ロジGoとは?受発注から配車計画・実績管理まで一気通貫でデジタル化するTMSの機能と特徴

ロジGoとは?受発注から配車計画・実績管理まで一気通貫でデジタル化するTMSの機能と特徴 ロゴ・サービス画像

受発注管理から配車計画、実績管理までを一気通貫でデジタル化する物流DX SaaS。在庫量・倉庫拠点情報をもとにした最適な配送計画作成を支援します。

料金モデル
要問い合わせ
対象規模
規模問わず
対象業界
物流・倉庫業 製造業

ロジGoとは?

ロジGoは、株式会社シマントが提供する、受発注管理から自動配車計画、運行・実績管理、請求処理までをワンストップで一気通貫デジタル化するクラウド型TMS(輸配送・配車管理システム)です。配車担当者の「経験や勘」に過度に依存していた従来の配送業務を脱属人化し、複雑化する配車オペレーションの標準化と効率化を実現します。

多くの物流現場では、FAXやExcel、紙の伝票を用いた手動でのデータ入力や、配車マン個人のノウハウに依拠したルート組み、さらには2024年問題に代表されるドライバーの労働時間規制への対応など、多様な課題に直面しています。10年以上にわたり企業のデータ基盤構築や分析に携わってきたデータテック企業であるシマントは、単なる業務のデジタル化にとどまらず、独自技術によるデータの「清流化・標準化」を推進。拠点間や協力会社・取引先企業とのシームレスなデータ連携を実現することで、単一企業の業務改善を超えたサプライチェーン全体の効率化と、データドリブン経営への移行を強力にバックアップします。

主な機能

受注管理・データ標準化機能

  • 多様なフォーマットの一括取り込み・自動標準化
    CSVデータや各取引先から送られてくる異なるフォーマットの受発注データをシステムへ一括で取り込みます。高度なデータ前処理技術と高精度な名寄せ機能により、表記ゆれや重複データを自動で整理し、後工程におけるデータ処理や手入力の二重工数を大幅に削減します。
  • 受発注ステータスの一元管理機能
    顧客からのオーダー情報から配車組み、配送完了までの進捗ステータスをシステム上でリアルタイムに可視化します。各拠点や営業所、協力会社との電話やメールによる確認作業を削減し、配車プロセスの透明性を向上させます。

配車計画・自動ルート算出機能

  • 条件・制約を加味した配送計画の自動算出
    車両の最大積載量や納品先の荷降ろし条件(軒先情報等)に加え、ドライバーの労働時間や休憩時間、連続運転時間などの労務コンプライアンスをあらかじめシステムに設定し、最適な配送ルートを自動計算します。ベテラン配車担当者のノウハウをデータベース化することで、誰でも高品質な配車計画を作成できます。
  • 事業形態に応じて選べる柔軟なUI
    自社車両を中心に運行指示を行う実運送事業者向けの画面インターフェース(Aタイプ)と、パートナー企業への手配や倉庫管理を行う利用運送・倉庫管理事業者向けの画面インターフェース(Bタイプ)を選択できます。ドラッグ&ドロップによる直感的な操作性を備え、現場の業務運用に即座にフィットします。

拠点・取引先連携および請求管理機能

  • マルチ拠点・パートナー企業間でのデータ連携
    複数の営業所や拠点、提携する運送会社にロジGoを展開・接続することで、企業や拠点の垣根を越えたシームレスなデータ共有が可能です。各拠点に分散した配送能力(サプライ)を相互に連携・可視化し、組織全体の配送網を強化します。
  • 請求金額の自動算定・突合・承認ワークフロー
    運送実績データに基づき、請求金額の確認から確定処理までをシステム上で一貫して対応できます。取引先ごとの算出ルールの適用、編集履歴の保持、不正防止のための承認機能を標準搭載し、毎月の照合(突合)工数を劇的に減らします。

データプラットフォーム・サプライ最適化機能(拡張オプション)

  • 他社貨物との組み合わせ・案件自動リコメンド機能
    シマントが展開するデータプラットフォーム(DPF)と接続することで、自社の配送貨物だけでなく他社の配送貨物や協力会社の空き枠情報を掛け合わせた配送計画を作成できます。空車運行のリスクを減らし、トラックの稼働率・実車率の向上に貢献します。
  • 配送キャパシティの可視化とマッチング機能
    車両手配や配車調整に必要な需給データをリアルタイムで蓄積・可視化します。電話で何十件も協力会社へ連絡を取る手間を解消し、持続可能で柔軟なサプライチェーン網の構築をサポートします。

