カメラ式トラック受付システムとは?車番認識で入退場を自動化し、バース予約・ヤード管理を効率化

高性能なカメラによる車番認識技術を活用し、車両の入退場手続きを自動化するシステムです。事前のバース予約情報と照合し、LEDサイネージでドライバーを自動誘導することで受付業務を大幅に省力化します。

公式サイト
https://www.eyetech.jp/
料金モデル
オンプレミス
対象規模
中堅〜大手向け
対象業界
業種問わず

カメラ式トラック受付システムとは?

アイテック株式会社が提供する「カメラ式トラック受付システム」は、高性能な車番認識(LPR)AIカメラを活用して、物流施設や倉庫における車両の入退場手続きを自動化するバース予約・ヤード管理ソリューションです。事前に登録されたバース予約情報と到着車両のナンバープレートをカメラが自動で照合し、ドライバーの受付業務や施設管理者のデータ入力作業を大幅に省力化します。昨今の物流業界における「荷待ち時間・荷役時間の正確な把握」という課題解決や、改正物流効率化法への対応に直結するシステムです。

主な機能・特徴

  • 車番認識による受付の自動化
    施設に到着したトラックのナンバープレートをAIカメラが自動認識し、バース予約システム上のステータスを自動で「受付完了(到着)」に変更します。これにより、ドライバーが降車して窓口に並ぶ必要がなくなります。
  • バース誘導サイネージ(LED)連携
    カメラで認識した車両情報をもとに、LEDサイネージへ行き先(バース番号など)を自動表示します。守衛やスタッフが対面で案内する手間を省き、ドライバーへのスムーズな誘導を実現します。
  • 荷待ち・荷役時間の自動記録と計測
    入退場ゲートのカメラに加えて各バースにもカメラを設置することで、車両の接車・離車時刻を自動で取得します。これにより、荷待ち時間や荷役時間を自動で記録・計測し、法対応に必要な統計データをCSVで出力することが可能です。
  • PC・サーバーレスによるシンプルなシステム構成
    車番認識エンジンがカメラ本体に内蔵されているため、現場に専用PCや高額なサーバーを構築する必要がありません。電源とネットワーク環境のみで稼働し、手軽さ・コスト・導入スピードの面で優れています。

こんな企業・現場に向いている/向いていない

【向いている企業・現場】

中堅から大手の物流センター、倉庫、工場など、1日のトラック出入り台数が多く、受付待ちによる周辺渋滞や業務負荷に悩まされている現場に最適です。すでに「MOVO Berth」や「ハコベル トラック簿」といったバース予約システムを導入している、あるいは導入を検討しており、システム上の受付操作すらも完全自動化(ハンズフリー化)したい担当者に向いています。また、改正物流効率化法への対応として、ドライバーの荷待ち・荷役時間を自動かつ正確に記録・集計したいという強い課題感を持つ企業にも適しています。

【向いていない企業・現場】

トラックの出入りが1日に数台程度で、手書きや対面での受付でも業務負荷が低い小規模な現場には、カメラなどのハードウェアを設置するコストが見合わずオーバースペックになりやすいです。また、スポット便や庸車が多く、事前に到着車両のナンバープレート(車番)をシステムへ登録しておく運用がどうしても徹底できない環境では、車番認識の事前照合というメリットを活かしきれません。さらに、屋外のゲート付近にカメラを設置するための電源確保や通信配線工事が物理的に不可能な施設の場合は、スマートフォンやタブレットのみで完結する別の受付システムの検討を推奨します。

料金・プラン・導入方法

公式情報におけるカメラ式トラック受付システムの導入費用や料金プランの詳細は「要問い合わせ(応相談)」となっています。施設規模、設置するカメラの台数(入場ゲートのみか、各バースにも設置するか)、LEDサイネージの有無によって金額が変動するオンプレミスモデルです。なお、本システムを稼働させるには、連携対象となるバース予約システム側のAPI利用オプション契約が別途必要になる点に留意が必要です。

導入事例・実績

アイテック株式会社の車番認識製品全体としては、ガソリンスタンドやパーキングシステムなど全国で7,000件を超える現場で運用されている国内最大級の実績があります。しかし、「カメラ式トラック受付システム」に特化した公開導入事例は現時点では確認できていません。最新の活用事例や実績については公式サイトをご確認ください。

導入前に知っておきたいこと

現時点では、公開されたユーザー評価・課題報告・口コミは確認できていません。一般的な車番認識システムを利用した自動化の性質上、導入前には「自社に出入りする運送会社が、事前に正しい車番を登録してくれるか」「雨天や夜間、泥汚れなどによるナンバープレートの認識不能時にどのような代替フロー(手動受付など)を用意するか」を現場の運用ルールとして定めておくことが重要です。

類似ツールとの違い・選び方

物流業界における一般的な「トラック予約受付システム」は、ドライバーが自身のスマートフォンを操作したり、受付に設置されたタブレットをタップして到着を知らせる「アプリ・Webベース」のソフトウェアが主流です。これらに対して、アイテックの「カメラ式トラック受付システム」は、ハードウェア(AIカメラ)を利用して物理的に車両を検知し、受付を「完全ハンズフリー化」する点で明確な違いがあります。
ドライバーにスマホ操作などの追加作業を一切求めず、現場の運用を変えずに法対応や自動化を進めたい場合は「カメラ式」が優れています。一方で、初期の設備工事費をかけず、まずは手軽に月額料金のみで受付業務のデジタル化を始めたい場合は、クラウド型の予約受付サービスを単体で導入する方が適しています。

よくある質問(FAQ)

既存のどのバース予約システムと連携できますか?
Hacobu社が提供する「MOVO Berth(ムーボ・バース)」や、ハコベル社が提供する「ハコベル トラック簿」と提携・連携が可能です(※連携先システムのAPI利用契約が別途必要です)。
導入にあたり専用のPCやサーバーを設置する必要はありますか?
いいえ、必要ありません。車番認識を行うAIエンジンがカメラ単体に内蔵されているため、現場でのPCやサーバー構築は不要となり、コストと導入期間を抑えることができます。
トラックの荷待ち時間や荷役時間はどのように計測するのですか?
入退場ゲートのカメラによる到着・退場の記録に加え、各バース(荷積み・荷降ろし場)にもカメラを設置することで「接車・離車」の時刻を自動取得し、システム上で荷待ち時間と荷役時間を算出して記録・計測します。

参照・出典