デンソーウェーブ BHTシリーズとは?高速スキャンと優れた耐久性で物流・製造現場を支えるハンディターミナルの魅力を解説

QRコードを開発した技術力を活かした、高速・高精度スキャンが特徴のハンディターミナル。Android対応の『BHT-M』シリーズなど、汚れや擦れに強い読み取り性能と優れた耐落下性能を誇る。

料金モデル
要問い合わせ
対象規模
規模問わず
対象業界
製造業 物流・倉庫業 小売・卸売業 食品・飲料

デンソーウェーブ BHTシリーズとは?

株式会社デンソーウェーブが提供する「デンソーウェーブ BHTシリーズ」は、QRコードの開発元としての技術力を基盤に、過酷な物流や製造、小売の現場におけるデータ収集作業の効率化と正確性向上を目的として開発された業務用ハンディターミナル・モバイルコンピュータです。特に、屋外や粉塵が舞う倉庫環境でも安定して稼働する優れた耐落下性能や防塵・防水設計(堅牢性)と、にじみや汚れ、ビニール越しなどの悪条件下でも瞬時にコードを読み取ることができる高精度なスキャン性能を備えているのが大きな特徴です。長年のモノづくりで培ったノウハウが凝縮されており、多様な業務に対応可能なAndroid OS搭載モデル「BHT-M」シリーズと、長期にわたり安定稼働をサポートする独自OS「BHT-OS」搭載モデル「BHT-S」シリーズをラインナップし、国内外の様々な現場課題を解決しています。

主な機能・特徴

デンソーウェーブ BHTシリーズには、作業効率を最大化し管理工数を低減するための様々な機能と仕様上の特徴が搭載されています。検索で確認できた具体的な主要機能は以下の通りです。

  • 独自設計の読み取りモジュールとデコードエンジン
    QRコードの生みの親としての画像認識技術を駆使し、かすれ、にじみ、汚れがある粗悪なコードや、梱包用ラップ越し、店舗の冷凍ケース内の陳列棚といった遮蔽物のある状態のコードでもストレスなく正確に読み取ることができます。接写性能が高く、最短35mmの至近距離でのスキャンにも対応しているため、狭い作業スペースでの運用にも適しています。
  • アプリ用とデコード用のダブルCPU構造(読み取り専用CPUの搭載)
    システム全体の制御を行うメインCPU(クアッドコアなど)とは別に、バーコードの読み取りデコード処理を専門に行う「デコード専用CPU」を独自に搭載しています。役割を物理的に分離することで、業務アプリケーションの動作負荷に左右されず、常に高速かつ安定した読み取りスピードを維持し、1秒間に約30枚といった連続スキャンを実現します。
  • 画面を見ながら作業できる「アングルスキャン」
    端末の読み取り窓部分に、実際の作業動線を考慮した傾斜角度を付けた独自の「アングルスキャン」設計を採用しています。作業者がコードをスキャンする際、手首を不自然に曲げる必要がなく、ディスプレイで読み取り結果や次の指示画面を常に視認しながら作業を継続できるため、長時間の立ち仕事やピッキング作業における身体的負荷を軽減します。
  • 過酷な環境に耐える強固な「堅牢設計」とAGC製「Dragontrail® PRO」の採用
    高剛性で軽量なマグネシウムフレームと、全方位からの衝撃を和らげるエラストマバンパーを採用することで、コンクリート上への最大3.0m(BHT-M60の場合)の耐落下性能を実現しています。また、ディスプレイには高い強度の化学強化ガラス「Dragontrail® PRO」を使用し、落下時の角からの衝撃に対して従来品の約2倍の強度を確保しており、保護等級IP65やIP67準拠の防塵・防水性能とあわせて、屋外や水回り、冷凍倉庫などのタフな現場でも故障リスクを抑制します。
  • 文字認識(OCR)機能の搭載
    バーコードやQRコードだけでなく、新採用のOCR(文字認識)エンジンによって、印字された賞味期限、消費期限、ロット番号、伝票番号などのフォント情報をカメラから高精度に認識できます。文字のかすれやドット印字、文字高さのバラつきにも追従できるため、これまで目視とキー入力で行っていた期限チェック業務を自動化し、ミスと入力手間の両方を削減します。
  • 一括管理システム「BHT DMS(Device Management System)」
    多数の端末を運用する企業向けに、稼働しているすべてのBHTシリーズをネットワーク経由で一元管理できるソフトウェアを提供しています。管理者は、遠隔地から各端末のOSアップデートや業務アプリケーションの配信、マスタデータの更新を一括で実行できるほか、バッテリの劣化度や最終接続日時、稼働ステータスをリアルタイムで監視可能です。また、指定外のエリアに持ち出された際の検知や、紛失時に遠隔で端末をロック・初期化するセキュリティ機能も備わっています。

