SmartDrive Fleetとは?
「SmartDrive Fleet(スマートドライブ フリート)」は、営業車や配送トラックなどの車両管理に課題を抱える企業の、稼働状況の可視化と安全運転推進を解決するクラウド型車両管理システム(テレマティクス)です。株式会社スマートドライブが提供しており、工事不要でシガーソケットに挿すだけの専用GPSデバイスや、通信型のドライブレコーダーを活用して手軽に導入が可能です。リアルタイムの位置情報の可視化をはじめ、走行履歴、独自のアルゴリズムによる安全運転診断、さらには日報の自動作成からアルコールチェック義務化などの各種法令遵守までをカバーしています。本ツールは企業規模を問わず、車両にかかる管理工数の削減と事故防止をワンストップで支援することを目的としています。
主な機能・特徴
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リアルタイム位置情報の可視化(GPS動態管理)
GPSによる位置情報を10秒ごとに自動更新し、車両の現在位置や「走行中」「停車中」といった運行ステータスをPCやスマートフォンの地図上に一覧表示します。事前に住所や拠点を登録しておくことで、訪問先に最も近い近隣車両の検索も簡単に行えます。これにより、顧客からの急な問い合わせに対しても「今どこで何をしているか」をドライバーに都度電話確認することなく、迅速に配車・手配対応を指示できるようになり、現場のオペレーション工数が削減されます。
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独自のアルゴリズムを用いた安全運転診断
特許技術によるGセンサー(車の前後左右の動きを計測する技術)を使用し、急加速、急ブレーキ、急ハンドルといった危険挙動を自動で検知してスコア化します。ドライバーごとに100点満点での安全運転診断が自動で行われるため、客観的なデータに基づいた説得力のある運転指導が可能です。ドライバー自身の「常に見られている」という安全マインドの醸成につながるほか、危険運転が減少することによる自動車保険料やガソリン代(燃費)の削減に寄与します。
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乗務日報・運転月報の自動作成
エンジンの始動(ON)から停止(OFF)までを一走行としてデータを計測し、走行日報をクラウド上に自動的に生成します。訪問先での滞在時間や走行距離、ルート情報などが正確に自動記録されるため、従来のようにドライバーが手書きやスプレッドシートで日報を入力する手間を大幅にカットできます。管理者は毎日一括で出力・管理ができるようになり、月末の集計作業を含むバックオフィスの事務負担を大きく軽減します。
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白ナンバー対応のアルコールチェック管理連携
測定結果がBluetooth経由で管理システムと連動する各種アルコール検知器に対応しています。ドライバーがアルコール検知器を用いて測定した結果データは、SmartDrive Fleetの管理画面に自動で紐付けされ、チェックの漏れがある場合には管理者への自動通知や測定漏れリストでの可視化を行います。管理者の立会証明記録などのエビデンスもクラウド上に蓄積されるため、改正道路交通法等における確実な法令遵守の記録保存を支援します。
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車両予約・車両稼働最適化レポート
社用車を複数人で共有して使用する現場に向けて、車両予約機能を提供しています。Webの管理画面から利用予定を調整・予約することで重複を防ぐことが可能です。さらに、車両ごとの実質的な稼働率をレポート形式でグラフィカルに自動分析する機能も備えており、余剰車両がないかを見える化することで、車両の減車やリース契約の見直しなど、適正な車両台数の選定に向けた経営判断に活用できます。
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車両情報および各種リマインダー管理
車検の満了日や自動車保険の更新日、リース契約の満了時期に加え、管理するドライバーの運転免許証の更新時期などをシステム上に登録・一元管理できます。更新期限が近づくと、管理画面や通知によって期日アラートが発信されるため、管理者のチェック漏れによる手続き忘れや、不法な期限切れ運転などのコンプライアンス違反を未然に防止します。
