楽々ProcurementIIとは?調達・発注最適化を実現する購買管理システムの特徴を徹底解説

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購入依頼から見積、発注、検収までの購買業務全般をカバーする本格的な購買管理システムです。多様な購買品目・発注形態に対応し、社内のワークフローシステム化とサプライヤーとのWeb-EDI接続によりペーパーレス化を推進します。

料金モデル
SaaS(月額)
対象規模
中堅〜大手向け
対象業界
製造業 医薬品・医療 物流・倉庫業

楽々ProcurementIIとは?

楽々ProcurementIIは、住友電工情報システム株式会社が提供する中堅・大手企業向けの本格的な購買管理システムです。購入依頼から見積、発注、入荷、検収までの購買業務全般をカバーし、調達プロセスの標準化と実績の可視化を実現します。社内の複雑なワークフローのシステム化や、サプライヤーとのWeb-EDI接続によるペーパーレス化を推進し、購買業務の効率化、内部統制の強化、および調達コストの最適化といった企業の課題を解決します。

主な機能・特徴

  • 購買業務全般のカバーと電子承認ワークフロー:購入依頼から検収まで一貫してシステム上で処理できます。多段・並列承認や代理承認など、日本の商習慣に合わせた独立した電子承認ワークフローを柔軟に構築可能です。
  • カタログ品自動発注とパンチアウト連携:外部のカタログサイトと連携し、商品を選択してそのままシステム上で承認・発注処理を行うことができます。
  • 仕入先とのWeb-EDI・自動FAX連携:サプライヤーとWeb上で電子取引を行う機能や、インターネットFAXを通じて見積依頼や注文書を自動送信する機能を搭載しており、取引先のIT環境を問わず効率化が図れます。
  • 他システムとの自動連携:30種類以上の標準インターフェースを備え、既存の会計システムやERP、人事・生産管理システムなどとのデータ連携がスムーズに行えます。
  • バーコード入荷検収機能:納品書に記載されたQRコードを読み取るだけで、キーボード入力なしに入荷情報を即座に登録できます。
  • 集中購買と分散購買のハイブリッド対応:各部署が個別に行う「分散購買」の柔軟性と、全社的な「集中購買」による価格統制のメリットを両立する機能を備えています。
  • 法令・制度への対応:電子帳簿保存法やインボイス制度、下請法に対応した機能により、コンプライアンスを遵守した購買活動を実現します。

こんな企業・現場に向いている/向いていない

【向いている企業・現場】

中堅から大手企業で、製造業、医薬品・医療、物流・倉庫業、化学など、多種多様な品目を取り扱う企業に最適です。特に、本社主導の「集中購買」と各拠点・部門が個別に行う「分散購買」が混在している現場において、業務プロセスを標準化しつつ内部統制を強化したい調達担当者に向いています。また、既存の基幹システム(ERPなど)との連携を前提に、全社規模でのペーパーレス化を推進したい企業にも適しています。

【向いていない企業・現場】

購買担当者が少数で、取引先や発注品目が限定的な小規模企業には、300以上の標準機能が搭載されているためオーバースペックとなる可能性があります。また、システム運用に関する専任担当者がおらず、現場が長年Excelなどの手作業に強く慣れ親しんでいる環境では、入力画面や検索操作に戸惑い、定着に時間がかかるケースがあります。複雑な承認フローを必要とせず、簡易的な発注機能のみを求める場合は、より安価でシンプルな受発注ツールの検討をおすすめします。

料金・プラン・導入方法

楽々ProcurementIIの料金プランは、発注件数やシステムの構成などによって変動するライセンスモデルを採用しているため、公式には「要問い合わせ(個別見積り)」となっています。

導入形態については、自社インフラに構築する「オンプレミス版」と、設備保有や保守メンテナンスが不要な「クラウド版」のいずれかを選択可能です。また、基本機能に特化することで低価格かつ短期間での導入を可能にする「楽々ProcurementII LE (Limited Edition)」という導入モデルも用意されています。

導入事例・実績

  • 三井化学株式会社:購買管理システムとして導入し、利用者の満足度向上と調達業務の効率化を実現。
  • 住友ベークライトグループ(住ベ情報システム株式会社):50を超える全領域の購買システムを「楽々ProcurementII」で再構築して統合。パンチアウト機能やWeb-EDI機能の活用により、プロセスの標準化・実績の可視化と業務効率化に成功しました。
  • 株式会社タマディック:クラウド版を導入し、購買業務の標準化と全社的な内部統制の強化を実現しました。

導入前に知っておきたいこと

ユーザーや導入企業から寄せられている口コミ・レビューでは、以下の点に留意する必要があると報告されています。

  • Excel管理からの移行に対する操作感のギャップ:これまでExcel等の表計算ソフトで購買管理を行っていた現場のユーザーからは、「システムの検索画面や入力のしやすさにおいて、使い慣れたExcelの方が圧倒的に楽だと感じてしまう」といった声があがっています。多機能なシステムであるため、直感的に操作できるようになるまでは一定の社内教育が必要です。
  • マスタ登録作業の改善要望:単価契約品などの商品登録に関して、「マスタ化の要否を選択し、半自動的に登録できるような仕組みがあればさらに便利になる」といった、日常的な運用工数の削減を求める改善要望が見受けられます。

サポート体制の充実度や、システム導入による確実な業務効率化への評価は高いものの、現場のITリテラシーに応じた操作マニュアルの整備や、移行前の運用テストを十分に行うことが重要です。

類似ツールとの違い・選び方

同規模向けの他社SaaS購買管理システムとの最も大きな違いは、「日本の商習慣に対する柔軟な適応力」と「集中購買・分散購買のハイブリッド運用に強い点」です。
海外製のツールやシンプルな調達システムでは対応しきれない「多段承認」や「決裁者不在時の代理承認」といった複雑なワークフローを標準機能で構築できるため、現状の業務ルールを大きく変更せずにシステム化できるのが強みです。また、仕入先がWeb環境に対応していない場合でも「自動FAX連携」が活用できるなど、サプライヤー側のIT環境を問わずスムーズにペーパーレス化を進められる点も選定時の重要な比較ポイントとなります。

よくある質問(FAQ)

どのような業種での導入実績がありますか?
製造業をはじめ、医薬品・医療、物流・倉庫、化学、繊維、食品、建設、機械、大学など、幅広い業界で500社以上の導入実績があります。
既存の会計システムやERPと連携できますか?
可能です。30種類以上の標準インターフェースを備えており、会計システムやERP、人事・生産管理システムなどとの自動データ連携が容易に行えます。
電子帳簿保存法やインボイス制度に対応していますか?
対応しています。日本の最新法令や制度に合わせた機能強化を継続的に行っており、適格請求書の要件確認や電子データの保存等に準拠した運用が可能です。
システムの利用環境としてクラウドとオンプレミスのどちらが選べますか?
自社のセキュリティポリシーやインフラ環境に合わせて、設備保有が不要な「クラウド版」と、自社環境に構築する「オンプレミス版」のいずれかを選択することが可能です。

参照・出典