こんな企業・現場に向いている/向いていない

向いている企業・現場

複数の営業所やパートナー企業を抱え、配車業務の属人化や拠点間のデータ分断に悩む中堅〜大手物流事業者・荷主企業

  • 配車計画がベテラン担当者の頭の中にしか存在せず、業務の標準化や引き継ぎが進まない
    ロジGoの配送計画作成機能とデータ蓄積基盤を活用することで、過去の運送実績や納品先ごとの個別ルール、車両条件がデータベース化されます。属人化していた判断基準をアルゴリズム化・標準化できるため、担当者の変更時や急な不参加時にも業務の停滞を防ぎ、安定した配車運用が可能になります。
  • 拠点ごとにExcelや紙の帳票で配車指示を行っており、データ入力の重複や請求の照合処理に多大な時間がかかっている
    ロジGoの受発注データ標準化と一気通貫の請求管理機能を導入することで、各拠点から上がってくる受注情報を一元的な共通データへと即座に変換できます。重複入力を一切なくし、手動での突き合わせ作業や間違いの修正に費やしていた管理工数を根本から削り取ることができます。
  • 自社単独の輸配送網では車両手配に限界があり、他社との共同輸配送や広域でのサプライチェーン強化を図りたい
    ロジGoの拠点・取引先連携機能およびデータプラットフォーム接続を活用することで、他社の配送案件や空き車両リソースを組み込んだ高次元の配送組みが可能になります。シミュレーションでは1日の平均運行回数が46%増加し1日の運行台数が32%削減されるなどの効率化事例も存在し、輸送効率の飛躍的向上を実現できます。

ドライバーの労働時間制限(2024年問題)を厳格に順守しつつ、配送コスト削減と収益改善を目指す製造業・卸売業の物流部門

  • 改善基準告示に準拠した複雑な労務管理を行いながら、運行ルートを最適化する作業が困難になっている
    ドライバーごとの連続運転時間や休憩時間、全体の拘束時間を組み込んだ自動配車エンジンを利用することで、法令順守を徹底した配送スケジュールが自動で立ち上がります。コンプライアンス違反の発生リスクを事前に排除しつつ、運行台数の無駄を最小限に抑えることが可能です。
  • 配送にかかる原価構造が不透明で、荷主や取引先に対する適切な運賃交渉やコスト最適化が行えていない
    受注から配送完了、請求確定までの運行データをデジタルデータとして蓄積することで、車両単位・案件単位での正確な運送原価を可視化できます。直感的な経験に頼る経営から脱却し、数値的エビデンスに基づいた収支改善や運賃見直しを推進できるようになります。

向いていない企業・現場

自社で保有するトラックが数台程度で、固定のルート配送のみを行っている小規模事業者

  • 毎日の配送ルートや運行条件が固定されており、高度なデータ標準化や配車エンジンの導入メリットが少ない
    保有車両数が限られており、配送先や時間が毎日ほぼ固定されている現場では、受発注の一括標準化や拠点間連携といったロジGoの強みを発揮しにくい場合があります。シンプルな運行管理機能のみで十分な場合は、よりコンパクトで安価な単機能ツールや動態管理アプリを検討する方がコストパフォーマンスが高くなる可能性があります。

業務プロセスの変革やコンサルティングを求めず、月額数千円程度のセルフ導入型・単機能ツールを探している企業

  • データ基盤の整理や業務コンサルティングを伴う導入手法ではなく、即日で契約・運用を開始したい
    ロジGoは単なるソフトウェアの提供にとどまらず、シマントによるコンサルティングや独自のデータ前処理エンジンを活用して現場全体の業務構造を再設計するトータルソリューションです。初期構築や業務見直しを行わずに、月額定額の格安SaaSを単体でダウンロードしてすぐ使いたい企業には、費用面や導入のアプローチが合わない可能性があります。