こんな企業・現場に向いている/向いていない
【向いている企業・現場】
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設置工事の手間をかけず、すぐに運行管理を開始したい企業
シガーソケット型の車載デバイスは、車内に差し込んで走行するだけでデータの自動収集が始まる設計です。大規模な配線工事や車両の長期拘束が一切不要なため、レンタカーや臨時の代替車両、営業社員のマイカーを一部業務使用しているケースなどでも柔軟に装着・差し替えが可能です。手軽かつ速やかに動態管理を開始したい総務・安全運転管理担当者に向いています。
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事故防止のために納得感のある安全運転教育を推進したい現場
「危険なスピード超過があった」「不要な急ハンドルが多い」といった運転の癖が独自の診断スコアによって100点満点で数値化されるため、感覚値ではない客観的データをベースにした安全運転指導を行いたい管理者に向いています。社用車による人身事故・対物事故を削減し、フリート保険料の引き下げや会社の社会的信用の保護に取り組みたい企業に最適です。
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日報管理や点検記録などバックオフィス業務のデジタル化を推進したい企業
手書きの日報作成によるドライバーの残業時間増加や、紙媒体での記録回収・保管の手間に悩んでいる企業に非常に適しています。走行履歴、アルコールチェック、運行前点検、各種ライセンス期限管理まで一箇所にまとめ、業務プロセスの大幅なデジタル移行を図ることが可能です。
【向いていない企業・現場】
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管理する車両が極めて少なく、手書き管理で十分に事足りる企業
保有台数が1〜2台程度であり、ドライバー同士の口頭での連絡や紙の日報による管理、携帯電話の通話による現在地確認のみで現状トラブルが一切発生していない極小規模の企業にとっては、システム導入初期費用や月額ライセンス料が発生するため、投資対効果が得られにくい場合があります。
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OBD-IIポート接続による緻密な車両制御・故障診断データの直接取得を求める企業
SmartDrive Fleetでは、車両のトラブルを招く危険性を考慮してOBD-IIポートからの接続・データ抽出には現在対応していません。タコグラフなどのようにOBD-II経由でエンジンの詳細な内部データ(燃料消費量、水温、エンジントラブルコードなど)を取得し、徹底した車両の物理的なメンテナンス管理を行いたい場合、目的と合致しない可能性があります。
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外部のクラウドシステムを独立して利用・承認できないシステム環境の企業
社内規定や独自の高いセキュリティポリシーにより、外部のクラウドSaaS(Software as a Service)を利用できない、または独自のオンプレミス型基幹システム内のみで運行情報を閉じて管理したい企業にとっては、独立したシステムであるSmartDrive Fleetの導入が運用スタイルにフィットしない可能性があります。
料金・プラン・導入方法
SmartDrive Fleetの導入にあたっては、利用する車載用デバイスの種類(シガーソケット型GPS、または通信機能付きドライブレコーダーなど)や、契約する総車両台数、追加する各種有償オプション(有償のサポートや特定のモビリティレポート機能等)の組み合わせによって料金が算定されます。このため、公式サイト上では一律の具体的な金額や基本プランの詳細は非公開となっており、「要問い合わせ」とされています。
料金に関して見積もりを依頼・確認する際には、以下の要素と自社の運用形態をふまえて確認することを推奨します。
- 初期費用(システム環境構築費用): 申し込みをした企業専用のクラウド使用環境を整えるための料金が一度発生します。
- 車載デバイスの費用: シガーソケット型、またはドライブレコーダー型など、選択するハードウェア本体の「購入費用(一括)」またはリース等による調達手段の有無。
- 月額ライセンス費用(SaaS利用料): 1台ごとに発生するシステム利用料です。なお、車載デバイスに標準付帯するモバイルインターネット通信料は月額ライセンス費用に含まれているため、通信費が別途上乗せされることはありません。
