ODIN 配送計画とは?
「ODIN 配送計画」は、株式会社オンラインコンサルタントが提供する、中小規模の運送・配送会社を対象とした、配車業務の属人化やドライバー不足、配送効率の悪化といった課題を解決するためのクラウド型配送計画・ルート最適化システムです。5分間で最大100ヶ所の最適な配送ルートを作成できる高速なアルゴリズムを備え、計画作成からスマートフォンアプリと連携したリアルタイムな動態管理までを一気通貫で行うことができます。これにより、ベテラン配車担当者の勘や経験に頼っていたアナログな配車業務をデジタル化し、誰でも短時間で最適なルート設計と進捗管理ができる体制づくりを支援します。
主な機能・特徴
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最短ルートの自動・半自動計算
独自の計算アルゴリズムを用い、多数の配送先から最短でかつ効率的な巡回順序を高速に導き出します。配車担当者が数十ヶ所の配送を手作業で並び替えていた業務に比べ、30件であれば約89秒、100ヶ所でも約5分というスピードでルートが自動で組み上がります。さらに、作成された計画に配車担当者が地図上から手動で微調整を加えられる「半自動配車」にも対応しています。現場特有の道路事情や「この時間帯はこのドライバーがよい」といった配車係の長年のノウハウや臨機応変な判断を簡単に計画へ反映でき、実用性の高い配車計画が短時間で完成します。 -
スマートフォン連動によるリアルタイム動態管理
ドライバーが携帯するスマートフォンに専用アプリをインストールすることで、管理者用PCの地図画面上に全車両の位置情報がリアルタイムに表示されます。本機能の特長は、ドライバーの操作負担が限りなく少ない点にあります。Android端末であれば、端末自体の電源をONにするだけで自動的にGPS追跡が稼働するよう設定できるほか、勤務スケジュールに応じた曜日・時間ごとのタイマー作動機能も備わっています。ボタンの押し忘れや記録漏れを最小限に防ぎ、運転中にドライバーへ電話で「いまどこにいるか」を確認する手間が解消されます。また、アプリは納品先に到着すると自動的に納品が完了したと判定するため、運行中の画面操作も不要で、安全運転を阻害しません。 -
配車表・ガントチャート機能による視覚的スケジュール管理
作成した配送計画は、ガントチャートでわかりやすく表示され、車両ごとのスケジュールが一目で確認できます。時間の調整や入れ替えもドラッグ&ドロップだけで簡単に行うことができ、複数車両の稼働状況を瞬時に俯瞰可能です。さらに、計算が完了した際に管理者に通知メールを送信する機能など、配車業務の進捗をスムーズにする工夫が凝らされています。 -
運転日報の自動作成と自由なカスタマイズ
GPSから取得した移動・待機・荷役(積み・降ろし)などのステータスデータをもとに、運転日報が自動で作成されます。これにより、手書きによる日報作成の手間や、事務所に戻ってからPCへ転記する事務時間を削減できます。日報の項目は最大20個まで自由に追加・カスタマイズでき、CSV形式でのダウンロードも可能なため、自社の既存フォーマットに合わせた集計や運行状況の分析・業務改善に役立てることができます。 -
定期便ルートのひな型作成機能
決まった曜日や日にちに特定のルートを巡回する「定期便」の計画をひな型として登録できる機能です。毎回同じルートを入力・設定する手間が省け、配車業務の標準化がさらに進みます。ベテランの走行履歴をひな型化すれば、不慣れな新人ドライバーでも同じように効率的な順序で運行できるようになり、教育コストの削減にも寄与します。 -
積載量最適化・各種制約条件の考慮
車両の最大積載量(重量や容積)を考慮した配車計画を作成できます。また、各配送先の指定時間(タイムウィンドウ)や、集荷・配送(積み・降ろし)の複雑な順番の制約を条件に加えた計算が可能です。ドライバーの適正な休憩時間を考慮したルート設計にも対応しており、現場の労働環境に適した無理のないかつ効率を最大化した運行指示を現場へ出すことができます。
こんな企業・現場に向いている/向いていない
【向いている企業・現場】
- 車両台数が5台〜500台程度の中小・中堅の運送・配送会社
- 配車業務が特定の社員の経験や土地勘のみに依存しており、属人化を解消して「誰でも配車できる体制」を構築したい企業
- 配送ルートを自動計算するだけでなく、その後のドライバーの位置把握や、予定と実績のズレ(遅延)をリアルタイムに追跡したい現場
- 事務所に帰ったドライバーが手書きで日報を作成・転記しており、日報のペーパーレス化や運行管理者の事務作業を削減(2024年問題への対策)したい企業
- 物流・倉庫業、建設・資材、製造業、フードデリバリー、卸売業などで自社配送を行っている現場
【向いていない企業・現場】