こんな企業・現場に向いている/向いていない

デンソーウェーブ BHTシリーズの性能・仕様を踏まえ、導入効果が出やすい現場と、逆に導入時にミスマッチが懸念される現場の条件を整理します。

【向いている企業・現場】

  • 読み取り困難なバーコードが多く発生する現場
    屋外で風雨にさらされて汚れた物流ラベルや、倉庫内で擦れて印刷が掠れたバーコード、ビニール袋や緩衝材に包まれたままの製品をスキャンする頻度が高い倉庫や工場に向いています。高いデコード処理性能により、再スキャンや手入力による作業の停滞を防ぐことができます。
  • 落下や水漏れ、温度変化などのリスクが高い過酷な動作環境
    フォークリフト乗車中の落下、舗装されていない屋外での配送業務、チルド・冷凍庫内での作業など、一般的な携帯端末では故障しやすい物理的ストレスがかかる現場に向いています。3.0mの耐落下性能やIP67の防塵防水、耐環境性能が端末の長寿命化を支えます。
  • 全国の多拠点に数百台以上の端末を分散配置する大中規模企業
    「BHT DMS」を導入することで、各営業所や店舗に点在するハンディターミナルのアプリ管理やセキュリティ設定を、本社のITシステム部門から一括・遠隔で操作できます。現地に専門のシステム担当者を配置できない大規模運用の現場に最適です。

【向いていない企業・現場】

  • 短期的な初期導入コストのみを最小化したい小規模店舗・オフィス
    BHTシリーズは業務用の高耐久設計とスキャン専用CPUなどを搭載しているため、市販のスマートフォンや安価な簡易スキャナと比べると、端末1台あたりの導入費用が高額になります。スキャン頻度が非常に低く、壊れたら都度スマートフォンアプリなどで代用すればよいといった、初期コスト最優先の現場では過剰スペックとなる可能性があります。
  • OSの将来的なサポート終了に伴う移行作業を全く行いたくない企業
    Android搭載のBHT-Mシリーズなどを使用する場合、Android OSのバージョンアップデートに対応した業務アプリケーションの改修や、ベンダー側の販売・サポート終了スケジュールに応じた機材のリプレイス計画が必要となります。こうしたライフサイクル管理の運用・開発工数を全く割くことができない現場では、安定的に使い続けられる一方で、機能拡張性が限定される「BHT-S(独自BHT-OS搭載)」シリーズを慎重に選定するか、別途検討する必要があります。

料金・プラン・導入方法

デンソーウェーブ BHTシリーズの価格は、オープンプライスとなっており、公式サイト上での定価の公開はされていません。個別の導入規模や選択するオプション、ソフトウェアライセンスによって異なるため、原則として「要問い合わせ」となります。

なお、自動認識機器の販売代理店やECサイトでは、参考価格(実売価格)として、独自OS「BHT-OS」搭載のコンパクトモデル「BHT-S30」シリーズが約17万〜22万円、大画面モデル「BHT-S40」シリーズが約19万〜24万円程度で流通しているケースが確認できます。これらは本体のみの価格であり、充電器(クレードル)やACアダプタ、通信用ケーブル、接続する管理ソフトウェアなどの周辺機器・システム開発費が別途発生します。

