“一番星”運送業システムとは?配車・請求から収益分析、給与計算までバックオフィス業務を一元管理するクラウド基幹システム

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累計販売数6,800本以上を達成した運送業向け基幹システムのクラウド版。配車・請求業務から車両の収益分析、ドライバーの給与計算まで、運送業のあらゆるバックオフィス業務を網羅します。

料金モデル
SaaS(月額)
対象規模
規模問わず
対象業界
物流・倉庫業 製造業 小売・卸売業

“一番星”運送業システムとは?

“一番星”運送業システムは、運送・物流事業における多忙な配車や請求業務から車両ごとの収益分析、ドライバーの給与計算までを網羅し、バックオフィス業務の一元化と経営状況の迅速な可視化を実現する運送業特化型の基幹・TMS(輸配送・配車管理)システムです。物流業界向けシステムで30年以上の実績を持つシステムギア株式会社が開発・提供しており、シリーズ累計で6,800本以上の販売実績を持ちます。

本システムは、従来のオンプレミス版の知見をもとに開発されたクラウド版(Ver.8)が展開されています。インターネット環境があれば拠点や外出先からでもアクセスでき、これまでバラバラに管理されていた受注、配車、請求、支払、車輌整備、乗務員管理などのデータを標準化します。汎用データの取込機能を備え、二重入力の手間や業務の属人化を解消するとともに、インボイス制度や2024年問題などの法令改正・労務管理への対応をトータルでサポートします。

主な機能

配車・運行管理機能

  • クラウド配車管理・カレンダー表示
    日・週・順位といった複数の配車ビューを切り替えながら、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で配車組みを行えます。受注情報や車両・ドライバーの稼働状況を可視化することで、配車業務の平準化と担当者間の引き継ぎの円滑化を図ることができます。
  • デジタルタコグラフ・車載器データ連携
    デジタコやETCなどの車載機器とデータ連携を行うことで、運行実績や走行距離、稼働時間のデータを自動的に取り込むことができます。手動での日報転記作業を削減し、改善基準告示などの法令に配慮した労務・運行管理の徹底をサポートします。

請求・支払・運賃計算機能

  • 多様な運賃タリフ対応と自動運賃計算
    「数量×単価」「重量×単価」のほか、路線便・区域便・コンテナ便など荷主ごとに異なる複雑な運賃体系や各種割増(休日・深夜・特殊車両等)に対応した自動計算機能を備えています。複雑な運賃計算の属人化を防ぎ、請求や支払の漏れを抑えることが可能です。
  • 汎用データ取込機能(Excel・CSV対応)
    取引先から届いた受注データや勤怠・経費のExcel・CSVファイルを、指定のコード割り当てなしで直接システム内に取り込めます。手入力や転記ミスを削減し、請求・締め処理にかかる時間を大幅に削減します。

経営分析・車輌・乗務員管理機能

  • 車輌別収支分析と各種管理帳票出力
    車両ごとの売上、燃料費、修繕費などの経費データを統合し、車輌別収支表や月別推移表を自動作成します。個別の車両や運行ルートごとの採算性を正確に把握でき、経営改善に向けたデータに基づく迅速な意思決定を助けます。
  • 乗務員台帳・車輌整備履歴管理
    運転者台帳の作成や車両の車検・点検スケジュール、整備履歴を一括で管理できます。法令で定められた帳票作成を効率化し、点検漏れのリスクや安全管理上の課題を予防します。

こんな企業・現場に向いている/向いていない

向いている企業・現場

複数拠点や外出先からリアルタイムに運行・売上データを一元把握したい会社

  • 事務所でしか確認できない実績データの共有遅れを解消したい
    クラウド版(Ver.8)の導入により、インターネット環境があれば社外や自室からでも即座に売上データや稼働状況を参照できます。拠点間や出張先からの確認作業や問い合わせ電話を減らし、バックオフィス全体の事務負担を削減できます。八木運送株式会社の導入事例では、事務所への確認作業が不要になり社内全体の業務効率化につながった実績が示されています。
  • 取引先からの受注・配車データを転記する手作業を削減したい
    標準搭載されている汎用データ取込機能により、フォーマット変換の手間を抑えて外部データを直接取り込むことができます。城南運輸株式会社の導入事例では、受注や勤怠データの取込機能を活用した結果、入力業務工数を約30%削減できた事例が報告されています。

荷主ごとの複雑な運賃設定や車両ごとの収支管理をシステム化したい会社

  • ベテラン担当者に依存した複雑な運賃計算・請求業務から脱却したい
    多種多様な運賃タリフやパターン記憶機能を活用することで、担当者ごとの計算手順の違いや請求漏れを防ぐことができます。業務の標準化により誰でも正確な請求・支払処理が可能になります。
  • 車両ごとの燃料費や修繕費を加味した実質粗利を把握できていない
    配車・運行・経費データを連動させて車両別収支表を自動集計するため、車両単位・案件単位での収益性を一目で把握し、不採算ルートの改善施策につなげられます。