- 最低契約期間・解約条件: 契約にあたって最低限維持すべき契約年数(1年や2年などの縛り)の有無、また中途解約時に発生する違約金の要件。
導入の流れ・期間
SmartDrive Fleetは、以下のようなステップを経て現場へ導入・稼働が行われます。なお、公式サイト等では申し込みから稼働開始までに要する一律の「具体的な導入期間」は明示されていないため、詳しいスケジュールは個別見積もり時に問い合わせる必要があります。
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お問い合わせ・ヒアリング
公式サイトの専用Webフォームや電話窓口などから問い合わせを行います。現在の車両管理における社内課題(事故を減らしたい、日報の手書きをやめたいなど)、保有している車両台数、希望するデバイス(ドラレコやシガーソケット型)などについて営業担当者からヒアリングが行われます。
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デモ・トライアルの実施
自社内での導入後のイメージを固めるため、実際のWeb管理画面やスマートフォンアプリを用いた「無料デモ体験」や、実際の車両に数台からデバイスを取り付けて効果を確認する「トライアル利用期間」を設けることができます。現場ドライバーや管理者が「本当に使いこなせるか」を実機で実証した上で本契約へ進むことが可能です。
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お見積もりとご契約
トライアル結果やヒアリングをもとに、必要な台数とオプションを加味した最適なプランの見積もりが提示されます。条件面に納得した上で、正式な契約(契約通知書などの書類取り交わし)を結びます。
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車載デバイスの発送とシステム初期設定
スマートドライブ社より契約台数分の車載デバイスが順次発送されます。並行して、企業専用に構築された管理画面へアクセスし、ドライバーのユーザーアカウント作成や管理車両情報の紐付け、訪問先などの地点情報の登録といった初期設定作業を進めます。
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設置および利用開始(稼働)
届いた車載デバイスを各車両へ取り付けます。シガーソケット型であれば専門の工事業者を呼ばず、ドライバー自身でソケットに差し込むだけで準備が完了し、即日でリアルタイム動態管理の利用を開始できます。
連携できるシステム・機器
SmartDrive Fleetは、API(Application Programming Interface)が公開・提供されており、他の業務アプリケーションや外部デバイスとのシステム連携実績があります。公式に公開されている主なシステム連携事例は以下の通りです。
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kintone(サイボウズ株式会社)とのAPI連携
業務改善プラットフォーム「kintone」とAPIを通じて接続し、SmartDrive Fleetが取得した走行データや自動作成された運転日報の内容を、kintone上のアプリへ自動的に反映させることが可能です。これにより、営業活動の進捗管理や配送の案件進捗など、社内の多様な業務データベースと運行記録を一元化でき、管理者の二重入力や確認の手間を省けます。
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LINE WORKS(ワークスモバイルジャパン株式会社)とのチャット連携
ビジネス向けコミュニケーションツール「LINE WORKS」とAPI連携をしています。SmartDrive Fleetの地図上で特定のエリア(指定の範囲内)にいるドライバーを自動で検索し、その場にいる該当ドライバーに対して、LINE WORKSのチャットを通じて瞬時にメッセージや手配指示を配信することができます。位置情報をみながら電話で行っていたドライバー指示の的確性と効率性を高めます。
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アルコール検知器(「アルキラーNEX」等)の測定連携