見積もり時に確認すべきポイントは以下の通りです。

  • 周辺アクセサリ類の構成と個別費用:充電用のクレードル、予備バッテリ、ACアダプタ、ストラップなどが別売りとなっているケースが多く、端末本体の台数分だけこれらを揃えた場合の総合計金額を確認する必要があります。
  • 「安心の3年保証」の適用可否:BHTシリーズは通常1年の無償保証ですが、購入から1ヶ月以内にメーカーの会員サイト「QBdirect」へシリアル登録を行うことで、本体の保証期間を3年間に無償延長可能です。この延長手続きの手順や、購入予定のモデルが対象に含まれているかを事前に代理店に確認してください。
  • 管理システム(BHT DMS)のライセンス費用:一括管理を行うためのBHT DMSは、クラウド版やオンプレミス版などがあり、機能制限のあるライト版から標準版まで用意されています。これらのシステムを導入する際、初期費用や年間の保守ライセンス費用がどれだけ発生するかを精査する必要があります。

導入の流れ・期間

デンソーウェーブ BHTシリーズの一般的な導入プロセスは、以下のステップで進められます。具体的な導入期間は、システム開発の規模や連携検証の有無、台数により異なるため個別問い合わせとなります。

  1. 問い合わせ・ヒアリング
    デンソーウェーブ公式ウェブサイト、または正規の一次代理店・販売店から問い合わせを行います。現状の現場課題(ピッキングミスの防止、棚卸の高速化など)や、現在利用しているWMS(倉庫管理システム)などの基幹システムの仕様、希望台数を伝えます。
  2. デモ機の選定・評価貸出(トライアル)
    検討中の機種(AndroidのBHT-Mシリーズや独自OSのBHT-Sシリーズなど)の実機を評価用デモ機として借用できます。実際の作業現場に持ち込み、現場の照明、冷凍庫などの極端な環境下でバーコードが問題なくスキャンできるか、Wi-Fiの電波状況は安定しているか、片手での持ちやすさはどうかを作業者が実際に操作して評価します。
  3. システム連携テスト・アプリ開発
    デモ機を使用し、現在使用しているWMS、在庫管理ソフト、またはスクラッチ開発したシステムとBHTが通信し、データをリアルタイムに送受信できるかを検証します。必要に応じて、SDK(開発キット)や簡易アプリ構築ツール「BHT Booster」を用いて専用の入力画面や機能を実装します。
  4. お見積もり・正式契約
    端末本体、充電器などのオプション品、アプリケーションライセンス、キッティング作業代行(初期設定)などを含めた最終的な見積もりが販売代理店から提示され、合意のうえ発注・契約となります。
  5. キッティング(初期設定)と配備
    納品前にネットワーク設定や業務アプリのインストールを済ませ(代理店による代行も可能)、現場に配備します。「BHT DMS」を適用する場合は、管理サーバーへの端末登録もこの段階で実施します。
  6. 「安心の3年保証」のユーザー登録
    製品がお手元に届いてから1ヶ月以内に、デンソーウェーブが提供する「QBdirect」サイトへアクセスし、シリアルナンバーを登録して3年間メーカー保証の適用を受けられるようにします。登録を行わない場合、保証期間は1年間となります。
  7. 稼働開始
    現場スタッフへの操作説明を行い、実業務での運用をスタートさせます。

連携できるシステム・機器

デンソーウェーブ BHTシリーズは、各種の倉庫管理システム(WMS)や業務支援アプリケーション、外部システム開発ツールと接続して運用することが可能です。検索で連携実績や対応が確認できたシステム・ソフトウェアは以下の通りです。

