DRIVE CHARTとは?AI映像解析で危険運転を自動検知し事故を削減する車両管理・安全運転支援サービス

DRIVE CHARTとは?AI映像解析で危険運転を自動検知し事故を削減する車両管理・安全運転支援サービス ロゴ・サービス画像

AI搭載ドライブレコーダーが運転中の映像を解析し、脇見運転や一時不停止などの危険運転を自動検知する交通事故削減支援サービス。ドライバーごとの運転傾向をスコア化し、具体的な映像を用いた安全運転指導を実現します。

料金モデル
SaaS(月額)
対象規模
中堅〜大手向け
対象業界
物流・倉庫業 製造業 小売・卸売業 食品・飲料

DRIVE CHARTとは?

DRIVE CHARTは、社用車を保有する企業の事故削減や安全運転管理の高度化を支援する、GOドライブ株式会社提供のフリート・車両管理(テレマティクス)システムです。AIを搭載した通信型ドライブレコーダーが運転中の映像やセンサーデータを解析し、脇見運転や一時不停止といった交通事故の大きな要因となるリスク運転行動を自動で検知・可視化します。各ドライバーの運転傾向をスコア化し、具体的な映像データをもとにした説得力の高い安全指導を行えるため、現場の感覚値に依存しない指導体制を構築できます。約10万台の契約実績(2025年時点)を有し、物流や送迎などの現場において、安全対策の「仕組み化」に貢献しています。

主な機能・特徴

  • AIによるリスク運転の自動検知と動画記録
    車載器のAIがドライバーの運転挙動を常に解析します。脇見運転や車間距離不足、一時不停止、速度超過、急加速、急減速、急ハンドル、急後退といった交通事故に直結しやすい8つのリスク運転項目を自動で検知し、該当箇所の動画データをクラウド上へ保存します。管理者は検知された映像をいつでもWeb上で確認できます。
  • 眠気や居眠りを警告する居眠り警報
    車内カメラの映像からドライバーの顔をAIがリアルタイムで解析し、目を閉じた状態が2秒以上継続した場合にアラート(警報)を鳴らす機能です。追突事故につながる眠気や居眠り運転をその場で抑止するとともに、検知状況は動画として記録され、運行管理者へもリアルタイムに通知されます。
  • ドライバーを自動識別する顔認証同定技術
    ドライブレコーダーの内側カメラがドライバーの顔を識別し、誰が車両を運転しているかを自動的に判別します。1台の車両を複数のドライバーで共用している場合でも、手動での乗務員変更手続きや登録の漏れを防ぐことができ、ドライバー個別の運転評価データが正確に蓄積されます。
  • 日報・月報の自動作成と運転傾向分析
    走行データをもとに運転日報や月報、ドライバーごとの安全運転スコアが自動的に生成されます。さらに、毎週月曜日には前週のリスク運転発生状況をまとめた「週次サマリーメール」が配信されるため、管理者の集計工数を増やすことなく、定期的なPDCAサイクルを回すことができます。
  • クラウド経由での遠隔動画取得
    事故や軽微なこすり傷などのトラブルが発生した際、SDカードを本体から物理的に回収することなく、管理画面から日付や時間を指定してクラウド経由で映像を取得できます。遠方で発生した事象に対しても、Web上で迅速に客観的映像を確認し、保険対応などの初動をスムーズに進められます。

こんな企業・現場に向いている/向いていない

向いている企業・現場

  • 事故件数や自動車保険料を本質的に削減したい企業
    単に位置情報を把握するだけでなく、脇見や一時不停止などの事故予備軍となる運転挙動を検知して根本から改善したい現場に向いています。
  • 多拠点で稼働し指導の標準化を目指す中堅〜大企業
    管理者の主観に頼らない客観的な動画とデータを用いて、どの営業所でも均一で質の高い安全運転指導を行いたい企業に適しています。
  • アルコールチェックと運行記録を一元管理したい企業
    出庫前後の酒気帯び確認と実際の走行データを自動で紐付け、未実施者へのアラートなどを通知してコンプライアンス管理を徹底したい企業に合致します。