株式会社パイ・アールが提供する「アルキラーNEX」などのアルコール検知器とデータ連携が可能です。検知器で測定したアルコール度数データがクラウド経由でSmartDrive Fleetの管理画面へ自動で反映されるため、走行データ(出発時間)とアルコール測定状況を照合し、チェック漏れのあるドライバーがいる場合には管理者へ通知で知らせることができます。
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富士通デジタルタコグラフ(運行情報システム)との連携
富士通のデジタコデータ連携サービス「ITP-WebService V3」に対応しています。これにより、すでに導入されているデジタコからの稼働データと、デジタコを搭載していない車両(SmartDrive Fleetを装着した車両)の位置情報を同じ管理画面に集約し、一括して運行状況や現在地を把握・一元管理できるような環境を構築できます。
導入事例・実績
SmartDrive Fleetは、累計2,000社以上の企業に導入されており、さまざまな業種における具体的な成功事例が公開されています。以下に、企業名・規模・導入効果などの詳細が確認された事例を解説します。
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アニコム損害保険株式会社
【課題】継続的な安全運転教育の仕組み作りと事故抑制、さらには社用車管理にまつわる作業の効率化が課題でした。
【導入効果】車両の前方と車内を撮影可能なSmartDrive Fleetのドライブレコーダーを導入したところ、ドライバーに「見られている」という意識改革を促すことに成功しました。結果として危険運転挙動が減少し、自動車保険料の割引率が約15%改善したほか、事故による車両修理費用が導入前と比較して半額以下に減少しました。また、手書きからデジタル日報へ切り替わったことでペーパーレス化が進み、管理者の車両管理に関する作業時間を80%削減する効果をあげています。 -
旭ダイヤモンド工業株式会社
【規模】全国22拠点、営業車両を含む134台の社用車を管理。
【課題】以前は運転日報の作成や運行前点検、アルコールチェックの記録にいたるまで、すべてを紙の書類で運用しており、現場と管理者(総務)双方の負担が大きいこと、また改正道路交通法等への法令順守対応を進める必要がありました。
【導入効果】「SMAS-Smart Connect(SmartDrive Fleet)」を導入し、手書き管理からの一元管理・デジタル化に移行。車両の位置やエンジンON/OFFによる訪問記録の自動連携により、運転日報作成がほぼ完全に自動化され、手作業による記録の手間が劇的に削減されました。法令を確実に遵守しつつ、蓄積した移動データを活用して拠点ごとの安全運転の推進などにもつなげています。 -
株式会社竹中ガス住設センター
【規模】管理車両:59台(利用デバイス:シガーソケット型)、従業員数:89名。
【課題】大阪・奈良エリアにおけるガス機器の販売・施工・修理に際し、現場の移動効率を高め、顧客からの当日依頼に対する「即日完了率(訪問修理の当日対応)」をいかに向上させるかが、売上増に向けた課題でした。
【導入効果】現場車両の位置情報をGPS動態管理でリアルタイムに可視化したことにより、現場での作業状況や近隣車両の動きを事務所が即時に把握できるようになりました。結果として迅速な配車指示が可能となり、移動効率の改善と即日完了率の向上、さらに不要な燃料費や移動時間を圧縮する効果をあげています。 -
株式会社あいホーム
【課題】以前も他社の車両管理システムを使用していましたが、データを1台ずつUSBでPCに読み込むタイプであったため週1回程度しか確認できず、さらにそのシステムが生産終了となったため、リアルタイムかつ効率的な安全管理体制の再構築が必要でした。
【導入効果】SmartDrive Fleetへのリプレイス(乗り換え)を実施。管理者はPC画面からいつでも各車両の状況を確認できるようになり、以前のようにUSBからデータを読み込んで集計レポートを作成する手作業が完全に不要(手間ゼロ)となりました。また、ドライバー自身もアプリから即時に安全運転スコアを確認できるため、「自分のスピードや急操作の癖が可視化される」という意識を全社員が持つようになり、自律的に安全運転を実践する組織風土へと改善されました。
導入前に知っておきたいこと
SmartDrive Fleetの検討や導入設計に当たって、ユーザーや導入企業からこれまでに報告されている、いくつかの課題・改善要望・利用上の留意点について確認しておきます。導入後の「このようなはずではなかった」というミスマッチを防ぐための判断材料としてください。
