バース予約・ヤード管理 比較・一覧
バース予約・ヤード管理とは、物流施設のトラック待機場所(ヤード)や荷積み・荷下ろし場(バース)への入場時間を事前に設定し、車両誘導を可視化・効率化するシステムです。トラックドライバーの長時間労働の温床となっている「2〜3時間に及ぶ恒常的な荷待ち問題」を解消し、2024年問題への対応や庫内作業の生産性向上といった課題を解決します。毎日数十台以上のトラックが頻繁に出入りする大型物流センターや、待機車両の路上駐車で周辺渋滞を引き起こしている荷主企業・倉庫事業者に最適であり、本ページでは自社の施設規模や運用に合わせた最適なシステムを比較検討できます。
全 16 件掲載 (2026年5月時点)
バース予約・ヤード管理の主要機能
複数予約方式対応(ドライバー・配車担当・倉庫)
ドライバー自身のスマホ、配車担当者のPC、倉庫側での代理入力など、運用状況や関係者のITリテラシーに応じた多様なバース予約手段を提供。柔軟な予約受付により、予約システムの定着率を向上させ、車両の到着時刻の平準化と待機時間の大幅な削減を実現します。
WMS(倉庫管理システム)連携
倉庫管理システム(WMS)とシームレスに連動し、入荷・出荷予定データやピッキング状況をバース予約情報と統合管理。荷下ろしや積み込みの準備状況に応じた車両の誘導が可能となり、庫内作業とバース運用を同期させた無駄のない高効率な物流オペレーションを実現します。
ドライバー呼び出し機能(LINE・SMS通知)
バースの準備が整い次第、待機中のドライバーのスマートフォンへLINEやSMSを通じて自動またはワンクリックで呼び出し通知を送信。広大な敷地内や離れた待機場所にいるドライバーへも確実に連絡でき、スムーズな車両誘導と構内渋滞の解消に大きく貢献します。
無人受付端末・タブレット対応
倉庫の入口にタブレット等の無人受付端末を設置し、ドライバー自身で到着登録や受付処理を完了できる機能。受付業務の省人化・ペーパーレス化を推進するとともに、多言語対応や早朝・深夜帯の受付にも柔軟に対応し、現場スタッフの業務負荷を大幅に軽減する運用を実現します。
AIカメラによる入退場・満空自動判定
ゲートやバース付近に設置したAIカメラが車両のナンバーや車体を認識し、入退場の記録とバースの利用状況(満空状態)をリアルタイムに自動判定。手入力による記録漏れやタイムラグを防ぎ、正確な状況把握に基づいた車両誘導やヤード全体の精緻な稼働管理を可能にします。
荷待ち時間・バース稼働実績の自動集計・分析
予約時間、実際の到着時間、作業開始・終了時間などの各種データを蓄積し、ドライバーの荷待ち時間やバースの回転率を自動で集計・可視化。2024年問題への対応に不可欠な労働時間の適正化に向けた課題抽出や、日々のバース運用改善に直結する分析データを提供します。
バース予約・ヤード管理 比較表
| ツール名 | 複数予約方式対応(ドライバー・配車担当・倉庫) | WMS(倉庫管理システム)連携 | ドライバー呼び出し機能(LINE・SMS通知) | 無人受付端末・タブレット対応 | AIカメラによる入退場・満空自動判定 | 荷待ち時間・バース稼働実績の自動集計・分析 | 料金モデル | 対象規模 | 対象業種 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Li-SO | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | SaaS | 規模問わず | 業種問わず |
| MOVO Berth | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 要問合せ | 中堅〜大手 | 製造業・物流・倉庫業・小売・卸売業 |
| トラック簿 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | SaaS | 規模問わず | 業種問わず |
| ヤード管理システム | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 要問合せ | 大企業 | 業種問わず |
| KG TruckCALL | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | SaaS | 規模問わず | 業種問わず |
| LogiPull | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | SaaS | 中堅〜大手 | 業種問わず |
| telesa-reserve | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | SaaS | 規模問わず | 業種問わず |
| ULTRAFIX バース予約サービス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | SaaS | 中堅〜大手 | 業種問わず |
| LMS ロジスティクスバース予約 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | SaaS | 中堅〜大手 | 業種問わず |
| R-Teams バース入退場管理システム | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | SaaS | 中堅〜大手 | 業種問わず |