向いていない企業・現場

自社固有の業務フローに合わせた完全フルスクラッチ開発や大規模な個別カスタマイズを希望する会社

  • パッケージ製品の標準機能に自社業務を合わせることが難しい
    “一番星”運送業システムは高い汎用性を備えたパッケージ・SaaS製品であり、個別固有の特殊な仕様へ大規模にカスタマイズする場合は対応が難しいケースがあります。自社業務プロセス自体のシステム適合が不可能な場合は、オーダーメイド型システムや個別のスクラッチ開発を検討するほうが適しています。

動態管理やAI自動配車エンジンのみをピンポイントで導入したい会社

  • 請求・給与・車両管理等の基幹機能は不要で配送最適化のみを求めている
    本ツールは受注から請求、給与、経営分析までを網羅する基幹システムとしての強みが大きいため、配車計画やGPS動態管理のみに機能を絞りたい場合は、AI自動配車や位置情報管理に特化した単機能SaaSのほうがコストや機能面でフィットする場合があります。

類似ツールとの比較

ツール名 特徴 料金 向いている企業
“一番星”運送業システム 累計6,800本以上の実績を持つ基幹システム。配車・請求から車両収支・給与計算まで一括対応。汎用データ取込が強み。 要問い合わせ(SaaS月額制) 請求・車両収支・給与管理まで自社バックオフィスを一括効率化し、手入力を削減したい運送事業者
ロジックス 受注・配車から請求・労務まで一気通貫管理。運賃交渉に活用できる収支・採算指標の自動算出機能に強み。 月額100,000円〜(税抜、50台まで。初期費用300,000円〜) 運賃交渉力を高めたい企業や、労務・車両管理を含めたオールインワンのクラウド導入を求める運送会社
MOVO Vista 荷主・元請・下請間の配送案件受発注・進捗を可視化するオンラインプラットフォーム。電話やFAXのやり取り削減に強み。 要問い合わせ 荷主や協力会社との企業間手配業務をデジタル化し、配車受発注の手間や実運送体制管理を効率化したい企業
ONEsLOGI 運送業支援システム 物流ノウハウを活かしたワンストップシステム。高度な運賃計算パターン対応と倉庫管理(WMS)等との連携性に優れる。 要問い合わせ 倉庫管理機能との連動や、多種多様な大口・複雑運賃体系の一元管理を求める中規模〜大規模な物流事業者

自社内のバックオフィス業務(受注・配車・請求・給与・車両収支)を汎用的なパッケージで手軽に網羅し、Excelデータの取込等で手入力を軽減したい場合は「“一番星”運送業システム」が適した選択肢となります。

一方で、運賃改定に向けた荷主交渉や収支分析データの可視化を特に重視する場合は「ロジックス」、荷主や傭車先を含む企業間ネットワークにおける配車受発注や進捗管理の効率化を目指すなら「MOVO Vista」、倉庫管理システム(WMS)等を含めた基幹インフラの統合や大規模な運賃管理を行う場合は「ONEsLOGI 運送業支援システム」のように、自社が最優先で解決したい課題に応じた検討が推奨されます。

料金・プラン・導入方法

“一番星”運送業システムは、SaaS型の月額課金(サブスクリプション)モデルで提供されています。最新プログラムのアップデート費用や各種サポートが含まれた月額運用の仕組みが採用されています。

利用料金の詳細は運用体制や管理対象となる車両台数、利用ライセンス数などによって変動するため、具体的な月額料金および初期費用は「要問い合わせ」となっています。

見積もり時に確認すべきポイントは以下の通りです。

  • 管理する車両台数や利用アカウント数に応じた料金体系(ライセンス単位)
  • 初期設定、既存データ移行、運用レクチャー等の導入支援費用の有無
  • 関連オプション(「一番星クラウド配車」や「トラック勤怠システム」など)の追加料金
  • 最低契約期間および解約時の条件

導入の流れ・期間

“一番星”運送業システムの標準的な導入手順は以下の通りです。

  • 問い合わせ・ヒアリング
    公式サイトのフォーム等から問い合わせを行い、自社の運用状況や管理したい課題(車両台数、請求パターン、他システム連携など)の相談を行います。
  • デモ実施・要件確認
    実際のシステム画面を用いた操作デモを受け、配車画面や帳票出力機能、汎用データ取込機能などの使い勝手を確認します。
  • 見積もり提示・ご契約
    運用範囲やオプション機能の選定を行った後、見積もりの提示を受け、契約手続きを締結します。
  • 初期設定・データ登録
    マスターデータ(取引先、車両、乗務員、運賃タリフ等)の登録および汎用データ取込の設定を行います。
  • 運用開始・サポート利用
    社内での操作トレーニングを経て本稼働を開始します。稼働後も電話やFAXによるシステムギアの操作サポートを利用できます。

