Loogiaとは?ラストワンマイル配送ルートを高精度に自動最適化する機能・特徴を徹底解説

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ラストワンマイル特化型の配送ルート最適化サービスです。GPSデータを用いた機械学習により、ドライバーのスキル差や道路の右左折のしやすさまで考慮した高精度なルートを自動計算します。

公式サイト
https://loogia.jp/
料金モデル
SaaS(月額)
対象規模
規模問わず
対象業界
物流・倉庫業 EC・通販 食品・飲料

ロジシフト編集部による最新動向サマリ

  • 宅配業者や生協の配送現場において、1台あたりの配送件数を1.2倍に引き上げ、残業時間を大幅に削減した実績が報告されています。
  • 株式会社オプティマインドと株式会社コウェルが、既存システムへのLoogiaのアルゴリズム実装を支援する共同提案体制(GTMアライアンス)を構築しました。
  • 実際の走行GPSログから時間帯別の実効速度や右折の所要時間、特定車格での進入困難な路地といった現場の暗黙知を学習し、ルートへ反映する運用が行われています。

(ロジシフト掲載4記事をもとに自動生成・2026年8月17日更新)

Loogiaとは?

Loogia(ルージア)は、ラストワンマイル配送における配車業務の属人化や配送ルートの非効率を解消したい運送会社・自社配送企業向けの自動配車・ルート最適化クラウドサービスです。名古屋大学発のスタートアップである株式会社オプティマインドが独自開発したアルゴリズムと数億件規模の実走行GPSデータを活用し、左付けやUターン禁止などの道路制約、荷量、時間指定、ドライバーのスキル差まで考慮した実用的な配送計画を短時間で自動算出します。経験豊富な配車係の勘やドライバーの土地勘に依存していた計画作成を標準化し、車両稼働の効率化と現場の労働環境改善を両立させます。

主な機能

高度な自動配車・ルート最適化機能

  • 組合せ最適化アルゴリズムによる配車自動作成
    日々の配送先情報(住所・荷量・時間帯指定など)を取り込むことで、アルゴリズムが「どの車両がどの順番で回るか」を短時間で自動計算します。配車担当者が地図と睨み合いながら数時間かけていたルート組み作業をわずかな操作で完了できるようになり、配車計画にかかる工数を劇的に圧縮します。
  • 実走行GPSデータを活用した走行時間・経路予測
    蓄積された過去の走行実績データや交通規制データをAIが学習し、時間帯別の渋滞状況や交差点の曲がりやすさなどを反映した現実的な所要時間を算出します。机上の最短距離ではなく「現場のドライバーが実際に走れる」計画を作成できるため、予期せぬ配送遅延の発生を抑制します。
  • 費用軸を考慮した配車・ルート選定
    距離や時間の最小化だけでなく、自社便・傭車・路線便の費用差や高速道路利用料金、車格別のコストを横断的に考慮して総コストが最小となるルートや便種を提案します。配車担当者が感覚で行っていた外注判断や高速利用の可否に明確な費用根拠が与えられ、物流費用の最適化につながります。

現場制約・業務要件への対応機能

  • 40項目以上に及ぶ現場制約条件の設定
    車両の積載重量や容積、Uターン禁止、左付け(道路の左側停車)、時間指定枠、ドライバーのスキルレベルなど、現場特有の細かな制約を標準機能で組み込めます。複雑な配送条件を事前にシステムへ登録しておくことで、新人配車担当者でもベテランと同等精度の破綻しないルートを組むことが可能になります。
  • ドライバー・コース間の業務負荷均等化
    配送効率の最大化を追求しつつ、特定のドライバーに拘束時間や配送件数が偏らないよう、稼働負荷を自動で均等配分します。ドライバー間の不公平感を解消し、2024年問題に伴う労働時間の上限規制を遵守した無理のない労務管理体制を整備できます。
  • 配車結果の手動修正・ルート調整UI
    自動計算された配車結果を管理画面上で直感的に確認し、ドラッグ&ドロップ操作でルートの入れ替えや配送順の手動変更が簡単に行えます。現場の突発的な事情や急な追加案件があっても、システムの提案を活かしながら柔軟に微調整できます。