向いていない企業・現場

  • GPSによる現在地のリアルタイム確認のみを求める企業
    「車両が今どこにいるか」という動態管理や、配送先の到着予測など業務効率化だけが目的の場合、多機能なAI解析を搭載したDRIVE CHARTは初期費用や機能面で過剰になる可能性があります。その場合は、簡易的なGPS・スマートフォン型ツールを検討する方が適しています。
  • 数台程度の少数車両で運用する小規模事業者
    ドライバー全員の状況を常に目の届く範囲で管理でき、高度な分析レポートやオプションの導入支援コンサルティングが不要な場合は、コストパフォーマンスの観点から別の簡素な車両管理ツールが向いていることがあります。
  • ドラレコの設置工事にかかる手間の削減を優先する企業
    専用機器の車内取り付け工事を嫌う場合や、短期リースの車両などでシガーソケットへの挿入のみ、あるいはスマートフォン単体で手軽に稼働させたい場合は別の運用スタイルを検討すべきです。

料金・プラン・導入方法

DRIVE CHARTの具体的な金額は要問い合わせとなっています。公式に公開されている契約モデルには、以下の2種類のプランが用意されています。企業側の予算編成や減価償却の都合に合わせて選択が可能です。

プラン名 初期費用(機器代金など) 月額サービス利用料(ランニングコスト) プランの特徴・備考
機器購入プラン 要問い合わせ(ドライブレコーダー端末料金・取付工事費等) 要問い合わせ(システム利用料・通信費・サポート費等) 毎月のランニングコストを抑えたい、あるいは機器を固定資産として減価償却したい場合に適したプラン。最低契約期間1年。
機器レンタルプラン 0円(取付工事費などは別途要問い合わせ) 要問い合わせ(機器レンタル費・システム利用料・通信費・サポート費等) 初期の機器購入コストを抑えてサービスを導入したい、機器を自社保有したくない場合に適したプラン。最低契約期間2年。

※導入を検討する際は、以下の点について事前見積もり時に確認しておくことを推奨します。

  • 課金単位(車両台数ごとの課金か、アカウント追加時に費用が発生するか)
  • 機器の取り付けにかかる工賃、および将来的な取り外し(撤去)工賃の有無
  • 契約期間中に中途解約が発生した場合の違約金の規定(レンタルプランは最低2年など)

導入の流れ・期間

テレマティクス(車両管理)SaaSの一般的な導入フローとして、DRIVE CHARTも以下のステップに沿って導入が進められます。ただし、具体的な導入完了までの期間(機器の納期や取付工事の調整状況など)は個々の企業によって異なるため、要問い合わせとなります。

  1. 問い合わせ・ヒアリング
    公式サイト等から問い合わせを行い、自社の車両台数や解決したい課題(事故防止、業務効率化など)を担当者に共有します。
  2. デモ・提案
    実際の管理画面の使い方の説明を受け、自社の課題に最適なプランや機器選定の提案を受けます。
  3. トライアル
    台数を限定してテスト用の実機を取り付け、自社の走行ルートやドライバーの運転を実際に検知してみて精度や使い勝手を確認します。
  4. 見積もり・契約
    トライアルの結果を踏まえて対象車両数を確定し、最終的な見積もり書を確認の上、正式な契約を締結します。
  5. 機器設置・初期設定
    提携の専門業者等を通じて、車両へ通信型ドライブレコーダーの設置工事を行います。並行してドライバー情報や組織階層の登録といった初期設定を行います。
  6. 本格稼働・運用サポート
    日常的なリスク運転の検知や自動レポートの活用を開始します。導入効果を高めるための設定見直しやコンサルティングなどのサポートを受けながら運用を定着させます。