- 「右折抑制」や「訪問先への左付け」「Uターン禁止」などのきわめて高度な交通規制条件を、自動ルート計算時に絶対的な制約として細密に組み込みたい現場(ODIN配送計画は天候情報やUターンの詳細考慮といった超高精密な自動計算には完全対応していないため、制約をより柔軟に設定できる「Loogia」などの上位システムが向いている場合があります)
- 1つの計画で24時間を超える長距離運行や、複数日にわたる行程を自動設計したい企業(ODIN配送計画は24時間を超える計画作成には非対応であるため、別の長距離特化型システムを検討する必要があります)
- 自社内にPCやインターネット環境、スマートフォン等のデジタル機器を導入・運用するためのリソースが全くなく、初期のITツール導入自体に強い抵抗感がある現場
料金・プラン・導入方法
「ODIN 配送計画」の料金体系です。ドライバー課金プランに加え、25台以上の車両を運用する事業者向けの定額制プランが用意されています。
| 料金プラン | 初期費用(税込) | 月額費用(税込) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 通常プラン(ドライバー課金) | 190,000円 | 2,400円 / 1ドライバー | 管理画面利用料は0円。配送計画作成数は無制限。 |
| 定額プラン(25〜49台規模) | 190,000円 | 59,000円 / 1拠点 | 25台以上の大規模事業者向けの定額制プラン。1台あたりコストが従来より抑えられます。 |
| 定額プラン(50〜99台規模) | 190,000円 | 80,000円 / 1拠点 | 中〜大規模の拠点におけるコスト削減に最適。 |
| 定額プラン(100〜149台規模) | 190,000円 | 110,000円 / 1拠点 | 車両台数が多いほど、1台あたりの月額コストが割安になります。 |
※無料トライアルとして、14日間の無料お試し期間が提供されています。
※上位プランとして、動態管理と配送計画をより高度に連携させた「ODIN PREMIUM」(月額2,800円/1ドライバー、初期費用190,000円)も存在します。
※契約期間の単位や、複数拠点ごとの詳しい適用条件、その他の費用(有料の初期データ設定代行など)については別途問い合わせが必要です。
導入の流れ・期間
「ODIN 配送計画」を導入する際の一般的な手順は以下の通りです。
- お問い合わせ・ヒアリング
公式サイトの専用フォームや電話などから問い合わせを行い、現在の車両台数、配送件数、現場の課題などをベンダーと共有します。 - デモの実施・無料お試し(14日間)
実際の画面を使用したデモが行われ、自社で試せる14日間の無料トライアルアカウントが発行されます。 - データ移行・テスト運用
自社の配送先やドライバー、車両情報をExcel・CSV経由でシステムへインポートし、実際にルートを作成したり、アプリでの現在地取得をテストします。 - 正式契約・初期費用のお支払い
テストを終えて継続利用を決定した場合、契約を締結し、初期費用を支払います。 - 本格稼働・運用サポート
正式運用を開始します。導入後もサポート窓口(電話・メールなど)でのフォロー体制が用意されています。
※「ODIN 配送計画」における正式契約から本格稼働までに要する具体的な導入期間(日数)については、企業のデータ準備状況や運用規模により異なるため、個別での問い合わせ・確認が必要です。
連携できるシステム・機器
- WEB APIによる他社システム自動連携
スマートフォンから収集する移動記録や位置情報データ、配送計画データなどを、自社の基幹システムや他社の販売管理システム等とシームレスに連携させるためのAPIが提供されています。※API連携を利用する場合は、別途の構築費用・見積もりが必要です。 - CSV/Excelファイル連携
配送先、ドライバー、車両などのマスタデータを一元的に登録するためのインポート・エクスポート用CSVファイルがサポートされています。既存のWMSや基幹システムから出力したデータをCSVに変換して取り込むことが可能です。 - スマートフォン端末(動態管理・運行案内)
iOS(App Store)およびAndroid(Google Play)を搭載した既存のスマートフォン端末のGPS機能を利用するため、高価な専用車載機を新規で購入する必要がありません。
導入事例・実績
公式サイトやプレスリリース等で確認できる具体的な導入事例と導入効果(実績数値)は以下の通りです。
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光南工業株式会社(工業用油脂配送)
