Loogiaとは?GPSと機械学習で右左折や運転スキルも考慮する配送ルート最適化サービス

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ラストワンマイル特化型の配送ルート最適化サービスです。GPSデータを用いた機械学習により、ドライバーのスキル差や道路の右左折のしやすさまで考慮した高精度なルートを自動計算します。

公式サイト
https://loogia.jp/
料金モデル
SaaS(月額)
対象規模
規模問わず
対象業界
物流・倉庫業 EC・通販 食品・飲料

ロジシフト編集部による最新動向サマリ

  • 3PL事業者において、配車計画の作成時間を従来の3時間から15分へ短縮した実務実績があります。
  • 宅配業者や生協の配送現場にて、1台あたりの配送件数を1.2倍に引き上げ、残業時間を大幅に削減した事例が報告されています。
  • 株式会社コウェルと共同提案体制を構築し、既存の基幹システムやWMSとの高度なAPI連携を支援する開発リソースを強化しました。
  • GPSデータ等から「右折に時間がかかる場所」などのベテランの暗黙知をAIが自動学習し、高精度なルートに反映する機能が評価されています。

(ロジシフト掲載5記事をもとに自動生成・2026年7月9日更新)

Loogiaとは?

「Loogia(ルージア)」は、ラストワンマイルを担う配送事業者や自社配送を行う企業の「配送計画における属人化と非効率」という現場の課題を解決する、ラストワンマイル特化型の自動配車・配送ルート最適化クラウドサービスです。名古屋大学発のスタートアップである株式会社オプティマインドが独自開発した高度な組合せ最適化アルゴリズムを核としています。数億件以上の実際のGPS走行データを機械学習に活用することで、一般的な地図上の最短距離計算とは異なり、「現場のドライバーが実際に無理なく走れる」実用性の高い配車計画をボタン一つで自動計算します。慢性的なドライバー不足や、いわゆる「2024年問題」によるドライバーの過重労働に直面する物流現場の働き方改革とコスト削減に大きく寄与する目的で利用されています。

主な機能・特徴

  • 高度な組合せ最適化による自動配車機能(Loogia配車作成)
    配送先の住所や希望する時間指定、車両の積載重量・容積などのデータを読み込ませるだけで、「どの車両が、どの訪問先を、どの順で、どのようなルートで」回れば最も効率的かを一瞬で計算します。これにより、これまで熟練の配車担当者が毎朝何時間も頭を悩ませて作成していた複雑な配車計画が大幅に自動化されます。管理者の業務負担を激減させるだけでなく、配車業務自体の引き継ぎや標準化も容易になります。
  • GPS実績ビッグデータを活用した「走るほど進化する」学習機能
    一般的な配車ツールが地図上の理想的な最短距離や法定速度を基準にするため、「机上の空論」の計画になりやすいのに対し、Loogiaは実走行データ(GPSビッグデータ)を機械学習に活用して移動時間を推定します。さらに、一方通行、道路での右折抑制、配送先でのUターン禁止、訪問先への左付けといった、ラストワンマイル特有の細かい現場制約条件(40項目以上)を考慮した計画を立てられます。実際に現場を回るドライバーがストレスを感じにくく、実際の道路実態に限りなく「ズレない」運行計画を生成します。
  • スマホアプリと連携したリアルタイム動態管理(Loogia動態管理 for ドライバー)
    作成された配送計画は、ドライバーが自身のスマートフォンやタブレットにインストールした専用アプリ(iOS/Android対応)へシームレスに同期されます。アプリ上でルート情報や音声ナビゲーションを利用できるため、土地勘のない新人ドライバーでも迷うことなく確実に目的地へ向かうことができます。管理者は事務所のPC画面から各配送車両の現在地や作業進捗(完了・滞在・遅延など)をリアルタイムに把握可能となり、顧客からの急な配送時間の問い合わせにも即時回答できるようになります。
  • 費用根拠を基準とした「コスト軸での配送ルート最適化」
    2025年6月のアップデートにより、単なる時間や距離の短縮にとどまらず、自社車両の稼働単価、協力会社の傭車料金や路線便の運賃、残業費、高速道路の利用コストなどをシステムに入力し、「総コストが最も低くなる配送パターン」を自動判定する機能が追加されました。複数の配送手段が混在する複雑な運用であっても、経営層から現場まで一貫して納得感のある「説明可能なコスト根拠」に基づいた意思決定が可能になります。