連携できるシステム・機器

  • 『GO運転管理』との一元管理連携
    同じGOドライブ株式会社が提供する「GO運転管理」と連携可能です。これにより、スマートフォンアプリを用いた始業前の点呼(酒気帯び確認)、自動での運転日報作成、勤怠管理といった日々のドライバー管理業務を、DRIVE CHARTの走行データと連動して一元化できます。ドライバーと車両のマスタデータも自動共有されるため、重複管理の手間がありません。
  • Bluetoothアルコールチェッカー連携
    中央自動車工業製の「ネオ・ブルー」をはじめとするBluetooth(無線接続)対応のアルコール検知器とスマートフォンの専用アプリを介してデータ連携が可能です。検査結果は自動でDRIVE CHARTの管理画面に送信され、出庫した走行記録と紐付けられます。未実施のまま稼働した場合はアラート通知が届く仕組みを構築できます。
  • API連携・CSVデータ出力
    走行距離や稼働時間などの運行データをCSVまたはAPI経由で、社内の給与計算システムや経費精算システム、基幹システム(ERP)等にデータ統合することができます。これにより、運行データを活用したバックオフィス業務の効率化を図れます。

導入事例・実績

日本交通株式会社(タクシー・ハイヤー業)

導入規模:全社3,800台以上
課題:従来のドライブレコーダーでは帰社してSDカードを直接抜かなければ映像確認ができず、事後の確認が遅れがちだった点、および運転経験の浅い新卒ドライバーが多い営業所での事故リスク削減が急務でした。
取り組み・効果:「一時不停止」の削減を重点指導目標に据え、出番前や点呼時にリスク運転動画をその場で見て振り返る体制を構築。全社展開後は各営業所の特性に合わせた重点指導を行い、事故発生率の低減や保険割引率の大幅な改善、コスト削減を実現しました。

吉田海運グループ(物流・運送業)

導入規模:グループが運用するほぼ全ての営業車両(吉田海運、南栄運輸、マルコウ輸送)
課題:ドライバー一人ひとりの運転特性に応じた客観的なデータに基づく指導を行い、「人財育成」と確実な安全品質を両立させることを目指していました。
取り組み・効果:まず一部拠点で『DRIVE CHART』を先行導入したところ、約1年間で1,000kmあたりのリスク運転件数を約50%削減することに成功。この具体的な成果をもとに、グループの全営業車両への一斉導入を完了させ、安全対策を加速させています。

ビーナス(通所介護事業・送迎車運行)

導入規模:送迎車約450台(全車)
課題:ドラレコが未設置の車両が多く、事故発生時の客観情報が不足していたほか、現場管理者が多忙で具体的な運転指導が十分に行えていないことが課題でした。
取り組み・効果:「誰が・どのリスク運転が多いか」をグラフ等で直感的に把握できる管理画面を活かし、週1回管理画面を確認するルールを運用。一時不停止の削減を重点に置き、導入後半年でリスク運転を90%削減、重大事故ゼロを継続しています。また、自動車保険料の4割削減にも成功しました。

導入前に知っておきたいこと

  • ドライバー側の「監視されている」という心理的抵抗
    車内向けインカメラによる撮影やAIによる検知機能に対し、一部のドライバーから「プライベート空間を監視されているようで落ち着かない」「私的なルートを外れづらい」といった不満や緊張感を抱く声が報告されています。導入の初期段階では「ドライバーを罰するためではなく、身を守るための安全対策である」ことを明確に説明し、社内合意を得ることが重要です。
  • 管理者の操作習得やデータ運用の負担
    多機能で詳細なデータを取得できる一方で、管理画面のメニューや機能が非常に多く、ITツールに慣れていない年配の運行管理者や現場スタッフが操作を覚えるまでに時間がかかるケースがあります。運用コンサルやカスタマーサクセスの支援サービスを活用し、最初は「一時不停止のチェックのみ」など、確認するポイントを絞ったシンプルな運用から始める工夫が必要です。
  • 現場での定期的な指導体制(指導工数)の確保
    AIが自動で危険な運転を検知してメールや画面に通知しても、その動画を見てドライバーにフィードバックする体制が現場にないと効果が出ません。日々の運行前点呼や週次のミーティングの中で、「指導を行う時間をあらかじめ組み込んでおく」ためのリソース確保が必要です。

