ロジザードZEROとは?
「ロジザードZERO」は、ロジザード株式会社が提供するクラウド型のWMS(倉庫管理システム)です。国内外1,800以上の物流現場で稼働し、クラウドWMS導入拠点数でトップシェアの実績を誇ります。アパレル向けのBtoB(卸)物流のシステムとしてスタートした経緯があり、現在ではBtoB出荷とBtoC(EC・通販)物流の両方に標準で対応しています。誤出荷の削減やリアルタイムの在庫把握といった物流現場の課題を解決し、標準機能を活かしたスピーディーな導入と、独自の運用に合わせたアドオン開発の柔軟性を兼ね備えています。
主な機能・特徴
- 入出庫・在庫のリアルタイム管理とフリーロケーション
ハンディターミナルを用いたバーコード検品により、誤出荷を防止します。保管スペースを有効活用し、作業の標準化につながるフリーロケーション管理も実現できます。 - BtoB・BtoCの両物流への標準対応
アパレル店舗配送からEC物流まで幅広い業態に対応し、卸とECの在庫を分けて管理するなど、1つのシステムで柔軟な運用が可能です。 - 周辺システム・マテハン・物流ロボットとの自動連携
カートシステムや「ネクストエンジン」などの受注管理・一元管理システムと自動連携が可能。さらにAGV・AMRといった物流ロボットや自動梱包機などのマテハン機器との連携実績も豊富です。 - 多言語対応による海外拠点での利用
日本語だけでなく、英語・中国語・タイ語・ベトナム語に対応。中国や東南アジアを中心とした海外の物流現場でも多数の導入実績があります。 - 最短1か月でのスピーディーな導入と自動アップデート
約7割の企業がノンカスタマイズで導入しており、最短1ヶ月での稼働が可能。クラウド型のため定期的なバージョンアップにより常に最新機能が利用できます。 - 365日対応の安心サポート体制
導入前後の専任チームによるサポートが手厚く、現場のトラブルや運用相談に対して365日電話やメールでの対応を行っています。
こんな企業・現場に向いている/向いていない
【向いている企業・現場】
アパレルや化粧品など、SKU数が多く在庫管理の難易度が高い商材を扱う企業に非常に適しています。BtoB(店舗への卸)とBtoC(EC・通販)の両方の物流を1つのシステムで一括管理したい企業や、将来的に自動梱包機・物流ロボットなどのマテハン機器との連携を見据えて物流DXを進めたい現場にも向いています。また、365日の電話サポートがあるため、システムに不慣れな現場スタッフが多く、手厚い伴走支援を求める担当者にもおすすめです。
【向いていない企業・現場】
導入には一定の初期費用と月額費用(数万円〜)が発生するため、出荷件数が極めて少なく、システムに全く予算をかけられない超小規模な現場にはコスト過多となりミスマッチになりやすいです。また、自社独自の非常に特殊な業務フローが固定化されており、WMSの標準機能に合わせて業務を標準化できない現場の場合、多大なカスタマイズ開発費用と期間がかかる傾向があるため、別の簡易ツールやフルスクラッチ開発を検討した方がよいケースがあります。
料金・プラン・導入方法
日本倉庫協会の公開情報によれば、基本的な料金体系の目安は以下の通りです。
- イニシャル(導入費用):705,000円~
- ランニング(月額利用料):60,000円~
- ハンディターミナルレンタル・利用料(月額):12,200円~
※出荷件数やオプション、ご契約者様の条件により料金プランは変動します。詳細な見積もりや最新の料金体系については、公式サイトからの要問い合わせとなります。
導入事例・実績
- 司企業株式会社
流通業向けに物流サービスを提供する同社では、製紙会社向けの新たな物流拠点(富士営業所)へ約2か月でロジザードZEROを導入。属人化しがちな倉庫業務の標準化と効率化を実現し、運用開始以降トラブルのない体制を構築しました。 - 宮崎県の化粧品会社
ロジザードZEROと基幹システムの自動連携を実施したことで、在庫調整にかかる作業時間を約8割削減し、大幅な業務効率化を実現しました。 - 株式会社カネコ
荷主様の物流業務をトータルサポートする上で導入。在庫の見える化や出荷業務の標準化が進み、1日の出荷可能数を大幅に増やすことに成功しています。
導入前に知っておきたいこと
実際のユーザーや導入企業から報告されている課題や改善要望として、以下の点が挙げられています。
- カスタマイズの柔軟性とコストのトレードオフ
「標準の帳票出力機能はあるが、自社だけの特殊なカスタマイズをしたいとなった場合に新規カスタマイズ扱いとなる傾向があり、もう少し標準で汎用性を高くしてほしい」といった要望が寄せられています。 - 細かい条件でのソート・伝票発行
現場の運用によっては「伝票発行の際に特定の細かい条件でソートをかけたい」という要望が出るケースがあり、どこまで標準機能で対応できるか事前の要件定義が重要です。 - EC専用システムという誤解
クラウドWMSの中でいち早くEC物流に対応したため、「EC向けのWMS」と誤解される課題があります。実際はBtoB(卸)向け機能も充実していますが、自社がBtoBメインの場合、機能要件を満たしているかデモ等でしっかり確認することが推奨されます。
類似ツールとの違い・選び方
ロジザードZEROは、クラウドWMS市場において導入稼働数でトップシェアの部類に入ります。他のクラウド型WMSと比較した際の最大の違いは、「365日対応の電話・メールサポート」と「周辺システム・ロボット連携の豊富さ」です。
システムだけを提供して終わるのではなく、1社1社に丁寧な導入支援を行う“サービス会社”としての姿勢が評価されています。コスト面だけで比較するのではなく、「現場のスタッフが安心して使える手厚いサポート体制があるか」「将来的な事業拡大や自動化(マテハン機器連携など)に耐えうるか」を重視する企業にとって、有力な選択肢となります。
よくある質問(FAQ)
- すでに購入済みのハンディターミナルをそのまま使うことはできますか?
- ロジザードZEROに対応している機種であれば、動作確認を行ったうえで継続して利用することが可能です。
- 導入までの期間はどれくらいかかりますか?
- パッケージの標準機能を活用し、既に標準連携している受注管理システム等をご利用の場合は、最短1か月での導入が可能です。
- 海外の自社倉庫でも利用できますか?
- はい、利用可能です。日本語のほか、英語・中国語・タイ語・ベトナム語に対応しており、中国や東南アジアなどで多数の稼働実績があります。