| らくらくバース管理 | 〇 | ? | 〇 | 〇 | × | 〇 | SaaS | 中小 | 業種問わず |
| N-Torus | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | SaaS | 規模問わず | 小売・卸売業・食品・飲料 |
| project44 ヤード管理システム | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | SaaS | 大企業 | 業種問わず |
| TruckBerth | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 要問合せ | 中堅〜大手 | 業種問わず |
| トラックバース予約管理システム | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | SaaS | 中堅〜大手 | 業種問わず |
| カメラ式トラック受付システム | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | オンプレ | 中堅〜大手 | 業種問わず |
横にスクロールして比較できます →
| 項目 | Li-SO | MOVO Berth | トラック簿 | ヤード管理システム | KG TruckCALL | LogiPull | telesa-reserve | ULTRAFIX バース予約サービス | LMS ロジスティクスバース予約 | R-Teams バース入退場管理システム | らくらくバース管理 | N-Torus | project44 ヤード管理システム | TruckBerth | トラックバース予約管理システム | カメラ式トラック受付システム |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 複数予約方式対応(ドライバー・配車担当・倉庫) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| WMS(倉庫管理システム)連携 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ? | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| ドライバー呼び出し機能(LINE・SMS通知) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 無人受付端末・タブレット対応 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| AIカメラによる入退場・満空自動判定 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
| 荷待ち時間・バース稼働実績の自動集計・分析 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 料金モデル | SaaS | 要問合せ | SaaS | 要問合せ | SaaS | SaaS | SaaS | SaaS | SaaS | SaaS | SaaS | SaaS | SaaS | 要問合せ | SaaS | オンプレ |
| 対象規模 | 規模問わず | 中堅〜大手 | 規模問わず | 大企業 | 規模問わず | 中堅〜大手 | 規模問わず | 中堅〜大手 | 中堅〜大手 | 中堅〜大手 | 中小 | 規模問わず | 大企業 | 中堅〜大手 | 中堅〜大手 | 中堅〜大手 |
バース予約・ヤード管理の選び方
- 自社の事業規模やトラック発着件数に合致しているか:中小企業(SME)向けから大企業(エンタープライズ)向けまで対象規模は様々なので、運用する物流センターの規模に見合った機能とコスト感のツールを選びます。
- 導入形態や料金モデルが自社の要件に適しているか:早期稼働に向くSaaS型や、独自のセキュリティ要件を満たせるオンプレミス型など、予算(要問い合わせ含む)やインフラ環境に合わせて選定します。
- ドライバーや現場作業員にとっての操作性は高いか:IT機器に不慣れな方でも迷わず受付や予約ができるよう、スマートフォンでの使い勝手や直感的な画面設計になっているかを確認します。
- WMS(倉庫管理システム)など既存システムと連携できるか:庫内作業の進捗や配車計画とバース予約を連動させることで、荷待ち時間の確実な削減と積卸し作業の効率化を実現できます。
- 自社ヤードの動線や運用ルールに柔軟に対応できるか:待機スペースの制限や入場から接車までの独自の誘導手順など、現場特有の物理的な制約やローカルルールをシステム上に無理なく落とし込めるかが重要です。
掲載ツール一覧
Li-SO
物流専門コンサルタントが開発した入荷予約システムで、予約型と予約なし型から現場に合わせた運用方法を選択可能です。多彩なマスタ設定により、各物流センター固有のルールに柔軟に対応して待機時間を削減します。
MOVO Berth
荷待ち時間の削減・バース予約の効率化に特化したクラウドSaaS。荷主・運送会社・倉庫が連携してバース枠を可視化・予約管理できる。国内シェアNo.1のバース予約システム。