類似ツールとの比較

LogiShiftサイト内に関連記事がある、代表的な車両管理ツールと比較します。

ツール名 主な特徴 料金モデル 向いている企業・現場
DRIVE CHART
(GOドライブ株式会社)
AIを活用した精度の高いリスク運転の自動検知、ドライバー顔認証、居眠り警報など安全指導に特化。 要問い合わせ(機器購入/機器レンタルプラン) 車両台数が多く、具体的な動画やスコアを用いて安全指導の徹底・事故率や保険料を確実に下げたい企業。
MOVO Fleet
(Hacobu株式会社)
GPSによる位置把握、荷待ち・荷役時間のエビデンス管理、MOVO Berthとの連携によるバース予約との一元管理。 月額1,300円/台〜(要問い合わせ) 配送計画の最適化や荷待ち・荷役時間の削減、物流現場のバース混雑解消や稼働効率化を重視する企業。
Cariot
(株式会社キャリオット)
スマートフォン単体やシガーソケット型の簡易デバイスのみで即稼働可能。デジタル日報やリアルタイム位置情報の高頻度共有。 要問い合わせ 大がかりな車載器取り付け工事を避け、スマホのみで安価かつスピーディーに動態管理や働き方改革を始めたい企業。

DRIVE CHARTと類似ツールの選定基準

事故削減や安全指導を本質的に強化したい場合:
「脇見」や「一時不停止」といった、あおり運転や重大事故の原因となる行動そのものを映像を用いて個別に指導したいのであれば、AIによる検知精度の高いDRIVE CHARTが適しています。安全管理のための専任コンサルタントによるサポート体制も充実しており、本格的なPDCA活動に向いています。

配送効率化や、荷待ち時間の把握など「動態管理」を主眼とする場合:
「車両がいつどこを走り、何時に到着するか」の把握や、物流倉庫での待機時間を減らすための運行実態分析を求める場合は、MOVO FleetCariotの方が適しています。これらは配送ルートの可視化や配送ステータスの共有に強みがあり、配車の効率化を通じてドライバーの労働時間短縮(働き方改革)を直接的にサポートします。

よくある質問(FAQ)

DRIVE CHARTにスマートフォン向けのアプリはありますか?
管理者用の主なレポート確認や動画確認画面はPCなどのブラウザ(Webアプリケーション)環境での閲覧が推奨されています。ドライバー向けには、アルコールチェック機器と接続して測定結果を転送するための「アルコール検知連携」や、日報作成をサポートする『GO運転管理』のスマホアプリが提供されています。
導入前にデモの実施や無料トライアルは可能ですか?
はい、お見積もりや問い合わせの段階でデモ画面の確認ができるほか、台数や状況に合わせて無料トライアル(トライアルキットの送付など)が提供されています。まずは実際の車両に機器を装着し、検知精度や社内の運用に載せられるかを試すことができます。
トラブルや疑問時の問い合わせサポート体制はどうなっていますか?
一般的なアフターサポート費用が月額の利用料金に含まれており、電話、メール、チャット等による問い合わせ対応を受けられます。さらにオプション(フリートサポートプランなど)を利用すれば、設定代行や本格的な運用コンサルティング、交通事故相談なども対応可能です。
最低契約期間などの契約上の制約はありますか?
プランにより異なります。BOXILの調査情報等によると、機器レンタルプランでは「最低利用期間2年」、機器購入プランでは「最低利用期間1年」と設定されている場合があります。中途解約時の詳細ルール等については、契約時にGOドライブ社または代理店へ事前に確認することを推奨します。
車載器(ドライブレコーダー)の取り付け工事はどのように行いますか?
DRIVE CHARTの導入にはAI搭載ドライブレコーダー(フロントカメラ・インカメラ一体型など)の車内設置が必要です。取り付け工事はGOドライブ社が提携する工事業者の手配、または企業が指定する任意の整備工場で行います。工賃や日程調整の詳細については見積もり時に相談が必要です。
ドライバーが車両を交代するたびに、乗務員情報を手動で切り替える必要がありますか?
いいえ。DRIVE CHARTに搭載された「顔認証機能」により、車両を起動した際に対象のドライバーを自動的に識別して同定します。ドライバー側が車両乗り換え時にキー入力やスマホ操作をする必要がなく、手間の削減となりすましや登録漏れの防止になります。

参照・出典

他の車両動態管理システムと比較する

DRIVE CHARTの特徴を含むフリート・車両管理(テレマティクス)の11製品を、料金・機能・対象規模で比較できます。

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