ロジメーターとは?
「ロジメーター(LOGIMETER)」は、株式会社KURANDOが提供する物流DX・データ分析カテゴリのクラウドツールです。従来、物流現場ではホワイトボードや手書き日報といったアナログ管理が多く、集計作業の負担やデータの精度に課題がありました。ロジメーターは、タブレットを使って作業実績や収支データを簡単に即時取得し、ダッシュボード上で現場横断の集計・分析を行うことで、作業の可視化から人員計画の最適化、継続的な業務改善までをシームレスに実現します。
主な機能・特徴
- 作業データの簡単な即時取得
タブレットで作業者がQRコードを読み込むなど、簡単な操作で作業ごとの実績時間を記録できます。現場に負担をかけずにデータを収集可能です。 - 生産性・収支の自動レポート化
取得した作業時間と時給情報を紐付けて人件費を算出し、売上や間接費と合わせて収支や生産性(KPI)を自動で計算・可視化します。 - 人員配置やシフトの管理機能
蓄積されたデータを活用し、感覚に頼らない根拠のある人員計画、シフト管理、進捗管理、配置管理を行うことができます。 - 現場横断でのリアルタイム集計
複数の物流拠点のデータを横断的に集計し、管理者画面でリアルタイムにモニタリングできます。 - 手厚い無料トライアル
最長2ヶ月間の無料トライアルが用意されており、タブレットの無償貸出や初期マスタ設定のサポートなど、本番環境と同等のお試しが可能です。
こんな企業・現場に向いている/向いていない
【向いている企業・現場】
企業規模や現場の大小を問わず、物流・倉庫業、3PL事業者、小売・卸売業、EC・通販の物流センターなどに適しています。とくに「手書き日報やエクセルでの集計作業に限界を感じている」「拠点ごとの収支や作業員ごとの生産性を正確に把握したい」「どんぶり勘定から脱却し、根拠のあるシフト作成や人員配置を行いたい」といった課題を抱えるセンター長や物流管理部門の担当者に強く推奨されます。
【向いていない企業・現場】
作業項目やプロセスが全く標準化されておらず、「何をデータとして取得すべきか」すら定義できない現場では、導入前に運用ルールの整理が必要です。また、物流業務を外部委託している荷主企業が主導で導入する場合、委託先の協力会社が「原価や労務実態を可視化されること」に強い抵抗感を示すケースがあります。協力会社との信頼関係や丁寧な目的共有が難しい環境では、定着が進まない可能性があります。タブレットやネットワーク環境の持ち込みが禁止されている現場にも不向きです。
料金・プラン・導入方法
ロジメーターはSaaS(クラウド)型のサービスであり、初期費用は無料です。月額料金は1拠点あたり最小11,000円から利用可能で、平均的な月額利用料は1センターあたり約40,000円程度とされています(※利用者数などにより変動する料金体系が用意されています)。
導入にあたっては、タブレット端末やネットワーク環境を自社で用意するか、提供元を通じて実費で手配する必要があります。導入前には最長2ヶ月の無料トライアルを利用でき、専任担当者のサポートを受けながらスムーズに本番運用へ移行できます。
導入事例・実績
- 三菱食品株式会社
全国の主要拠点にロジメーターを展開。協力会社に委託している庫内作業の労務実態を可視化し、作業員の雇用安定化や持続可能な食品物流の構築に向け、荷主と物流パートナーが共同で問題点の把握・改善を進めています。 - 株式会社ジーアンドケイ(物流業・3PL)
取引先の勧めで導入。当初はアナログ管理で問題ないと考えていましたが、導入後は分析や予測の確度が向上し、管理者の集計業務の大幅な時短に成功しました。 - 株式会社サンリツ
現場のデータ分析の基盤として活用。データを見て仮説を立て、現場作業の振り返りを行うことで全社的な物流DXを推進しています。 - その他、株式会社日本アクセス、株式会社アダストリア、株式会社NTTロジスコなど、全国900拠点以上の導入実績が公開されています(2026年3月時点)。
導入前に知っておきたいこと
ユーザーや導入企業から報告されている課題や注意点として、以下の点が挙げられます。
- 導入初期の現場の抵抗感
今までアナログ管理で問題なく回っていた現場ほど、「新しいシステムは面倒」「監視されているようだ」といった抵抗意見が出ることがあります。現場のリーダーに対し、業務がどう楽になるのかという導入目的をしっかり説明する必要があります。 - 協力会社への丁寧な説明が不可欠
荷主側が主導して導入する場合、協力会社(委託先)は「作業原価が丸裸にされる」と警戒しがちです。導入目的がコスト削減や単価叩きではなく、現場の雇用安定や作業環境の改善であるという合意形成が必須です。 - データの精度向上には伴走が必要
導入してすぐに完璧なデータが取れるわけではなく、作業者の入力漏れやミスを防ぎ、データ精度を高めるフェーズ(定着の壁)が存在します。システム任せにせず、管理者が伴走して定着を支援する体制が求められます。
類似ツールとの違い・選び方
物流現場で用いられるWMS(倉庫管理システム)が「在庫やモノの動き」を管理するのに対し、ロジメーターは「人(作業時間や生産性)」の管理に特化しているのが最大の違いです。WMSでは取得しづらい「清掃」「待機時間」「リスト対応」といった付帯作業も含めた全作業時間を記録できます。
また、大掛かりなシステム開発や自動化ロボットの導入は数百万〜数千万円の投資が必要になりますが、ロジメーターは初期費用無料で月額1万円台からスタートできる手軽さが特徴です。他のKPI管理ツールと比較しても、タブレットのみで直感的に操作できるUIと、安価にスモールスタートできる点で優れています。
よくある質問(FAQ)
- 導入費用や月額料金はどのくらいですか?
- 初期費用は無料です。月額料金は利用者数や規模に応じて変動しますが、最小11,000円から、1拠点あたり平均40,000円程度で利用可能です。ただし、タブレット等の端末代や通信費は別途必要になります。
- 無料トライアルでは何ができますか?
- 最長2ヶ月間、本番と同等の全機能を利用できます。必要な台数のタブレット無償貸出のほか、初期マスタ設定のアドバイスやWeb操作説明会などの手厚いサポートが含まれています。
- 既存のWMS(倉庫管理システム)と連携できますか?
- ロジメーターはCSVデータでの一括ダウンロードに対応しており、外部システムとのデータ連携が可能です。また一部の他社KPI分析アプリケーション(ci.Himalayas/Compassなど)とはシステム連携の実績があります。
- 小規模な現場でも導入メリットはありますか?
- はい、企業規模を問わず導入できます。SaaS型で安価に始められるため、数十人規模の現場でも管理業務の削減効果や、シフト配置の最適化によるコスト削減メリットを出しやすいツールです。