以前は配車担当者が地図を見ながら手作業でルートを作成しており、熟練者しか配車を行えない属人化が課題でした。ODIN配送計画の導入により、最適なルート設計とスマホアプリの行き先案内機能を活用した結果、新人ドライバーの平均配送時間が2時間近く短縮。さらに他のドライバーの平均配送時間も1時間短縮されるなどの相乗効果が生まれ、全体の平均配送時間は従来の8時間15分から6時間半(1時間半以上の削減)へと大幅に短縮されました。結果として、3ヶ月間で平均配送距離が30%増加した一方、配送時間を大幅に削減できた好事例です。 -
ロックペイント株式会社(総合塗料製造)
従来は手作業による配送計画の作成に毎日4時間〜9時間という膨大な時間を費やしていましたが、導入後は自動配車と確認画面のマップ表示により、わずか30分で作成可能になりました。配車業務にかかる時間が劇的に削減された事例です。 -
株式会社MUNDIAL foods(食品の販売・配送事業)
以前はGoogle Mapでおおまかに近い順に並び替えるなどのアナログなルート設計を行っていましたが、ODINを導入して配送ルートの全体最適化と見直しを実施した結果、配送効率が大幅に向上し、月に10件の配送先(配達数)を増やすことに成功しました。 -
ロジボン株式会社(運送業)
配車業務をデジタルに移行したことで、「誰が配車しても同じ高効率な結果を算出できる」体制を確立し、配車業務の属人化を解決しました。無駄のないルート作成により、ドライバーの拘束時間削減(2024年問題へのアプローチ)にも役立っています。 -
八尾トーヨー住器株式会社(住宅建材設備機器卸業・建設工事業など)
配車業務の無駄が削減されたことにより、手戻りや配車の「やり直し」をゼロにし、より生産的な業務に配車担当者の時間を活用できるようになりました。
導入前に知っておきたいこと
システム導入後にミスマッチを防ぐため、事前に把握しておくべき注意点・仕様上の制限は以下の通りです。
- 道路規制や複雑な走行条件の考慮限界
Uターン禁止、右折抑制、左付け、特定の天候情報などといった、地理的・地形的・状況変化に応じた「きわめて細かな道路規制条件」を完全自動計算のアルゴリズムに組み込んで配車することはできません。これらは初期データの設定をシンプルに抑える設計となっている反面、特殊な交通条件をすべて自動で回避した最適化を求める場合には、制限になる可能性があります。 - 24時間を超える計画作成には非対応
「ODIN 配送計画」は1日の日帰り配送ルートを最適化する仕組みを前提としており、前日からの宵積みを含めた24時間を超える超長距離や、複数日にわたる運行指示書の自動・一元作成には対応していません。 - 計画作成後の手動編集時の手順
作成された自動ルートに対して、現場や管理者が急な予定変更を手動で反映する際、運用のやり方によってはExcel(CSV)のインポートをやり直したり、一部の画面移動等で手間を感じたりすることがあります。手動による直感的な微調整が自社の運用フローと乖離しないか、14日間の無料お試し期間で入念にテストすることが推奨されます。
類似ツールとの比較
「ODIN 配送計画」と、市場で競合・比較される代表的な4つのルート最適化・配車支援システムを比較します。
| ツール名 | 主な特徴 | 料金体系(税込) | 向いている企業・現場 |
|---|---|---|---|
| ODIN 配送計画 | 5分で100ヶ所の自動ルート計算に加え、スマホのGPS位置情報による「動態管理」が一気通貫で連動する。 | 初期費用:190,000円 月額:2,400円/1台、または大規模定額プランあり。 |
位置追跡と配送ルート設計を、明確な低コストかつシンプルな運用で実現したい中小・中堅企業。 |
| Loogia | ラストワンマイル特化。GPSデータや機械学習を用いて、Uターン禁止や右左折、ドライバーのスキルまで考慮する。 | 初期費用・月額:要問い合わせ(個別見積。参考:初期15万円、月額20万円〜)。 | 都市部の細かな規制や、ラストワンマイルにおける極めて複雑な運行制約の最適化を求める現場。 |
| 配車計画 ASSORT | セイノー情報サービス提供。受注情報の分割配車やドラッグ&ドロップによる簡単配車。他SLIMS等との強固なシステム連携。 | 初期費用・月額:要問い合わせ。 | 運送会社の自動選定や、自社WMS(倉庫管理システム)などの物流IT群と密にシステム統合を行いたい中堅・大手。 |
| LYNA 自動配車クラウド | AIを活用した超高速かつ高精度な自動配車。複数拠点経由、車格制限、積載量の最適計算に強い。 | 初期費用・月額:要問い合わせ(参考:20台規模で月額60,000円〜)。 | 複数拠点にまたがる配送や、複雑な車格・積載条件を網羅的に自動計算して台数削減を進めたい現場。 |
| GuRutto | 地図上に目的地をプロットし、一筆書きのように繋ぐだけで最短ルートを作成する。非常に手軽に開始可能。 | 無料(行き先6件)プランあり。有料ライト5,500円/月〜。初期費用は要問い合わせ。 | 地域密着型の弁当配達、介護送迎、ルート営業などで、コストをかけず最短ルートだけを素早く作りたい小規模現場。 |