こんな企業・現場に向いている/向いていない

【向いている企業・現場】

  • 毎日配送先やルートが変動する現場(変動ルート)
    eコマースの宅配や、食品・飲料の卸、プロパンガス(LPガス)の充填・配送、自動販売機の補充など、毎日の注文内容や顧客の事情によって訪問する順序や場所が常に変わるような配送体制を持つ現場に向いています。
  • 配車業務が特定の社員に依存し、属人化している企業
    「この人がいなければ配車を組めない」という特定の配車担当者の経験や記憶(暗黙知)に依存しており、病欠や急な退職などによる事業継続リスクを排除して、業務の標準化(形式知化)を図りたい現場に向いています。
  • 新人ドライバーを即戦力化し、配送ミスを防ぎたい現場
    ドライバーの新規採用や交代が多く、不慣れな道路を通ることで発生する配送の遅延や誤配を防ぎ、教育研修コストを削減したいと考える企業に向いています。

【向いていない企業・現場】

  • 運行ルートや訪問順が完全に固定されたルーティン配送のみを行う場合
    毎日決まった時間に、決まった順番で、決まった拠点へ荷物を運ぶだけの運行体制(完全な固定ルート配送など)であれば、自動配車エンジンによるルートの最適化や再計算を行う必要性がほとんどありません。この場合は別の簡易的な管理システムを検討した方がよいでしょう。
  • 車両台数が1〜2台程度の極めて小規模な現場
    配車台数が少なく、地図上の目視や手作業でも数分程度でルート変更・調整が対応できる規模であれば、Loogiaを導入するために必要な初期マスタ設定の手間や月額費用に見合う効果(費用対効果)が得られない可能性があります。
  • 初期データ(顧客住所、滞在時間、車両サイズ等)を整理する体制がない場合
    配車システムを高精度で稼働させるためには、前提条件となる配送先データや、道路制約の正確な整理が欠かせません。これらのデータ化を社内で主導する担当者を置くことができない、またはデジタルデータの維持管理が一切不可能な現場には、導入ハードルが非常に高くなります。

料金・プラン・導入方法

Loogiaは月額課金のSaaSモデルで提供されていますが、標準的な固定の料金プランは公開されておらず、原則として「要問い合わせ(個別見積もり)」となっています。利用する計算対象の車両台数や、運用を導入する拠点数、利用ライセンスの種類(配車作成、動態管理など)といった物流規模・運用形態に応じて金額が個別に見積もり・最適化されて決定します。

※なお、過去の一部導入事例メディアの掲載情報では「初期費用:15万円(税別)、月額料金:20万円(税別)〜」といった金額目安が報じられていた実績もありますが、サービスプランや仕様改修に伴って常に変動する可能性があるため、正確な最新コストは必ず公式にお問い合わせください。

個別に見積もりを依頼、または契約内容を確認する際には、以下のポイントをベンダーへ確認しておくことを推奨します。

  • 課金単位の基準:導入車両が追加になった際の1台あたりの追加料金設定や、管理ユーザー数、拠点の数による料金変動ルール
  • 契約期間の縛り:公式に「最短、最初の契約は3ヶ月から、4ヶ月目以降は1ヶ月単位での契約が可能」と報じられているため、中途解約時の規定など
  • 初期費用に含まれるサポートの範囲:マスタデータの成形・データ連携システムの構築や、現場に向けたドライバー勉強会・管理者説明会への専任スタッフの同行費用が含まれているかどうか

導入の流れ・期間

Loogiaの導入フローは、オプティマインドの専門担当者が顧客の現場に寄り添いながら段階的に進めるプロセス(伴走型導入)を特徴としており、基本的には以下のステップで進みます。

  1. お問い合わせと業務要件のヒアリング
    まずは公式サイトの問い合わせ窓口から相談を行います。現行の配送スタイルや、車両台数、解決したい課題(属人化解消、残業削減、配車時間短縮など)について、専任の担当者が詳細をヒアリングします。
  2. 配車データの整理とデータ連携設計
    配送計画を立てるために必要な「配送先住所」「納品時間帯」「滞在(荷役)時間」「車両制限」といった情報を整理します。お持ちの配送データがLoogiaの基本フォーマットと異なる場合でも、後述の「Loogiaコネクト」などの仕組みを用いてシステム連携しやすいデータ変換ルールや、運用フローを定義します。
  3. 検証(テスト運用・シミュレーション)
    実際の自社の配送データを用いて、一部の車両や限定された拠点にてLoogia上で配送ルートの自動作成テストを実施します。自動作成された計画ルートが現場の「走りやすさ」と合致しているか、実際の配送時間とどの程度一致するか、ドライバーがアプリを無理なく扱えるかなどを多角的に検証します。
  4. お見積もりとご契約
    テスト運用の結果に基づき、実用に足る精度の確認や削減目標の達成見込みが立った段階で、本格導入に向けた正確な台数・拠点数による最終お見積もりが提示され、正式な本契約(最初の契約は3ヶ月〜、以降1ヶ月単位)を結びます。
  5. マスタ初期設定と本格稼働
    全ての車両条件、ドライバーごとのスキル・担当エリアの設定、および全配送先の滞在時間など、本格的な配車作成に必要なすべてのデータをシステムに初期登録して環境を整備します。
  6. 研修説明会の実施
    配車管理者に対する操作指導(ブラウザ画面の扱い方)だけでなく、実際に配送に出るドライバーに対して、専用スマートフォンアプリのログイン方法や音声ナビ、進捗報告ボタンの操作方法を丁寧に説明する研修を実施し、現場の不安を解消したうえで本格的に運用を稼働させます。