  • AtomWMS(株式会社アトムシステム)
    クラウド型倉庫管理ソリューション「AtomWMS」において、デンソーウェーブ製のハンディターミナルが対応機器として公式にラインナップされています。シンクライアント方式を採用しており、現場でのスムーズなピッキング指示や検品情報のやり取りが可能です。
  • クラウド在庫管理システムzaico(株式会社ZAICO)
    スマートフォンのカメラを用いた在庫管理に加え、BHT-1700シリーズなどのデンソーウェーブ製ハンディターミナルを接続・活用することで、医療品分野などで広く使われているGS1バーコードの高度な読み取り機能やロット・期限管理との連携に対応しています。
  • XC-Gate(株式会社テクノツリー)
    製造現場や倉庫のペーパーレス化を推進する電子帳票アプリ「XC-Gate」とAndroidハンディ「BHT-M80」が公式に連携可能です。BHT-M80の5.0インチ大画面に帳票入力用のExcel画面を最適化して表示し、スキャンしたデータがそのまま帳票の該当項目に自動入力される仕組みを構築できます。
  • Convi.BASE(株式会社ネットレックス)
    クラウド型の資産管理・物品管理システム「Convi.BASE(コンビベース)」の周辺機器連携において、「DENSO WAVE社製 BHTシリーズ」を選択し、棚卸しデータの送信や同期を簡単に行える設定が用意されています。
  • PLC(プログラマブルロジックコントローラ)直接通信システム
    製造業の自動化ラインにおいて、三菱電機(Qシリーズ)やオムロン(CJシリーズ)などのPLCと、BHT-1300/1400シリーズなどの無線ハンディターミナルを直接通信させる仕組みが構築可能です。ホスト用の仲介パソコンを不要にし、ダイレクトにライン機器とデータ送受信が行えます。
  • 開発支援ツール・SDKの提供
    Androidアプリ開発用の「Software Development Kit for Android(SDK)」や、Windows PCと端末間でのファイル送受信を行う「BHTLink」、プログラムの知識が少なくても簡易に業務アプリを作成・変更できる「BHT Booster」などのツールが同社より公開されています。

導入事例・実績

デンソーウェーブ BHTシリーズ(および同社の自動認識端末・スキャナ)は、その信頼性と性能を評価され、多くの著名な企業・自治体に導入されています。公式に確認できる具体的な導入事例と導入効果は以下の通りです。

  • 間口グループ 様(物流・倉庫業)
    物流のインフラを担う間口グループでは、入出荷検品のスピード向上とミス防止を目的に、デンソーウェーブ製の高出力RFIDハンディスキャナ(SP1)およびBHTシリーズを導入しました。自社システムと密接に連携した自動検品体制を構築したことで、宅配業務や流通加工の現場における作業員の検品負担を大幅に削減し、生産性の向上と誤出荷の抑制を実現しています。
  • 株式会社シップス 様(小売・アパレル)
    全国にアパレル店舗を展開するシップスでは、従来のバーコードをベースにした個別スキャン運用から、デンソーウェーブ製のUHF帯RFタグ対応高出力ハンディターミナルを用いた一括読み取りシステムへ移行しました。これにより、店舗での「棚卸作業時間」を従来の10分の1以下へと圧倒的に短縮させることに成功し、接客をはじめとする店舗のコア業務にスタッフが集中できる環境づくりに貢献しています。
  • グリコチャネルクリエイト株式会社 様(食品・飲料)
    オフィスグリコなどの無人販売サービスを展開する同社では、サービススタッフが携行する端末としてAndroid搭載BHTシリーズを採用しました。現場ニーズに沿ったアプリ開発を二人三脚で進めたことで、各拠点から販売データをリアルタイムで送信・管理できるようになり、サービススタッフの現地での作業効率が向上しました。
  • デンソーウェーブ 自社電子機器製造工場(製造業)
    デンソーウェーブの自社工場において、ペーパーレスによる業務改善を目的に「BHT-M80」と電子帳票ソフト「XC-Gate」を組み合わせて導入しました。従来の紙媒体の帳票から完全に移行したことにより、紙からシステムへの転記時に発生していた作業工数やミス(「ムダ」と「ミス」)が排除され、製造工程全体の作業信頼性を大きく引き上げました。

