t-Sortとは?倉庫自動化を実現するロボット仕分けシステムの強みとRaaS導入メリット

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小型の自律走行ロボットを活用したモジュール型ソーティング(仕分け)システムです。固定のコンベア設備が不要でレイアウト変更に強く、RaaS(Robot as a Service)形式での柔軟な導入・運用が可能です。

料金モデル
要問い合わせ
対象規模
規模問わず
対象業界
物流・倉庫業 EC・通販 小売・卸売業

ロジシフト編集部による最新動向サマリ

  • NTTロジスコがレンタル通信機器のリファビッシュ業務に導入し、作業者1人あたりの生産性30%向上と仕分けミス0%を達成しました。
  • プラスオートメーションがRaaS(サブスクリプション)形式で提供しており、ECセール等の物量変動に合わせて短期的な台数追加や返却が可能です。
  • AI画像認識技術と連携し、従来は熟練者の目視判断に頼っていた機器の識別からt-Sortによる自動投入までを一貫してシステム化する運用が行われています。

(ロジシフト掲載3記事をもとに自動生成・2026年4月26日更新)

t-Sortとは?

株式会社プラスオートメーションが提供する、倉庫自動化・ロボット制御カテゴリの小型自律走行ロボット(AGV)を活用した仕分け(ソーティング)システムです。従来の固定コンベア設備とは異なり、床に専用シートを敷くだけで稼働可能なため、アンカー固定が不要で柔軟なレイアウト変更を実現します。初期投資を抑えられる「RaaS(Robot as a Service)」という月額サブスクリプション形式で提供されており、物流現場の人手不足解消や作業効率化の課題をスピーディーに解決します。

主な機能・特徴

  • 自律走行による自動仕分け(ソーティング)
    作業者が商品のバーコードをスキャンしロボットに載せるだけで、システムが自動的に仕分け先の間口まで自律走行し、商品を正確に投下します。
  • アンカーレスで柔軟なレイアウト変更
    床へのボルト固定(アンカー打ち)が不要で、専用のPVCシートを敷くだけで走行エリアを構築できます。撤去時の原状回復や、別拠点への移設・レイアウト変更も容易です。
  • RaaS(月額制)モデルによるスモールスタート
    ハードウェア・ソフトウェア・保守などを包括した月額定額制で提供されます。物流の波動(繁忙期・閑散期の物量変化)に合わせて、ロボット台数やシュート数を柔軟に増減可能です。
  • 多様な商品特性に合わせた機種ラインナップ
    重量物(最大15kg)やバラ物仕分けに対応する「t-Sort cb15」、ワレモノや型崩れしやすい商品の安全な仕分けができる「t-Sort MAS」、わずか3坪のスペースで立体的に間口を配置できる「t-Sort 3D」など、商材と現場環境に合わせた選択が可能です。
  • 圧倒的な短期間での導入・稼働
    固定式ソーターと比較して大がかりな設置工事が不要で、1/3から1/2程度の省スペースで導入できます。初回の相談から約1〜2ヶ月で導入が完了し、設置から始動までは最短1日で可能です。

こんな企業・現場に向いている/向いていない

【向いている企業・現場】
EC・通販、アパレル、小売・卸売、食品スーパー、3PLなど、多品種の仕分けが発生するあらゆる企業規模の現場に向いています。特に「繁忙期と閑散期の物量差が激しい」「スペースが限られている」「短期間で自動化を実現したい」といった課題を抱える担当者に最適です。操作が極めて簡単なため、深夜・早朝など人員確保が難しく、短期雇用や外国籍スタッフを中心に運用したい現場にも適しています。

【向いていない企業・現場】
「今後3〜4年以上、取り扱う物量や作業レイアウトが一切変わる予定がない」という、完全に固定化された現場には向きません。RaaSという月額課金モデルの特性上、長期的に全く同じ運用を続ける場合は、買い切り型の固定式ソーターを導入した方がトータルコストが安くなるケースがあります。また、極端に高速かつ大量の固定処理のみを目的とする超大型センターの場合は、据え置きのコンベア式ソーターの方が適している場合があります。

料金・プラン・導入方法

t-Sortは、初期投資を抑えられるRaaS(Robot as a Service:サブスクリプション)形式で提供されています。具体的な料金やプランの金額は非公開のため「要問い合わせ」となります。導入ステップとしては、要望のヒアリングや作業分析に基づいたレイアウト設計・機械性能検証を経て、最短1〜2ヶ月程度で現場に導入されます。