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スマートフォンアプリとWebブラウザ版の機能差(共有車予約状況の確認)
ユーザーレビューによると、管理者などが使用するパソコンのWebブラウザ版管理画面では、社用車の「全体や他者の予約状況・空きスケジュール」が分かりやすく表示される一方、ドライバー向けスマートフォンアプリにおいては、共有車の他者の詳細な予約状況や先のスケジュールが現状では把握しにくいという不満点が上がっています。そのため、「スマートフォン1台だけで、誰がどの車をいつ使っているかスケジュール確認を含めた予約運用をすべて完結させたい」という現場では、事前に管理・利用上のルールを社内ですり合わせておくか、使い勝手をデモ等で検証することが推奨されます。
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シガーソケット型デバイスの確実な固定の必要性
工事不要で設置できるシガーソケット型デバイスは、内部のファームウェアにG(加速度・重力)センサーが搭載されており、進行方向や挙動をプログラムで自動検出します。しかし、車のソケットの差し込み部分が緩い、あるいは多連ソケットに挿して走行中にグラグラと物理的に揺れてしまうような状態であると、安全運転診断のセンサーが正常に作動せず、急な挙動をしていないにもかかわらず「急操作」として誤判定される可能性があります。利用にあたっては、走行中に動かないようにしっかりと車両ソケットに固定する工夫や配慮が必要です。
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OBD-IIデータへの非対応
すでに「主な機能・特徴」や「向いていない企業」でも触れましたが、車両内部のECUに直結するOBD-IIポートへの接続はサポートされていません。これにより、車両のコンピューターから細部故障ログなどをクラウドへ連携させることができないという技術仕様上の制限があります。車両自体の物理的な健康状態管理を細部まで遠隔で行いたい場合は留意してください。
類似ツールとの比較
車両動態管理や安全運転、運行記録の領域で広く導入されている主要システムを対象に、仕様や適性などの事実情報に基づいて比較します。
| ツール名 | 特徴 | 料金 | 向いている企業 |
|---|---|---|---|
| SmartDrive Fleet | シガーソケットに挿すだけの簡単デバイスや高品質なドラレコから選択可能。特許技術のGセンサー安全運転診断、アプリでの日報作成、APIによるkintone等との外部連携が強い。 | 要問い合わせ(非公開) | 手軽に動態管理と安全運転診断を始めたい企業、kintoneやLINE WORKSとの業務データ連携を重視する企業 |
| MOVO Fleet | GPSによる動態管理と運行履歴の取得に対応。自社提供のバース予約システム「MOVO Berth(ムーボ・バース)」との連携により、車両の接近からバース受付、入出庫まで一括管理可能。 | 要問い合わせ(非公開) | 荷待ち・荷役時間のエビデンス管理や、倉庫・物流センターのバース稼働状況と連携した高度な輸配送効率化を狙う物流企業 |
| Cariot | スマートフォンのみで手軽に運用可能。デジタル運転日報、リアルタイムでの位置情報共有、アルコールチェックの測定管理を一気通貫で管理。 | 要問い合わせ(非公開) | 専用のハードウェア車載器を購入せず、手持ちのスマートフォンを活用してスモールスタートをしたい企業 |
| DRIVE CHART | AI搭載型高性能ドライブレコーダーが、脇見運転や一時不停止、車間距離不足などの危険な運転行動を検知して自動で映像記録し、ドライバーごとにスコア化。 | 要問い合わせ(非公開) | 脇見や不停止などの事故リスクの高い危険運転行動をピンポイントで検知し、実際の撮影映像を用いて納得感のある強力な事故削減指導を行いたい企業 |
| Offseg | AIとクラウド技術を活用し、一時不停止や車間不足などをドラレコのAIカメラが自動で検知。警告や管理者通知により交通事故やトラブルを未然に防止。 | 要問い合わせ(非公開) | AI検知機能による安全運転アシストで、ドライバーのヒヤリハットや運行中の各種トラブル・ムダを未然に防ぎたい企業 |
比較に基づく最適なシステム選択の判断基準