※データの整理状況や現場テスト運用の実施範囲、システム連携の有無によって期間は異なりますが、事前の準備から実稼働の定着までは平均して数週間から数ヶ月かかるケースが多いとされています。具体的なスケジュールについては事前にベンダーへご相談ください。

連携できるシステム・機器

  • Loogia API連携
    Loogiaはシステム間のデータ連携を可能にするWeb APIを公開・提供しています。すでにお使いのWMS(倉庫管理システム)、TMS(輸配送管理システム)、OMS(受注管理システム)、または自社でスクラッチ開発した基幹システム(ERP)と直接連携させることができます。これにより、毎日発生する大量の出荷オーダーやお届け先データをCSVで一度手動エクスポートし、手動でLoogiaへ取り込むといった二度手間の作業を省き、システム間でリアルタイムにシームレスな同期を実現できます。
  • 仲介データ連携機能(Loogiaコネクト)
    「基幹システムから出力される住所データや制約条件の形式がばらばらで、そのままでは自動配車システムへ取り込めない」「自社側のシステム改修費用を抑えたい」という課題に対応するため、データをLoogiaが読み込み可能な適切なフォーマットへと変換・成形する中継システム「Loogiaコネクト」を用意しています。各社ごとの複雑な要件に合わせた柔軟なデータ連携を構築しやすくしています。
  • モバイルGPS動態管理連携
    Loogiaは、車載の高価なデジタルタコグラフ(デジタコ)や専用の車載GPS機器を購入しなくても、ドライバーが所有しているスマートフォンやタブレット(iOSおよびAndroid OS)と連携して機能します。アプリのGPS機能を利用し、リアルタイムの車両位置データ、出発・帰着時間、配送完了時間をクラウド上に自動で吸い上げる仕組みを標準搭載しています。

導入事例・実績

Loogiaは、ラストワンマイルを運ぶ宅配、自社店舗へのルート配送、リネンやプロパンガス、食品メーカーなど、幅広い業界で大手から中堅まで多数の導入実績があります。

  • 佐川急便株式会社(最大手宅配・デリバリーサービス)
    宅配便を中心に幅広くデリバリー事業を展開する佐川急便では、輸送ネットワークの高度化と最適なソリューション提供、およびラストワンマイルの配送効率向上を目的に、ルート最適化システム「Loogia」を本格導入して実務での運行効率化に取り組んでいます。
  • 生活協同組合(コープ・生協など)の個別配送サービス
    日々変動する組合員(個人宅)への細かな配送ルート編成と配送にかかる時間の削減を目的として導入。

    • 導入成果(具体的な数値)
      • 配達コース数:22コースから19コースへ削減(13.6%削減)
      • 総配達(稼働)時間:150時間21分から127時間47分へ削減(22時間34分、15.0%短縮)
      • 総走行距離:554kmから500kmへ削減(54km、9.7%削減)

      計画ルートの算出においても、従来の人手による複雑なコース編成と比較し、配送先が密集するエリアを無駄なく円を描くように走る配車ルートが自動生成されるようになり、移動のロスが大幅に解消されました。

  • 株式会社シンエイ・ネクサス(商業、卸売業・小売業)
    毎日変わる配送ルート作成業務の属人化解消を急務として導入。

    • 導入成果
      配車自動作成によって配車計画にかかる時間が短縮されたことで、配車係の心理的ストレスが大幅に軽減されました。さらに、新しく配送拠点(倉庫)を移転し配送エリアの管轄を見直した際にも、配送条件がLoogiaにあらかじめデータ化・蓄積されていたことで、現場を大きな混乱に陥れることなく、スムーズに配送ルートを構築・維持し円滑なスタートを切ることができました。
  • ユアサ(湯浅)の自社便・外部便併用体制の事例
    自社便の積載率向上と、外部の路線便(傭車)に支払う年間費用を抑制する全体最適を目的として導入。

    • 導入成果(具体的な数値)
      • 自社便の積載率が10%向上
      • 外部に委託している路線便の年間支払運賃を10%削減
      • 自社便でカバーできる月間配送個口数が15%拡大
      • 各ドライバー間の業務量を均等化することで、長時間労働や走行負荷のバラつきを防ぎ、職場環境を改善

導入前に知っておきたいこと

  • 初期

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Loogiaの特徴を含む配送ルート最適化の9製品を、料金・機能・対象規模で比較できます。

配送ルート最適化システム比較9選