導入事例・実績

  • 株式会社ベスト・ロジスティクス・パートナーズ(三菱食品グループ)
    スーパーマーケット向けの冷蔵専用物流センター(川崎夜光SDC)に「t-Sort cb15」を50台導入。深夜・早朝の低温環境下でのチルド日配品のケース仕分けを自動化し、従来比30%の生産性向上と、1日あたり36人時(年間約13,000人時)の工数削減を見込んでいます。
  • 株式会社ユナイテッドアローズ
    オンライン通販向けの出荷作業に導入。ロボット仕分けに適さないハンガー品などは手作業で行い、ロボットと人の両方の仕分け作業をプラスオートメーションの倉庫実行システム(WES)「+Hub」で一元管理するハイブリッド運用を実現しました。
  • 共同物流サービス
    仙台泉センターにて、量販店向け食品・酒類の仕分けに導入。従来は熟練担当者が個別に対応していた複雑な納品ルールを標準化し、年間約5,300時間の作業工数を削減しました。
  • 北海安田倉庫株式会社
    従来型の固定式ソーターとt-Sortを併用する形で導入し、導入前と比較して作業生産性を約2倍に向上させています。

導入前に知っておきたいこと

  • 長期固定運用におけるコストの逆転現象
    導入企業の評価や専門メディアの指摘として、RaaS(月額制)は初期投資を大幅に抑えられる反面、物量や拠点が3〜4年以上全く変わらないまま長期間利用した場合、買い切りの固定式ソーターよりも損益が逆転し、トータルコストが高くなるケースがある点に注意が必要です。
  • すべての商材に対応できるわけではない
    アパレルの「ハンガー品」や、一部の極端な長尺物・不定形な商品はロボット仕分けに不向きな場合があります。そのため、全てをロボットに任せるのではなく、手仕分けとの併用やシステムによる一元管理といった業務フローの再設計が必要になるケースがあります。
  • 定期的な充電が必要
    バッテリー駆動のロボットであるため稼働には充電が必要です(一定時間稼働後、ロボット自ら充電場所まで移動し短時間で充電を完了する仕様となっています)。

類似ツールとの違い・選び方

同じ自動仕分けシステムである「固定式コンベアソーター(クロスベルトソーターやシューソーター)」と比較すると、t-Sortの最大の違いは「圧倒的な柔軟性」と「導入のしやすさ」にあります。固定式ソーターは大量の商品を高速処理するのに長けていますが、設置に大がかりな工事と広い面積が必要で、一度導入すると移設や変更が困難です。一方、t-Sortは固定設備を持たないため、省スペースで導入でき、物量の増減に合わせて後からロボット台数を調整したり、レイアウトを変更したりすることが容易です。
また、他の倉庫自動化ロボット(棚搬送型AGVなど)が「棚ごと作業者のもとへ運ぶ(GTP)」仕組みであるのに対し、t-Sortは「投入された商品を仕分け先へ運んで投下する」ことに特化しています。「繁忙期の波動に対応したい」「小規模からスモールスタートで自動化を進めたい」という企業にとって、最適な選択肢となります。

よくある質問(FAQ)

導入までにどのくらいの期間がかかりますか?
初回のご相談から最短1〜2ヶ月程度で導入が完了します。大がかりなアンカー打ちなどの設置工事が不要なため、機器の搬入・設置から始動までは最短1日で完了させることが可能です。
現場スタッフの操作は難しいですか?
非常にシンプルです。モニターの指示に従って作業者が商品をロボットに置くだけで自動的に仕分けられるため、スポット雇用のスタッフや未経験者、外国籍の方でも短時間で操作を習得し即戦力として活躍できます。
冷蔵倉庫での使用は可能ですか?
はい、可能です。実際にスーパーマーケット向けの低温作業エリア(チルド冷蔵倉庫)での導入・稼働実績があり、防寒着が必要な過酷な環境での省人化とスタッフの負担軽減に貢献しています。
導入後に処理能力を変更(スケールアップ)することはできますか?
可能です。RaaS(サブスクリプション)モデルとモジュール設計を採用しているため、繁忙期に合わせて一時的にロボットの台数や仕分け間口(シュート数)を追加するなど、柔軟にシステムの拡張や再構築が行えます。

参照・出典