自社が抱えている中心的な課題が「物流倉庫や拠点周辺での待機時間(荷待ち・荷役時間)の削減」や「バース予約・誘導と連動した動きの最適化」である場合は、Hacobu株式会社が提供するMOVO Fleetの検討が適しています。倉庫受付と動態情報の連携によって、物流拠点運用の最適化に向けたデータを取得できます。
また、「配送や巡回の最中に、脇見や一時不停止などの危険運転行動が頻繁に起きており、ドラレコの撮影した走行映像を実際に見せながら強力な安全・事故削減指導を行いたい」という課題が最優先であれば、AI解析と事故削減に特化した通信型ドライブレコーダーサービスであるDRIVE CHARTや、デンソーテンの提供するOffsegが候補になります。
これらに対し、SmartDrive Fleetは「シガーソケットに差し込むだけで工事不要で手軽に営業車や配送車の現在地管理・安全運転管理を行いたい」「独自の点数診断(スコア)で組織全体の丁寧な運転習慣を作りたい」といった普遍的な車両管理システムを求める企業に向いています。さらに、kintoneやLINE WORKSといった自社が普段活用しているSaaSや社内業務システムと車両データをAPI経由で密に結合させ、二重管理を排して業務全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めたい場合に有力な選択肢となります。
よくある質問(FAQ)
- スマートフォンアプリは用意されていますか?対応環境についても教えてください。
- はい、ドライバーおよび管理者向けに専用のスマートフォンアプリ「SmartDrive Fleet Driverアプリ(iOS / Android)」が無料で提供されています。このアプリを用いて「業務開始」「移動」「休憩」「作業」などの各種業務ステータスの打刻ができるほか、走行距離の確認、アルコールチェックの測定結果連携などを手軽にスマートフォン上で行うことができます。
- 導入する前に実際の操作感を体験することは可能ですか?
- はい、可能です。スマートドライブ社では実際の管理画面やアプリのUIを確認できるオンラインの無料デモ説明を行っているほか、検討にあたって一部の車両で実際に走行テストを行うための「実機を用いたトライアル(お試し利用)」も個別対応にて受け付けています。詳細は公式サイトから問い合わせ時にご相談ください。
- 契約期間や解約条件、最低台数のルールはありますか?
- スマートドライブ社の提供プランや、シガーソケット型デバイスを買い切るかレンタルにするかなどの契約条件に応じて、最低契約期間や解約に関する条件が変動します。これらの一律の契約条件や契約期間についての情報は公開されていないため、正式な見積もりや商談段階で必ず条件を問い合わせてご確認ください。
- インターネット通信料などの費用は月額ライセンスとは別で発生しますか?
- いいえ、別途発生することはありません。SmartDrive Fleetの各デバイスで使用されるモバイルLTE通信等の費用はすべて基本の月額ライセンス費用に含まれているため、どれだけ走行してデータをやり取りしても、月々の別途の通信費請求は発生しない仕組みとなっています。
- 工事不要のシガーソケット型デバイスは、別の車両へ差し替えて使い回すことも可能ですか?
- はい、差し替えて利用することが可能です。シガーソケット型デバイスは車両側への固定的な配線工事を要しないため、例えば営業車から代替車・レンタカーにデバイスを移し替えて一時的に運用するなどの運用が非常に容易です。ただし、管理システム上で適切な走行履歴を残すために、デバイスを差し替えた際には、管理画面上で車両と装着デバイスの紐付け情報を一部変更・設定する必要があります。
- サポート体制や問い合わせ窓口の稼働時間を教えてください。
- 契約後、平日の10:00〜18:00に稼働する「カスタマーサポートの電話窓口」が無料で提供されています。また、メールやWeb上の専門フォームからも24時間質問を受け付けています。導入初期における活用方法のレクチャーを行う「無料オンラインレクチャー」や、各機能の詳細・Q&Aを体系化した「契約者限定のオンラインマニュアルサイト」も用意されています。
- 自転車やバイクでのマイカー通勤などもあわせて管理できますか?
- はい、対応可能です。SmartDrive Fleetに提供されている「マイカー通勤オプション」を追加契約することにより、車検や保険が存在しない自転車、バイク、あるいは従業員個人の自家用車について、任意保険の加入状況や誓約書、通勤経路図などの提出・更新ステータスをクラウド上でまとめて期日アラートと共に一元管理することができます。