運行管理・ドライバー連携機能

  • ドライバー専用スマートフォンアプリ連携
    確定した配車計画は即座にドライバーのスマートフォンアプリに共有され、当日の配送順一覧やルート案内が確認できます。紙の運行指示書を配布する手間がなくなり、土地勘のないドライバーでも迷わずに目的地へ向かうことができます。
  • リアルタイム動態管理・進捗可視化
    ドライバーアプリのGPSと連動し、各車両の現在地や納品・作業の完了ステータスを管理画面の地図上でリアルタイムに把握できます。荷主や顧客からの配送状況の問い合わせに対しても、ドライバーへ電話確認することなく即座に回答できます。
  • 住宅地図情報の表示オプション
    ドライバー向けアプリ上に住宅地図を表示し、建物の形状や居住者名を確認できるオプション機能を提供しています。個人宅向け宅配や狭小住宅地での配送において、停車場所の探索や誤配送を防ぎ、ラストワンマイルの配達効率を高めます。

こんな企業・現場に向いている/向いていない

向いている企業・現場

ラストワンマイル配送の件数が多く、配車業務の属人化やドライバー不足に悩む企業

  • 配車担当者の勘と経験に頼り切っており、業務の引き継ぎや標準化ができない
    Loogiaは左付け指定や時間指定、積載制限など40項目以上の現場制約をシステム上で網羅して自動計算するため、経験の浅い担当者でもベテラン並みの配車計画を数分で作成できるようになり、配車係の残業時間削減と業務標準化を実現します。
  • 新人ドライバーの即戦力化が進まず、土地勘のないエリアで配送遅延が発生している
    実走行データをもとにした高精度なルートとドライバー専用アプリ(ナビ連携・住宅地図オプション等)を提供することで、土地勘のない新人ドライバーでも迷わず効率的に巡回でき、定着率向上と戦力化のスピードアップにつながります。
  • ドライバーごとの走行距離や拘束時間に偏りがあり、労務管理上のリスクを抱えている
    負荷均等化機能により、件数や拘束時間が特定の人員に集中しない計画を自動立案できるため、2024年問題への法令遵守とドライバーの労働環境改善を両立できます。

日々の配送先・物流量が変動し、車両台数や走行距離の削減を目指す企業

  • 日によって納品先や物流量が変わり、固定ルートでは積載率や車両稼働にムダが生じている
    当日の注文データをCSVやAPI経由で取り込むだけで最適な車両割り当てと巡回順を即時算出するため、必要最小限の車両台数で配送を完了でき、外注傭車費や燃料代の削減に直結します。
  • 複数拠点間での配送エリアの重複や狭間エリアの担当分けが最適化されていない
    拠点間をまたぐシミュレーションを実行することで、どの配送先をどの拠点から届けるのが最も効率的かを可視化でき、拠点全体の総走行距離やCO2排出量の削減(事例では14%削減など)を達成できます。

向いていない企業・現場

長距離幹線輸送や固定ルートの定期運行のみを行っており、日々ルートが変わらない現場

  • 毎日決まった時間に決まったルートを往復するだけで、配車計画の組み替えが発生しない
    Loogiaの最大の強みは複雑な制約と多数の配送先を組み合わせる変動配車の最適化にあります。ルートが完全に固定されている運行や単純な中長距離拠点間ピストン輸送では、動的なルート再編アルゴリズムの恩恵を十分に得られないため、固定ダイヤ管理に特化した運行管理システム等を検討する方が適しています。
  • 数台規模の小規模配送で、費用対効果の観点から毎月のシステムコストを極小に抑えたい
    Loogiaは高度な最適化エンジンと専任サポートを伴うエンタープライズ対応のSaaSであるため、配送先が少なく簡易的な無料カーナビアプリや安価な動態管理単機能ツールで現場が回っている小規模環境では、投資対効果が見合いにくい場合があります。