導入前に知っておきたいこと

デンソーウェーブ BHTシリーズの導入を検討するにあたり、自社の現場とのミスマッチを避けるためにあらかじめ留意しておくべき事実や報告されている課題があります。

  • BHT-M80/M70/M60シリーズの販売終了(2027年3月予定)
    2025年10月に、デンソーウェーブより取引先や代理店等に対し、「BHT-M80/M70/M60シリーズ 販売終了のご案内」が公式に通知されています。これは残置部品の発生・確保の都合に伴い、供給数量に限りがあるためです。主要モデルであるBHT-M80などの販売終了日は2027年3月31日と定められています。これからAndroid搭載モデルの新規導入・多店舗展開を進めようとしている企業は、将来的な増台時の在庫確保や代替機のロードマップ、修理・サポートの対応期間について、必ず事前に販売元へ確認を行ってください。
  • OS(AndroidとBHT-OS)によるバッテリー消費の差異
    多機能でアプリ拡張性に優れたAndroid搭載のBHT-Mシリーズですが、OSそのもののバックグラウンド処理が多くなるため、業務特化型でシンプルな独自OS「BHT-OS」搭載モデル(BHT-Sシリーズ等)と比べると、一回の充電に対する連続動作時間が短くなる傾向があります。1シフト(8時間〜)で休みなくスキャンし続ける現場などでは、標準バッテリーだけでは持たない場合があるため、大容量バッテリーオプションを選択するか、予備バッテリーを常時充電台に配備しておく運用面での備えが必要です。
  • フルタッチ画面モデルにおける「ブラインド入力」の難しさ
    5.0インチ大画面を搭載した「BHT-M80」などは、スマートフォンのような操作感で地図やマニュアルを見やすいというメリットがある一方、物理的なキーパッドがありません。現場作業者が「画面を見ずに、指先の感覚(ブラインドタッチ)だけで数値を連打して入力する」といった運用を希望する場合、タッチパネル上では入力ミスが多発し、作業効率が低下する可能性があります。そのようなスピーディな入力が求められるピッキングや棚卸の現場では、4.0インチ画面に物理キーが付いた「BHT-M70」や「BHT-M60」、あるいは「BHT-Sシリーズ」といった物理キー付きモデルを優先して選択するべきです。

類似ツールとの比較

デンソーウェーブ BHTシリーズと、LogiShiftサイト内に紹介記事が存在する他の代表的な業務用端末を比較します。

ツール名 特徴 料金 向いている企業
デンソーウェーブ BHTシリーズ QRコード開発元の高いスキャン精度、読み取り専用CPU、ダブルOS展開、BHT DMSによる集中管理 要問い合わせ(オープン価格) にじみ・汚れコードの読み取り品質、堅牢性、複数拠点の一括遠隔管理を重視する企業
キーエンス ハンディターミナル BT/DXシリーズ 業界トップクラスのスキャン処理速度、タフな高耐久性、強力なサポート、フルタッチ「DX」とキー付き「BT」を展開 要問い合わせ(オープン価格) 圧倒的な読み取りスピードと現場での強固な耐久性、導入後の手厚いサポート対応を求める企業
カシオ計算機 DTシリーズ 人間工学に基づく「握りやすさ」を追求した本体グリップ、過酷な温度下での動作性、長時間稼働バッテリー 要問い合わせ(オープン価格) 作業員の持ちやすさによる疲労軽減、屋外や厳しい温度変化(冷凍庫内など)での長時間稼働が必要な現場
サイファーラボ モバイルコンピュータ 大画面からテンキー型まで対応する優れたコストパフォーマンス。独自の「Pic'n Fill OCR」による賞味期限の高速認識 要問い合わせ(オープン価格) 導入予算を抑えつつ、賞味期限やロット番号などの印字文字の現場読み取り(OCR)を実用化したい企業

デンソーウェーブ BHTシリーズを選ぶべき基準

品質管理や物流業務における「コード読み取りミス・手戻りの完全な撲滅」を最優先とし、さらに「QRコード開発元としてのブランド信頼性」や「国内工場によるサポート基盤」を強く求めるのであれば、デンソーウェーブ BHTシリーズが最も有力な候補になります。特に汚れや掠れ、光の反射による読み取り不良で現場の作業が停止しがちな課題を抱えている場合、ダブルCPUによるスキャン処理は大きな威力を発揮します。