類似ツールとの比較

ツール名 特徴 料金 向いている企業
ロジGo 受発注から配車、請求までを一重化。高度なデータ標準化とデータプラットフォーム連携で拠点間・取引先間の共同配送まで対応 要問い合わせ データ連携を通じて配車業務の脱属人化や共同配送・サプライチェーン最適化を目指す企業
ロジックス 配車・請求・労務管理を一貫対応する運送業特化型クラウドERP。収支の自動算出によりデータ駆動型の運送経営を実現 初期:30万円〜、月額:10万円〜(税抜) 配車管理だけでなく社内の労務・原価管理を包括的にデジタル化したい運送事業者
MOVO Vista 荷主・物流企業間の輸配送状況を可視化するプラットフォーム。リアルタイムの車両位置や到着予測(ETA)を一元管理 要問い合わせ 荷主と運送会社間での配送ステータス共有やリアルタイムな動態追跡を重視する企業
ULTRAFIX 積付計算や時間制限を考慮した高精度の自動配車エンジンと動態管理オプションにより輸配送を総合支援するTMS 要問い合わせ 積載制限や時間指定が複雑で、高度な自動配車エンジンと積付ロジックを必要とする大規模現場

輸配送管理ツールやTMSの選定においては、自社が直面している課題の性質(社内の配車作業の効率化か、拠点・取引先とのデータ連携か、運送経営管理の高度化か)を明確にすることが不可欠です。

受発注データの表記ゆれやバラバラなデータ形式の整理に手間取っており、自社内だけでなくグループ拠点・協力会社間とのデータ連携や共同配送までを見据えてDXを推進したい場合には、「ロジGo」が強力な選択肢となります。データテック企業としての強みを活かしたデータ前処理やコンサルティング体制が整っているため、データ基盤の整備から着手したい企業に最適です。

一方で、運送事業における労務・原価管理までを含めたオールインワンの基幹システム(ERP)を求めている場合は「ロジックス」、荷主と運送事業者間でのトラック位置追跡や遅延検知などの動態可視化を主目的とする場合は「MOVO Vista」、複雑な個別積載条件や配送ルートの全自動算出エンジンをオンプレミス感覚で構築したい場合は「ULTRAFIX」といったように、自社の重点目的に合わせたツール選びが推奨されます。

料金・プラン・導入方法

ロジGoの具体的な利用料金(初期費用および月額費用)は公式に明示されておらず、完全非公開(要問い合わせ)となっています。企業の事業規模や拠点数、データ連携の仕様、導入範囲に応じて個別に見積もりが提示される体系です。

製品ラインナップおよび利用モデルとしては、事業規模や目的に合わせたパッケージプランが用意されています。

導入検討にあたり、見積もり時に確認しておくべきポイントは以下の通りです。

  • 課金単位の確認
    アカウント数(ユーザー数)ごとの課金か、管理対象の車両台数や拠点数、月間の取扱案件数ごとの課金かを確認すること。
  • 初期設定およびデータ標準化費用の有無
    既存の基幹システムや受発注データ(CSV等)を取り込むためのデータフォーマット調整費用や、コンサルティング費用が別途発生するかどうかを確認すること。
  • 選べるUIタイプとオプション範囲
    実運送事業者向け(Aタイプ)と利用運送・倉庫事業者向け(Bタイプ)の選択肢や、データプラットフォーム連携などの追加オプション費用の条件を確認すること。

導入の流れ・期間

ロジGoの導入にあたっては、システムを設置して終わりではなく、現場の業務プロセスのヒアリングやデータ整理を伴うコンサルティング主導のプロセスで進められます。一般的な導入フローは以下の通りです。

  1. お問い合わせ・ヒアリング
    公式サイトのフォームから問い合わせを行い、現状の配送課題、管理車両数、データフォーマット、拠点数などの基本情報をヒアリングします。
  2. 業務・システムコンサルティングおよびデモ体験
    シマントの専任コンサルタントが現場の受発注・配車フローを分析し、画面デモの提案や自社に合ったモデルの選定を行います。
  3. 要件定義・お見積もり・ご契約
    連携対象となるデータ形式の仕様確認や運用ルールの策定を行い、具体的な見積もり内容と導入スケジュールに同意した上で契約を締結します。
  4. 初期環境構築・データ整備
    受発注データの取り込み設定、拠点・車両・ドライバー・取引先・軒先情報などのマスターデータの登録と標準化を実施します。
  5. 運用テスト・現場トレーニング
    配車担当者や実務者が新しいインターフェースで配車計画を作成・修正するテスト運用を行い、操作方法のレクチャーやフィードバック対応を実施します。
  6. 本番稼働・伴走サポート
    実際の日常業務でロジGoの運用を開始します。稼働後も運用定着やデータ蓄積状況に応じた改善提案などのサポートが行われます。

なお、ロジGoの具体的な標準導入期間については公式に明記されておらず、「要問い合わせ」となっています。単一拠点でのシンプルな導入か、複数拠点やサプライチェーン全体を巻き込んだデータ連携かによって構築期間が大きく変動するため、事前の相談時にスケジュール感を確認することが推奨されます。