類似ツールとの比較

ツール名 特徴 料金 向いている企業
Loogia 実走行GPSデータと機械学習を組み合わせたラストワンマイル特化型。40以上の制約条件や負荷均等化、費用軸配車に対応。 要問い合わせ(初期費用+月額課金・車両規模等に応じた個別見積) 宅配、生協、食品・飲料配送など、多数の配送先を抱えラストワンマイルの効率化・標準化を図りたい企業
LYNA 自動配車クラウド 長年の研究開発に基づく配車エンジンをクラウド化。複数拠点経由や複雑な積載・制約条件に対応する自動配車。 要問い合わせ 複雑な制約条件を伴う中長距離・地場混載輸送や、配車計画を高度に自動化したい中堅・大手物流企業
ODIN 配送計画 中小企業向けに低価格から利用可能。5分で100ヶ所のルート作成とスマホを活用した動態管理・日報作成が一体化。 要問い合わせ(月額定額プラン等あり) スモールスタートで手軽に配送ルート最適化とドライバー位置把握を始めたい中小規模の運送・自社配送事業者
配車計画 ASSORT セイノー情報サービスが提供。大手中継輸送や特積・貸切のノウハウを背景に、積載率最大化と配車業務の属人化解消を支援。 要問い合わせ 既存の基幹システムやWMS・TMSとの連携を重視し、拠点間・集約輸送も含めて最適化を図りたい中堅〜大手事業者

配送ルート最適化ツールを選定する際は、「自社の輸送形態がラストワンマイル(小口多頻度・個人宅/店舗配送)か、拠点間輸送・長距離混載輸送か」を見極めることが重要です。Loogiaは特に、狭い道路環境や左付け停車、時間指定枠、ドライバーアプリとの連携といったラストワンマイル特有の細かな要件に強みを持っており、食品・日用品配送やEC通販、流通小売の店舗間配送などで高い効果を発揮します。

一方で、大型トラックによる幹線中継輸送や複雑な積載混載計算を中心とする場合は、長年の輸送計画ノウハウを持つLYNA 自動配車クラウドやセイノー情報サービスの配車計画 ASSORTが有力な比較候補となります。また、まずは数台〜十数台の規模で手軽にスマホ動態管理と簡易ルート作成を導入したい場合は、ODIN 配送計画のような中小向け特化ツールとの比較検討が推奨されます。

料金・プラン・導入方法

Loogiaの利用料金は完全個別見積もり(要問い合わせ)となっています。利用形態は初期費用と月額費用からなるSaaS(月額課金)モデルで提供されており、計算対象となる車両台数や拠点数、利用する機能範囲に応じて費用が算定されます。

導入見積もりを取得する際は、以下の項目をあらかじめ整理・確認しておくことが推奨されます:

  • 対象の車両台数と拠点数
    どの営業所・何台の車両(自社便・専属傭車等)を対象にシステムを運用するかによって月額基本料金が変動します。
  • ドライバーアプリ・動態管理の利用有無
    配車作成画面のみの利用か、ドライバーアプリ(動態管理機能や住宅地図オプションを含む)まで全台に配布するかによってプランやオプション費用が異なります。
  • 契約期間および初期サポート範囲
    初期設定支援や専任担当者による伴走サポートの内容、最低契約期間の条件などを事前に確認しておくと安心です。

導入の流れ・期間

Loogiaの導入は、一般的に以下のステップで進められます。具体的な導入期間やスケジュールは、導入拠点数や既存システムとの連携要件によって異なるため、問い合わせ時の個別相談が必要です。

  • ステップ1: お問い合わせ・ヒアリング
    公式サイト等から問い合わせを行い、専任担当者より現在の配送業務フロー、車両台数、配送先件数、抱えている課題についてヒアリングを受けます。
  • ステップ2: デモ・適合性検証(シミュレーション・PoC)
    実際の過去の運行データや配送先データを用いてLoogia上でルート作成のデモやシミュレーションを実施し、現場の運用に耐えうる精度が出るかを検証します。
  • ステップ3: お見積もり・ご契約
    利用対象台数やオプション構成、サポート内容に基づいた正式見積もりが提示され、利用契約を締結します。
  • ステップ4: 初期設定・現場マスター登録
    拠点位置、車両情報、積載上限、配送先マスタ、進入制限や荷卸し時間などの現場制約条件をシステムに登録・設定します。
  • ステップ5: トライアル運用・本稼働
    一部のルートや営業所で試験運用を実施し、配車担当者やドライバーの操作慣れを図りながら業務適合性を確認した上で、全社・全ルートへの本稼働へと移行します。

