります。

類似ツールとの違い・選び方

  • OSライフサイクルのロードマップ予測が容易
    一般的な業務用ハンディターミナルは、数年でOSのサポートが終了したり、同一の筐体でOSアップデートができなかったりすることが一般的です。これに対し、ハネウェルは独自のハードウェア・ソフトウェア共通基盤(Mobility Edge™)により、複数世代先までのアップデート計画があらかじめ公開されているため、長期のIT投資計画が非常に立てやすい特徴があります。
  • 業界をリードする遠近両用読み取り(Flex Range)
    他社のスキャナと比べ、約10cmの手元伝票から11m先の棚上段にあるバーコードまでを、同一のモジュールで素早く自動フォーカスして読み取れるFlex Range技術の性能が高く評価されています。高低差や距離が激しく変化する大規模倉庫における「一歩先の生産性向上」を目指す場合に、特に差別化ポイントとなります。
  • スタイリッシュかつ軽量な筐体と産業用堅牢性の両立
    コンシューマー用スマートフォンのような超薄型・軽量デザイン(CT30XPなど)を提供しながらも、2m以上の落下耐性や長寿命バッテリーを担保しており、「作業者の使いやすさ」と「長く壊れずに使えるタフさ」を高度なバランスで両立させたい際の第一候補となります。

よくある質問(FAQ)

作業の途中でバッテリー交換が必要になった場合、端末は再起動しなければなりませんか?
いいえ。CK65 CSやCT37などのホットスワップ対応モデルであれば、端末の電源を入れたまま(作業状態を維持したまま)安全にバッテリーを差し替えることができるため、業務の手を止める必要はありません。
Android端末はセキュリティ面で脆弱だと聞きますが、安全対策はされていますか?
ハネウェル モバイルコンピュータは、Googleのビジネス向け厳格な基準を満たした「Android Enterprise Recommended」認定を受けているほか、Google Play プロテクトによる不正アプリの検知・排除に加え、ハネウェル独自のセキュリティパッチを長期にわたって定期提供しているため、エンタープライズ用途でも極めて強固なセキュリティを維持できます。
マイナス30℃の冷凍倉庫で使うと、画面が曇ったり固まったりしませんか?
冷凍倉庫対応モデルの「CK65 CS」などは、画面や読み取り窓に結露や霜が付着するのを防止するヒーター内蔵のデフロスタ機能を備えているため、急激な温度変化による結露や凍結での視認性低下・動作不全を防ぐ設計となっています。
評価用の実機を借りて、実際の現場でスキャンテストをすることは可能ですか?
はい。多くの一次販売代理店において、導入検討中の企業様を対象とした「デモ機の無料貸し出しサービス」が用意されています。スキャン性能や自社のWMSシステムとの通信相性を本番さながらの現場環境で検証した上で導入が可能です。

参照・出典

他のハンディターミナルと比較する

ハネウェル モバイルコンピュータの特徴を含むハンディターミナル・業務用端末の12製品を、料金・機能・対象規模で比較できます。

ハンディターミナル比較12選