【判断の基準:自社に最適なツールの選び方】
配送ルート最適化システムを選ぶうえでの最大のポイントは、「どのレベルの配送制約条件が必須か」、そして「ルート最適化と同時にリアルタイムの動態管理(位置追跡)が必要か」という2点に集約されます。
もし、配送計画の作成だけでなく、「今どこにドライバーがいるか」「納品に遅れていないか」という実際の配送進捗を管理者とドライバー双方で1つのシステム内でリアルタイムに見える化したい、かつ、できるだけ初期費用や月額コストを明確に抑えてスモールスタートしたいという場合には、ODIN 配送計画が有力な選択肢となります。通常プランに加え、25台〜149台の定額プラン(月額59,000円〜110,000円)が追加されたため、台数の多い事業者であっても1台あたりの月額コストを柔軟に最適化できる強みがあります。
一方で、Uターン禁止や右折の抑制といった、都市部特有の細かな道路事情やドライバーの運転技能の差をアルゴリズムに自動で反映した高度なルート作成が不可欠な場合は、ラストワンマイル配送に特化したLoogiaや、複数拠点・積載量の最適化で高機能なAI配車エンジンを持つLYNA 自動配車クラウドを個別で見積もり、自社のデータで計算精度を徹底比較することを推奨します。また、すでにセイノー情報サービスが提供する「SLIMS(WMS)」などの倉庫管理システムを運用している現場や、中継拠点との情報共有をスムーズに行いたい中堅以上の物流事業者には配車計画 ASSORTが候補になります。逆に、複雑な積載制限やドライバーの現在地把握(動態管理)は全く必要なく、「手軽に地図上で一筆書きの最短巡回ルートを作成してドライバーに共有したいだけ」というのであれば、無料または安価に利用を開始できるGuRuttoを検討するのが合理的です。
よくある質問(FAQ)
- ドライバー専用のスマホアプリはありますか?また対応OSを教えてください。
- はい、提供されています。iOS(iPhone)およびAndroidを搭載したスマートフォンに対応しており、それぞれの公式ストアからアプリをダウンロードして、ドライバーの動態管理やルート案内、配送指示の確認に利用できます。
- 14日間の無料トライアルは、実際の機能すべてを使えますか?
- はい。14日間の無料お試し期間では、システムによる配送ルートの作成から、スマートフォンアプリを連動させたGPS位置追跡機能(動態管理)など、実際の運用の流れを一通りテストして確認することができます。
- 自社システムやWMS(倉庫管理システム)等から配送先データを自動で連携させることは可能ですか?
- 可能です。スマートフォンからの移動記録や配送計画データを自社システム等と直接同期させるための「WEB API」が用意されています。なお、自動連携のAPI構築を行う場合は、初期設定とは別途で見積もりが必要となるため、問い合わせの際に要件を確認することをお勧めします。自動連携を行わない場合でも、標準機能としてCSVやExcelファイルを使ったデータのインポート・エクスポートによるマスタ登録が可能です。
- ドライバーの適正な休憩時間をルートのなかに考慮して計算できますか?
- はい、考慮可能です。アップデートにより、ドライバーの休憩時間を自動で最適に組み込んだ配送計画を算出する機能がリリースされており、2024年問題などで厳しくなる労務管理や拘束時間の順守を支援します。
- 最低契約期間や、解約時の違約金・手続きはどのようになっていますか?
- 公式サイト等の公開情報においては、最低契約期間の縛りや解約違約金に関する具体的な日数は明記されておらず「要問い合わせ」となります。なお、通常の契約内容であれば一定の返金保証などのルールが適用される場合がありますが、他社システムとのAPI連携や特別仕様の個別カスタマイズ等を実施した場合は特別契約となるため、解約時のルールは必ず契約前に個別で確認をしてください。
- パソコン側の管理システムを使用するために、専用ソフトのインストールは必要ですか?
- いいえ、不要です。ODIN 配送計画は完全クラウド型のSaaSシステムであるため、一般的なWebブラウザ(Google ChromeやMicrosoft Edgeなど)を起動し、ログインするだけでいつでもどこからでも管理画面にアクセスできます。
- システムに詳しくないのですが、初期データの移行や設定のサポートはありますか?
- はい。オンラインコンサルタントの担当スタッフが、導入前・導入後の疑問に対し電話やメール等で問い合わせ対応を行っています。また、有料のオプションサービスとして、自社の初期マスタデータ(配送先や車両情報など)のインポートから初期設定までをベンダー側が代行・設定する手厚い導入フォローサービスも用意されています。