また、全国の複数店舗や分散された大規模倉庫などで、現地に常駐のIT担当者がおらず、「本社のシステム部門が遠隔ですべてのハンディの設定やセキュリティ状態、アプリ更新を一元管理したい」という要件があるなら、管理ソフト「BHT DMS」の管理・制御機能が強力な判断基準となります。ただし、前述の通り主要なAndroidモデル(BHT-Mシリーズ)の2027年3月の販売終了スケジュールには細心の注意が必要なため、その点を含めて自社の機材調達ロードマップと擦り合わせる必要があります。

一方、よりスキャン速度の極限や頑健性を追求し、キーエンス製品で社内統一を図りたい場合は「キーエンス BT/DX」、女性スタッフなどが多く「軽量さ・握りやすさ・落としにくさ」による負荷軽減や冷凍庫内の連続使用を主軸とする場合は「カシオ計算機 DT」、導入台数が非常に多く、機能要件を満たしながら1台あたりの機材コストを最小限に抑えたい場合は「サイファーラボ」など、各ツールの強みと現場要件に合わせた比較検討をお勧めします。

よくある質問(FAQ)

デンソーウェーブ BHTシリーズには、どのようなOSを搭載したモデルがありますか?
汎用性が高くAndroid OSに対応した「BHT-M」シリーズ(BHT-M80, BHT-M70, BHT-M60など)と、長期のサポート提供とシンプルな構造で安定稼働を実現する独自OS「BHT-OS」を搭載した「BHT-S」シリーズ(BHT-S30, BHT-S40など)が提供されています。ただし、BHT-Mシリーズ(Android搭載)については一部に販売終了予定のアナウンスが出ているため、現時点での取り扱い状況は事前に問い合わせが必要です。
購入前に実機を試すことは可能ですか?デモ機の貸し出しはありますか?
はい、可能です。公式サイトの問い合わせフォームや、会員向けのポータルサイト「QBdirect」、または正規販売代理店を経由することで、デモ機の評価貸し出しを依頼できます。実際の現場環境でスキャン性能やグリップ感を検証してから購入を判断することができます。
万が一故障した場合、修理期間中の代替機提供やサポート体制はどうなっていますか?
修理サービスはセンドバック方式(故障品を送り、修理後に返送される方式)が基本となります。修理を依頼する場合は、お買い上げになった販売店(代理店)が窓口となり、代替機の有無や貸出費用などのサービス内容についても各販売店のプランにより異なるため、見積もり時に必ず確認をしてください。
メーカーの保証期間はどれくらいですか?延長する方法はありますか?
通常のメーカー無償保証期間は1年間です。ただし、購入から1ヶ月以内にデンソーウェーブの会員サイト「QBdirect」より登録手続き(事前申し込み)を行うことで、対象のBHTシリーズ本体に限り保証期間を3年間に無償で延長することができます(※充電器やケーブル、バッテリーなどの周辺機器・消耗品は対象外です)。
既存の社内システム(WMSなど)やスマホアプリと連携して動作させることはできますか?
連携可能です。「BHT-M」シリーズはAndroid OSを搭載しているため、一般的なAndroidアプリの活用や、同社提供のSDKを用いた専用アプリの開発、またWebブラウザ経由でのWMS連携に対応しています。また、「BHT-S」シリーズ(独自OS)でも、画面レイアウトを崩さずに従来アプリを移植できる互換モードなどが用意されています。
契約期間や最低購入台数、解約などのルールはありますか?
クラウドSaaS製品とは異なり「ハードウェアの買取形式」が基本となるため、継続的な端末料金の契約期間や中途解約といった縛りは本体購入そのものには発生しません。ただし、一括管理用の「BHT DMS Cloud」など、月額または年額ライセンスのソフトウェアを利用する場合は、個別の契約期間・最低契約要件が設けられている場合があるため、詳細は見積もり時に確認が必要です。

参照・出典

他のハンディターミナルと比較する

デンソーウェーブ BHTシリーズの特徴を含むハンディターミナル・業務用端末の12製品を、料金・機能・対象規模で比較できます。

ハンディターミナル比較12選