トラック簿
トラック予約受付・バース管理システム。倉庫指定・配車マン予約・ドライバースマホ予約の3方式に対応し、受付〜バース割当〜実績分析をワンストップで管理できる。成長率No.1を掲げ、2024年11月に株式会社モノフルからハコベル株式会社へ事業継承。
ヤード管理システム
倉庫や物流施設におけるヤード内のトラックや人員の動線を効率的に管理・把握するシステムです。属人的なヤード運用から脱却し、省人化が困難とされている現場特有の課題を解決します。
KG TruckCALL
LINEを活用したトラック呼び出し・バース予約システム。ドライバーはアプリインストール不要でLINEから予約・呼び出しに対応でき、荷待ちデータの自動集計にも対応。最短翌日から利用開始できる低コスト設計で、2024年問題対策として注目される。
LogiPull
クラウド型バース予約・管理システム。WebブラウザからバースのWeb予約受付・管理が可能で、WMSとの連携にも対応。荷主・運送会社・倉庫が一体となって入出荷スケジュールを可視化し、構内混雑を解消する。
telesa-reserve
スマートフォンやPCから事前に荷降ろし時間をオンライン予約できる入出荷予約受付サービスです。受付の無人化により待機時間の削減や非接触物流の実現に貢献し、月額3万円からの低価格で導入できます。
ULTRAFIX バース予約サービス
輸配送管理システムULTRAFIXシリーズの一環として提供されるトラック予約受付クラウドサービスです。ドライバーのモバイル端末から予約することで、ピーク時の混雑緩和や倉庫側の受付業務の省力化を図ります。
LMS ロジスティクスバース予約
トラックバースの予約と物流センターのWMS(倉庫管理システム)作業計画を連動させるシステムです。庫内のピッキングや格納状況と同期し、部分最適ではなく拠点全体の荷役効率を向上させます。
R-Teams バース入退場管理システム
AI画像解析やIPカメラを活用してトラックの入退場やバースの満空状況を自動判定するシステムです。駐車場管理システムやAIカウントツールとも連携でき、物流現場の確実な省人化と荷待ち時間の削減に貢献します。
らくらくバース管理
ドライバーが専用アプリをインストールすることなく、スマートフォンのWebブラウザから直接バース予約が行えるシステムです。シンプルな機能と直感的な操作性で、手軽に待機時間のロスを削減できます。
N-Torus
日本加工食品卸協会が会員企業の声を受けて開発したトラック入荷受付・予約システムです。タブレットやスマートフォン、ガラケーにも対応し、バースの入構指示をメールやSMSで柔軟に通知できます。
project44 ヤード管理システム
グローバルに展開するサプライチェーン可視化プラットフォームの一環として提供されるYMS(ヤード管理システム)です。リアルタイムの可視化とワークフローの自動化により、ヤード内業務の無駄を排除し最適化します。
TruckBerth
バース積降予約プラットフォーム。倉庫管理者やドライバーがスマートフォンからバース枠の空き時間を確認・事前予約できる。ドライバー予約方式・倉庫予約方式の2形態に対応し、荷待ち時間削減と物流効率化を実現。
トラックバース予約管理システム
入退門管理、バース管理、バース予約の3機能で構成され、荷待ち時間や荷役時間を正確に取得・可視化するシステムです。自社のWMSと連携することで、積込・積卸の荷量を見ながら効率的なバース割り付けが可能です。
カメラ式トラック受付システム
高性能なカメラによる車番認識技術を活用し、車両の入退場手続きを自動化するシステムです。事前のバース予約情報と照合し、LEDサイネージでドライバーを自動誘導することで受付業務を大幅に省力化します。
よくある質問
- バース予約・ヤード管理システムとはどのようなものですか?
- トラックの入場時間を事前予約し、拠点内の車両誘導や荷役作業を効率化するシステムです。車両の待機時間削減や庫内作業の平準化を実現でき、物流の2024年問題への対策としても注目されています。
- 導入にかかる費用や料金相場はどのくらいですか?
- 初期費用は無料から数十万円、月額料金は数万円から十数万円程度が一般的な相場です。利用する拠点数、バース数、必要なオプション機能によって料金プランが変動するため、各社の見積もりを比較することをおすすめします。
- 中小規模の現場でも導入するメリットはありますか?
- はい、施設の規模を問わず大きな導入メリットがあります。中小企業向けの低価格なクラウドサービスも多数提供されており、電話や紙ベースの受付業務がデジタル化されることで、少人数の現場でも大幅な業務負担の軽減が期待できます。
- 導入から本稼働までにどのくらいの期間がかかりますか?
- 一般的なクラウド型システムの場合、申し込みから最短1〜2週間程度でシステムの設定が完了します。ただし、現場での運用ルールの策定や、ドライバー・取引先への周知期間を含めると、本稼働までに1〜2ヶ月ほどを想定しておくと安心です。
- 自社のWMS(倉庫管理システム)などの既存システムと連携できますか?
- 多くのシステムがAPI連携やCSVデータの入出力に対応しており、既存のWMSや配車システムとの連携が可能です。システム間を連携させることで、予約情報と実際の入出庫作業データを紐付けたシームレスな物流管理が実現します。