なお、“一番星”運送業システムの具体的な導入期間(申込から稼働開始までの標準月数)については、企業規模や既存データの整理状況によって異なるため要問い合わせとなっています。

導入事例・実績

公式サイトや報道発表において公開されている導入事例は以下の通りです。

  • 城南運輸株式会社(岐阜県羽島郡/保有車両56台)
    チャーター便や倉庫保管を展開する同社では、OCR読み取りによる請求書自動化を検討していたものの精度面に課題を抱えていました。「一番星」の汎用データ取込機能を採用したことで、受注・勤怠・経費データを直接取り込めるようになり、入力作業工数を約30%削減。さらにクラウド化によってテレワーク運用や属人化からの脱却を実現しました。
  • 八木運送株式会社(大阪府岸和田市/保有車両約20台)
    20年以上「一番星」シリーズを利用する老舗運送会社。従来使用していたオンプレミス版では事務所のPCでしか売上や運行データを確認できず、出張時などは社内問い合わせに時間を要していました。クラウド版(Ver.8)へ移行したことで、外部環境からでも直接データを確認可能になり、社内の作業負担削減とリアルタイムな業務状況の把握を達成しました。
  • 久居運送株式会社(三重県津市)
    売上集計や走行距離計算、請求書作成などを手作業で行っていた体制から「一番星」を導入。事務作業のシステム化により、大幅な作業時間短縮と管理精度の向上を実現しています。
  • ハヤマ運輸株式会社(一般社団法人運輸デジタルビジネス協議会 発表事例)
    冷凍・冷蔵輸送等を手掛ける同社において、手入力作業や重複業務の整理を目的として「一番星倶楽部」を導入。業務プロセスの標準化と入力ミスの低減を達成し、「TDBC認定ソリューション」の活用事例として講演されています。

導入前に知っておきたいこと

導入を検討するにあたり、以下のポイントを事前に把握しておくことが推奨されます。

  • 標準パッケージとしての適合確認
    汎用性の高いパッケージシステムであるため、独自の特殊な請求計算や自社専用の帳票フォーマットへ変更したい場合、個別でのカスタマイズ対応が難しいケースがあります。導入前に自社の必須要件が標準機能でカバーできるか確認が必要です。
  • 取り込みデータ側の事前整理
    汎用データ取込機能は非常に効果的ですが、取り込む元となるExcelやCSVデータのフォーマット(列項目や記述ルールの統一)が不揃いの場合、事前にデータ形式の整頓を行う手間が発生します。
  • 操作画面(UI)の事前体験
    配車画面や入力インターフェースの使い心地は、現場の担当者のITリテラシーによって評価が分かれることがあります。導入前にデモ等で実際の操作感を体験しておくことが定着化への鍵となります。

よくある質問(FAQ)

クラウド版(Ver.8)はスマートフォンや社外のパソコンからでもアクセスできますか?
はい。インターネット接続環境と対応環境が整ったPCであれば、社外や自宅、他拠点からでもシステムにアクセスしてデータ確認や各種入力作業を行うことができます。
他社システムからの移行や、Excelで管理していたデータの取り込みは可能ですか?
はい。「一番星」には汎用データ取込機能が備わっており、受注、勤怠、経費などのExcel・CSVデータを特別なコード割り当てなしで取り込むことができます。
導入前に操作画面を確認したり、デモを見たりすることはできますか?
公式サイト等を通じてシステムギアの担当者による製品デモやオンライン相談を申し込むことができます。詳細な手順や対応については公式サイトからの問い合わせを推奨します。
インボイス制度やドライバーの改善基準告示といった法改正に対応していますか?
はい。適格請求書(インボイス)の発行機能や、ドライバーの労働基準に配慮した管理帳票など、最新の法令に適合する機能が提供されています。
問い合わせやトラブル時のサポート体制はどうなっていますか?
保守サービスをご契約のユーザー向けに、電話やFAX等による操作問い合わせ対応や迅速なバックアップサービスが提供されています。
契約期間や途中解約時の解約金に関する規定はどうなっていますか?
サブスクリプション契約における最低利用期間や解約通知の期限等の条件は個別契約内容によりますので、導入見積もり時に事前確認を推奨します。
配車管理や倉庫管理(WMS)の専門システムと連携できますか?
はい。同社が提供する「一番星クラウド配車」や倉庫管理システム「倉一朗」などのシリーズ製品と相互にデータ連携してシームレスに運用することが可能です。

参照・出典

他の配車システム・TMSと比較する

“一番星”運送業システムの特徴を含むTMS(輸配送・配車管理)の21製品を、料金・機能・対象規模で比較できます。

配車システム・TMS比較21選