デジトラッドとは?
デジトラッドは、株式会社STANDAGE(スタンデージ)が提供する「通関・貿易管理」カテゴリの貿易DXプラットフォームです。国内の市場縮小や円安を背景に海外進出を目指す中小企業をターゲットとしており、販路開拓から企業間交渉、決済、物流手続きまでをワンストップで完結できるのが最大の特徴です。貿易の専門知識や語学力、グローバル人材を持たない企業であっても、アナログで煩雑な貿易業務をシステムと専門家の力で「まるなげ」できる環境を提供し、日本企業の新たな海外販路獲得の課題を解決します。
主な機能・特徴
- デジトラッド フォワーディング
荷主とフォワーダー(物流事業者)間の見積もり業務とやり取りをデジタル化・簡略化するサービスです。荷主は各社の概算物流費を一覧で素早く比較・即時見積もりができ、そのまま本発注に進むことが可能です。また、独自の「チケット」システムを採用しており、案件ごとの進捗管理やチャットでの円滑なコミュニケーションを一元管理できます。 - デジトラッド 貿易クラウド
貿易に関わるさまざまな実務をクラウド上で処理する貿易特化型の業務管理ツールです。顧客とのマッチング(受注)から、タスク・スケジュールなどの進捗管理、実際の発注業務までを一つのシステム上で一元化し、属人化を防ぎます。 - デジトラッド ペイメント
日本初となるステーブルコイン(価格が安定した暗号資産・仮想通貨)を利用したブロックチェーン貿易決済システムです。ブロックチェーン上に仮想の「デジタル金庫(エスクロー機能)」を用意し、輸出側がBL(船荷証券)を引き渡すまで出金できない仕組みにすることで未回収リスクを低減します。銀行を介さないため、送金手数料が安価で、かつ最短1時間以内というスピーディーな着金を実現します。 - デジトラッド コンサルタント
国際物流に詳しい専門コンサルタントと物流事業者をマッチングする機能です。自社にノウハウがなくても、専門家からのアドバイスを受けながら確実な販路開拓の戦略策定や実務進行が可能になります。
こんな企業・現場に向いている/向いていない
【向いている企業・現場】
対象規模としては中小企業、業種としては製造業、小売・卸売業、食品・飲料、伝統工芸品メーカーなどに広く適しています。特に「国内市場の縮小に伴い海外進出を検討しているが、貿易人材を採用・育成するリソースがない」という課題を抱えた経営者や担当者に最適です。また、海外との取引で発生する高額な銀行送金手数料や着金遅延に不満を抱えている現場や、複数のフォワーダーに対してアナログな相見積もりを取ることに疲弊している荷主企業の業務効率化にも大きく貢献します。
【向いていない企業・現場】
すでに自社内に強固なグローバルサプライチェーン網や、専門的な貿易実務・通関部門を確立している大企業においては、システムの一部機能がオーバースペックまたは既存フローと重複する可能性があります。また、仮想通貨やブロックチェーンを用いた独自決済システムに対して、社内のセキュリティポリシーやコンプライアンス規定で利用が認められていない環境の場合は導入が難しくなります。さらに、自社のレガシーな基幹システムとの密結合を前提とした、フルスクラッチのオンプレミス型システムを求めている現場には、クラウドベースである本ツールはミスマッチになりやすいでしょう。
料金・プラン・導入方法
デジトラッドはSaaSモデル(月額課金)で提供されています。具体的な料金プランや利用料金については、取引の規模や頻度、利用する機能モジュールに応じて変動するため「要問い合わせ」となっています。導入方法や詳細な見積もりについては、公式サイトより直接お問い合わせください。
導入事例・実績
- プレシジョン・システム・サイエンス株式会社(医療機器メーカー)
新型コロナウイルスの流行などを背景に、アフリカ地域への医療機器展開を目指し導入。アフリカ現地のパートナー探しが課題だったが、デジトラッドの支援により契約開始から約1年で全自動PCR検査機器などのアフリカへの販路開拓および売上構築を実現しました。 - 株式会社アーテック(教育玩具メーカー)
サウジアラビアでのプログラミング教育開始に伴う教材ニーズを捉えるため導入。デジトラッドの活用により現地の教育省から正式認可を受け、中学校へのプログラミング教材導入に成功。サービス契約から1年半以内での海外売上構築を達成しました。 - 株式会社能作(金沢漆器の老舗)
高単価かつ大量生産が難しい伝統工芸品のため、通常の貿易スキームでは採算が合わず海外展開に課題を抱えていました。デジトラッドを導入し、海外向けのクラウドファンディングを活用した結果、開始3日で目標金額の400%以上を達成し、受注生産でも無理のない海外販売を実現しました。
導入前に知っておきたいこと
現時点では公開されたユーザー評価・課題報告は確認できていません。最新情報については公式サイトや提供元にご確認ください。
類似ツールとの違い・選び方
一般的な「貿易管理システム」や「デジタルフォワーディングツール」は、社内における船積書類作成のペーパーレス化や、物流事業者の手配・見積もりといった「特定の貿易業務のデジタル化」に特化している傾向があります。
一方、デジトラッドが同カテゴリの他ツールと一線を画しているのは、販路開拓からマッチング、受発注、物流手配、そして「決済」までの全工程をワンストップで網羅している点です。特に、ステーブルコインを用いた独自の「デジタル金庫(エスクロー機能)」による決済システムを実装しているため、海外企業との少額取引や新興国向けの取引において、代金未回収リスクを抑えながら安価でスピーディーな国際送金が可能です。
また、単なるSaaSの提供にとどまらず、貿易実務自体を支援・代行する「商社的なハンズオン支援」もパッケージ化されているため、「自社に貿易ノウハウが全くない状態から海外進出をスタートさせたい」という企業にとっては、他ツールにはない有力な選択肢となります。
よくある質問(FAQ)
- 貿易や語学に関する知識が全くない中小企業でも利用できますか?
- はい、利用可能です。デジトラッドは専門知識がない企業のために作られており、販路開拓の市場調査から交渉、物流の手配、決済までを一気通貫でサポート・代行するため、社内に専門人材がいなくても海外展開が可能です。
- 新しい決済システム(デジトラッド ペイメント)の安全性はどのように担保されていますか?
- ブロックチェーン技術を用いたエスクロー機能(仮想の共有金庫)を採用しています。輸入側が先に入金し、輸出側が船荷証券(BL)を引き渡すといった条件を満たすまで出金できない仕組みになっているため、取引の安全性確保と代金回収リスクの低減が図られています。
- デジトラッド フォワーディングを利用するメリットは何ですか?
- 荷主側にとっては、オンライン上で複数の物流事業者からの概算見積もりを即座に取得・比較でき、そのまま発注手続きやチャットによる進捗管理が可能な点がメリットです。物流事業者(フォワーダー)側にとっても、確度の低い見積もり作成にかかる膨大な事務作業の手間を大幅に削減できるメリットがあります。