導入事例・実績

株式会社シマントの「ロジGo」およびその基盤となる独自データ技術は、大手物流企業との共同開発をはじめ、多様な物流現場で実績を積み上げています。

広域輸配送を担う株式会社ナカノ商会との共同開発事例

大手物流会社である株式会社ナカノ商会とシマントは、幹線輸送の効率化に向けた輸配送計画システム「Auto Dispatch」を共同開発しました。本システムには、ナカノ商会のベテラン配車担当者が持つ高度なノウハウが組み込まれるとともに、シマントの高度なデータ処理技術が活用されています。スポット案件や単発運行による空車回送リスクを排除し、ドライバーの労働環境を守りながら持続可能な幹線輸送体制を確立しています。

大手企業における導入・取引実績および定量効果事例

シマントの公式発表資料によると、物流DX領域およびデータDX領域において、三菱食品株式会社、中央倉庫株式会社、トランコム株式会社などの大手企業への取引実績を有しています。また、導入時のシミュレーション結果として以下の明確な改善実績が示されています。

  • 1日あたりの運行台数を32%削減(696台から476台へ効率化)
  • 1日あたりの平均運行回数が46%増加(1.24回から1.82回へ向上)
  • 1日あたりの平均配送件数を20%削減(8,215件から6,570件へ適正化)

導入前に知っておきたいこと

ロジGoの検討段階において把握しておくべき外部評価や運用の留意点は以下の通りです。

公開ユーザー評価・口コミの現状

ロジGoは大手企業との個別開発プロジェクトや共同物流実証、コンサルティングを伴うBtoBソリューションとして展開されている背景もあり、現時点ではSNSや一般のITレビューサイトにおける個別のエンドユーザー口コミ・不満・改善要望などの外部報告は確認できていません。

導入に向けた運用のポイントと注意点

ロジGoの導入効果を極大化するためには、単に新しい画面を導入するだけでなく、従来の現場業務フローや取引先とのデータやり取りの手法を見直す「業務改革(チェンジマネジメント)」が必要です。受発注データの標準化や master データの整備、取引先とのデータ連携ルール作りを事前に行う必要があるため、ベンダー側(シマント)の専任DXコンサルタントと密にコミュニケーションを取りながら、段階的に導入範囲を広げていく姿勢が求められます。

よくある質問(FAQ)

ロジGoはどのような業種・事業者規模に対応していますか?
企業規模を問わず導入が可能です。対象業界としては、トラック運送事業者や利用運送会社、倉庫管理業者などの物流業界全般に加え、自社物流を抱える製造業や卸売業・流通小売業の荷主企業まで幅広く対応しています。
スマートフォンやタブレット等の端末でも利用できますか?
ロジGoはクラウド型のSaaSとして提供されており、Webブラウザを介してPCやタブレット等のマルチデバイスからアクセス可能です。推奨する特定のブラウザ環境や動作OSの詳細仕様については、契約時にシマントへ確認することが推奨されます。
無料トライアルやデモ画面の体験は可能ですか?
公式サイトの窓口から問い合わせることで、専任コンサルタントによる画面のデモ説明や自社の課題に合わせた活用例の提示を受けることができます。無料トライアル期間の有無や検証環境(PoC)の提供可否については直接お問い合わせください。
システム導入時や運用定着時のサポート体制はどうなっていますか?
シマントの専任物流DXコンサルタントが導入初期から伴走し、現場の業務ヒアリング、データフォーマットの標準化、画面操作のレクチャー、運用開始後の継続的なデータ改善まで包括的にサポートする体制が整っています。
最短の導入期間や最低契約期間、解約条件はどのようになっていますか?
システムの構築範囲や拠点間連携の有無、データ整備の要否によって異なるため、契約期間や解約条件を含めてすべて個別対応(要問い合わせ)となっています。導入検討時のヒアリング段階で担当者へ確認してください。
既存の基幹システムや自社DWH(データウェアハウス)との連携は可能ですか?
シマントは独自の高度なデータ変換・DWHエンジン(simount DWH)を保有しているため、各社独自の基幹システムや受発注データからのCSV連携・データ清流化に対応しています。ダイレクト接続の仕様については事前に確認が可能です。

参照・出典

他の配車システム・TMSと比較する

ロジGoの特徴を含むTMS(輸配送・配車管理)の21製品を、料金・機能・対象規模で比較できます。

配車システム・TMS比較21選