LOGI-Cube EXPRESSとは?運送業の配車や売上を一元管理するTMS(輸配送・配車管理)の特徴

運送業の日々の配車手配や売上・傭車料・請求・支払実績を一元管理するシステムです。日計表管理を基本機能としており、自社の業務形態に合わせて日報管理や配車支援機能をモジュールとして追加できる柔軟性が特徴です。

公式サイト
https://commoncom.jp/
料金モデル
要問い合わせ
対象規模
規模問わず
対象業界
物流・倉庫業 製造業 小売・卸売業

LOGI-Cube EXPRESSとは?

株式会社コモンコムが提供するTMS(輸配送・配車管理)システムです。運送業における日々の配車手配から、売上・傭車料・請求・支払実績までを一元管理することを目的としています。売上や請求を管理する「日計表管理システム」を基本とし、自社の業務課題に合わせて日報管理や配車支援などの機能をモジュールとして追加できる柔軟性が最大の特徴です。

主な機能・特徴

  • 日計表管理(基本システム)
    売上管理、荷主への請求、傭車先への支払い、売掛・買掛管理を標準機能として網羅しています。請求漏れや内容訂正後の発行漏れを防ぐアラート機能も搭載されています。
  • モジュール式の拡張機能
    基本システムに対し、日報管理、配車支援、運転者台帳、車両台帳の4つのオプションシステムを必要に応じて組み合わせて利用できます。
  • 直感的な操作と独自のガイダンス機能
    ワイドな画面と大きなボタン設計により直感的に操作可能です。画面右側に企業独自の伝達事項や入力ルールを表示できる「ガイダンス機能」があり、導入初期の操作や業務の属人化防止をサポートします。
  • 柔軟なデータ連携と検索機能
    荷主、傭車先、発着地のコード検索や過去運賃の検索が容易です。また、デジタコや会計ソフト(勘定奉行など)、給与ソフト(給与奉行など)とデータ連携ができ、入力の手間や二重入力による人的ミスを削減します。
  • 配車情報の見える化
    配車支援システムでは、荷物と車両をクリックするだけの簡単操作で配車処理が可能。配車結果は配車ボードで共有され、日計表とも連動して請求書に反映されます。

こんな企業・現場に向いている/向いていない

【向いている企業・現場】

企業規模を問わず、物流・倉庫業、製造業、小売・卸売業などで自社に合わせたシステムを構築したい企業に向いています。特に「複数の請求書フォーマットがある」「未確定運賃や免税運賃の計算が複雑」といった課題を抱える経理・配車担当者におすすめです。既存の基幹システムや受注データと連携し、転記や二重入力をなくして一元管理したい現場にも適しています。

【向いていない企業・現場】

スマートフォンアプリのみで完結するような極めて簡易的なツールを求める現場には不向きです。また、自社のルールやマスタ設定をシステムに落とし込むための初期設定や要件定義に時間をかけられない企業や、月額数千円程度の完全パッケージ化された格安SaaSを探している場合は、別の安価なクラウド型TMSを検討した方がよいでしょう。

料金・プラン・導入方法

LOGI-Cube EXPRESSの料金は公式には公開されておらず、「要問い合わせ」となっています。基本システム(日計表管理)に、配車支援や日報管理などの必要なモジュールを組み合わせる形式のため、自社の要件やカスタマイズ内容によって導入費用が変動します。詳細な見積もりや導入手順については公式サイトから直接の問い合わせが必要です。

導入事例・実績

  • 作業時間を3割短縮
    荷主企業の売上実績、請求、配車指示などをLOGI-Cubeで一括管理することで、部門をまたぐ業務の作業時間を3割短縮することに成功した事例が報告されています。
  • 段階的な導入によるDX化
    すでに運送管理システムを導入済みの企業が、2次ステップとして配車オプションを追加導入し、現場の課題に合わせた段階的なシステム拡張を実現しました。
  • 既存ツールとの連携で転記作業を廃止
    乗務前・乗務後の点呼時刻を自動で出退勤データに転用するなど、デジタルツールを連動させて手入力や転記をなくし、業務のDX化を達成しています。
  • 全拠点でのリアルタイム情報共有
    拠点ごとに異なるシステムを利用しており実績集計に時間がかかっていた企業が、全拠点でシステムを統一し、業務に必要な情報をリアルタイムで確認できる環境を構築しました。

導入前に知っておきたいこと

現時点では、LOGI-Cube EXPRESSのシステム自体に対する致命的な不満やネガティブな口コミは確認できていません。しかし、提供元のコモンコム社が発信している情報や一般的なシステム導入の課題として、以下の点に留意する必要があります。

  • 事前準備とルール整備の手間
    車両の割り当てや経路決定のための条件・ルール設定をシステムに反映させるまでに、細かな検討と検証の時間を要します。
  • 受注データの事前登録が必須
    システムで配車を組む前に、まずはシステムへ受注データを正確に登録する運用フローを徹底しなければなりません。
  • 現場の定着に時間がかかる
    多機能であり業務に合わせたカスタマイズを行うため、配車担当者や入力担当者がシステムを完全に使いこなせるようになるまでには一定の学習期間が求められます。

類似ツールとの違い・選び方

他のTMS(配送管理システム)と比較した場合、LOGI-Cube EXPRESSの最大の違いは「日計表(売上・請求・支払管理)」をシステムのベースに置いている点です。多くのTMSが「AIによる配車ルートの自動計算」を中心としているのに対し、本ツールは運送会社のバックオフィス業務(経理・売上管理)との連動に強みを持ちます。

そのため、「とにかくルート最適化を自動化したい」という目的よりも、「配車から請求・給与計算までの事務作業を一気通貫で効率化したい」「自社独自の複雑な運賃ルールをシステム化したい」という企業に選ばれています。

よくある質問(FAQ)

クラウド環境で利用することはできますか?
はい、パッケージソフトとしての提供だけでなく、クラウド版での運用にも対応しています。
導入費用はいくらですか?
公式サイトに料金は公開されておらず、要問い合わせとなっています。追加するモジュールやカスタマイズの内容によって異なります。
他の会計システムや給与システムと連携できますか?
可能です。「勘定奉行」や「給与奉行」といった外部ソフトへの連携実績があるほか、デジタコとのデータ連携にも対応しています。
小規模な運送会社でも導入するメリットはありますか?
企業規模を問わず導入可能です。必要な機能だけを選択できるため、最初は基本の日計表管理のみを導入し、事業の成長に合わせて配車支援などを後から追加するといったスモールスタートが可能です。

参照・出典