導入事例・実績

  • 敷島製パン株式会社(Pasco)
    日々10,000件以上の取引先へ商品を配送する同社では、人手によるルート作成により拠点間の狭間エリアで配送効率にバラつきが生じていました。Loogiaを活用して2つの配送拠点間でどちらから配送すべきかの再編シミュレーションと配車見直しを実施した結果、対象エリアにおける走行距離およびCO2排出量を14%削減することに成功しました。
  • 前田鐵鋼株式会社(鋼材加工販売)
    配車係1名・ドライバー6名の体制で運用していた現場において、配車計画の属人化と長時間労働が課題となっていました。Loogiaを導入したことで、配車計画作成にかかる時間を1日あたり2時間削減し、1ドライバーあたりの配送時間も2時間短縮。会社全体で月間約280時間の業務時間削減を達成し、納品時間遅延の解消や燃料費削減にもつながりました。
  • 株式会社泉州屋(食品配送)
    事業拡大に伴い、多くの配送条件が絡む社内物流の標準化を目指してLoogiaを導入。ベテラン配車担当者の暗黙知となっていた配車業務を形式知化し、業務の標準化と効率的な配送体制の構築を実現しています。

導入前に知っておきたいこと

Loogiaを現場に導入・定着させるにあたっては、以下の実務的なポイントを事前に留意しておく必要があります。

  • 初期の制約条件・マスタ設定の精度が計算結果を左右する
    Loogiaは現場の細かなルール(左付け、駐車位置、荷卸しにかかる作業時間、納品時間枠など)を反映できる柔軟性を持っていますが、これらを正確にシステムへ反映できていないと、現場のドライバーが走りにくいルートが生成される原因になります。導入初期には現場の配送ノウハウを丁寧に洗い出し、設定に落とし込む作業工数を確保することが重要です。
  • ドライバーへのアプリ運用定着プロセスの必要性
    動態管理やナビ連携の恩恵を最大化するには、現場のドライバーがスマートフォンアプリを抵抗なく使いこなせる必要があります。デジタル機器の操作に不慣れなドライバーがいる場合は、事前の操作説明会や段階的な運用開始など、現場へのフォロー体制を整えることが求められます。
  • 一部機能のオプション扱い
    詳細な住宅地図情報の表示など、一部の高度な機能は基本プランとは別のオプション提供となっている場合があります。自社の配送要件に必要な機能が標準範囲かオプションかを見積もり段階で精査しておく必要があります。

よくある質問(FAQ)

ドライバー専用のスマートフォンアプリはありますか?対応OSは?
専用のドライバーアプリが提供されています。確定したルートの確認、ナビゲーション、作業ステータスの更新、動態管理を行うことができます。対応端末の詳細(iOS/Androidの対応バージョン等)については問い合わせ時にご確認ください。
導入前に無料トライアルやデモ画面の確認はできますか?
公式の一般的な無条件無料トライアルは案内されていませんが、事前のデモンストレーションや、過去の運行データを用いた机上シミュレーション・適合性検証(PoC)を通じて、自社の配送条件でどの程度効果が出るかを確認することが可能です。
自社で使っている基幹システムやWMS(倉庫管理システム)とのデータ連携は可能ですか?
CSVやExcelファイルによる一括インポート・エクスポートのほか、API連携に対応しています。上位の基幹システムや受発注システムから配送先データを自動連携し、シームレスな配車運用を構築することができます。
日本全国どのエリアでも利用できますか?
原則として日本全国のエリアで利用可能です(離島など一部特殊地域を除く)。全国の道路ネットワークおよび実走行データをベースにした経路計算が行われます。
導入時のサポート体制はどうなっていますか?
専任の担当者による導入支援や運用体制構築のサポートが提供されており、制約条件の洗い出しから計画精度の検証、現場定着まで伴走型のサポートを受けることができます。
契約期間や解約条件にはどのような規定がありますか?
契約期間や諸条件は利用形態や規模によって異なります。初回の最低利用期間が設定されている場合もあるため、具体的な契約条件や更新・解約の規定については個別見積もり時に担当窓口へご確認ください。

参照・出典

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