Geek+とは?倉庫自動化・ピッキングを効率化するAI搭載自律走行型ロボット(AMR)を解説

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ピッキング、ソーティング、搬送など様々な倉庫作業を自動化するAI搭載の自律走行型ロボット(AMR)ソリューションです。商品を作業者の元へ運ぶGTP(Goods-to-Person)方式により、作業員の歩行時間を削減し生産性を向上させます。

料金モデル
要問い合わせ
対象規模
中堅〜大手向け
対象業界
物流・倉庫業 EC・通販 小売・卸売業 製造業

ロジシフト編集部による最新動向サマリ

  • ミスミ東日本流通センターにおいて76台のAGVと490台の保管棚が稼働し、ピッキングの総労働時間を約33%削減、トラックの荷待ち時間を月間110時間短縮しました。
  • 大手スポーツアパレルの物流センターにて最新モデル「PopPick」を導入し、従来の人海戦術比でピッキング生産性を3〜4倍に向上させた実績があります。
  • 累計受注額が890億円を超え、EC物流において「ロボット導入を前提」とした経営戦略を牽引するグローバルリーダーとして位置づけられています。
  • SBSホールディングスの検証拠点「LTラボ」にて、AutoStoreやHaiPickと共に大規模EC物流のリアルな実稼働オペレーションを担う主力ロボットとして公開されています。

(ロジシフト掲載10記事をもとに自動生成・2026年4月26日更新)

Geek+とは?

株式会社ギークプラスが提供する「Geek+(ギークプラス)」は、ピッキングやソーティング、搬送といった倉庫内の各種作業を自動化するAI搭載の自律走行型ロボット(AMR)ソリューションです。作業員が歩き回って商品を探すのではなく、ロボットが商品棚やコンテナごと作業者の元へ運んでくる「GTP(Goods-to-Person)方式」を採用しています。これにより、ピッキング時の歩行時間を大幅に削減し、深刻化する人手不足の解消と生産性の向上、出荷キャパシティの拡大といった物流現場の課題を解決します。

主な機能・特徴

  • GTP方式によるピッキング自動化(Pシリーズ): 商品の入った棚やコンテナを作業者の元まで自動で搬送します。作業者は指定された場所で待機し、運ばれてきた商品を取り出すだけでピッキングが完了するため、歩行による疲労と時間を削減できます。
  • 超高密度保管ソリューション「PopPick」: コンテナ間の隙間を極限まで縮小し、防火シャッター下(高さ最大約4m)を通過できる設計のロボットです。1時間あたり650箱の高い作業効率を実現し、限られたスペースでの保管能力を最大化します。
  • 多層ラック内を走行する「RoboShuttle」: 多層ラック内を走行してコンテナを自動で取り出すシャトル型ロボットシステムです。コンテナごと作業者の元へ運ぶBTP(Bin-to-Person)方式を採用し、高密度保管と高速搬送を両立します。
  • 自動フォークリフト機能: SLAM方式と障害物検知機能を搭載し、無人で高所(ネステナーなど)からの商品取り出しや搬送が可能です。作業員と同じ空間で安全に共存して走行できます。
  • ソフトウェアソリューション(FARMs / nest): ロボットを最適に運用するためのクラウド型WMS(倉庫管理システム)「FARMs」や、複数のシステム間連携をシームレスにするクラウドネットワークシステム「nest」を提供し、データ管理を支援します。

こんな企業・現場に向いている/向いていない

【向いている企業・現場】

  • 対象企業規模・業種: 物流・倉庫業(3PL)、EC・通販、小売・卸売業、製造業などの大手から中堅企業。
  • 導入シーン・課題: 多数のSKU(商品点数)を取り扱っており、ピッキング作業の歩行負担軽減や作業スピード向上を求めている現場。人手不足が深刻で、作業員の増員に頼らずに出荷キャパシティを拡大し、安定したサービス品質を維持したい担当者に最適です。

【向いていない企業・現場】

  • 向いていない企業・現場: 取り扱う商品が極端に大型・長尺物ばかりの現場や、保管スペースの高さ・通路幅に大幅な制約がある小規模な倉庫。また、取り扱い商品が非常に限定的で、歩行距離が短く手作業でも十分に効率が良い現場の場合は、費用対効果が見合わない可能性があります。その場合は、ハンディターミナルやピッキングカートなど、別の軽量なツールを検討した方がよいでしょう。

料金・プラン・導入方法

  • 料金モデル: 要問い合わせ。
  • プラン・導入方法: ロボットのハードウェア購入プランのほか、初期費用ゼロでハードウェア・ソフトウェアを導入し、作業数量に応じた従量課金で利用できる「ロボット従量課金サービス」も提供されています。公式サイトのフォームから問い合わせ後、事前のコンサルティングやレイアウト設計を経て導入が進められます。

導入事例・実績

  • アスクル株式会社: 「ASKUL Value Center 関西」において、新製品「PopPick」などのピッキングロボットを318台導入。防火シャッター直下を通過できる特性を活かして広い空間を一体的に運用し、生産性と保管能力を大幅に向上させています。
  • プーマジャパン株式会社・センコー株式会社: 新基幹物流センターに自動棚搬送ロボット「EVE」42台とオープンSCMソリューション「skylaa」を導入。BtoBとBtoCの在庫を一元管理し、作業生産性の大幅な改善と販売リードタイムの短縮を実現しました。
  • 三井倉庫ロジスティクス株式会社(上新電機株式会社): 上新電機の物流業務を支援する現場に自動棚搬送ロボット「P500R」を導入。ピッキング工程の省人化による業務効率化とサービス品質の安定化を図っています。
  • Decathlon(デカトロン): EC事業の成長に伴いピッキングロボット46台を導入。出荷キャパシティが1日40,000個まで向上し、手作業の3倍のピッキング効率を達成しています。

導入前に知っておきたいこと

  • 既存システムとの連携にかかる工数: ロボットを複数拠点で導入する場合や、自社の既存WMS・ERPと直接つないで在庫・出荷データを管理しようとすると、大規模なシステム改修が必要になるという課題が報告されています。Geek+はこれを解消するため、中間ハブとなるシステム「nest」を提供し、連携のハードルを下げています。
  • 運用ノウハウと学習の必要性: ロボットを導入して終わりではなく、現場の商材選定、オペレーション設計、レイアウト最適化など「ロボットを使いこなすためのノウハウ」が求められます。導入企業の事例でも「ユーザーとして使い方をしっかり勉強し、二人三脚で進める必要がある」との声があり、Geek+側も「DOJO」と呼ばれるロボット教習所を開設して、実業務を通じた使いこなしの支援を行っています。

類似ツールとの違い・選び方

倉庫自動化・AMR領域の類似ツールとして、「HAI ROBOTICS(ACR)」「Quicktron」「ラピュタロボティクス(ラピュタPA-AMR)」などがあります。
Geek+の最大の違いは、世界30カ国以上での圧倒的な稼働実績と、多種多様なロボットのラインナップです。特に棚ごと搬送するGTP方式においては、超高密度保管を実現する「PopPick」の存在により、倉庫の高さ空間(最大約4mの防火シャッター下など)を最大限に活用できる点が強みです。
選び方として、既存の棚を活かしたピッキング支援(作業員の横を追従するピッキングアシストAMR)を求める場合は他社製品も選択肢に入りますが、保管効率の抜本的な改善と作業者の歩行距離ゼロを同時に実現したい大規模・中規模拠点にはGeek+のソリューションが適しています。また、「ロボット従量課金サービス」を利用して初期投資リスクを抑えたい企業にも選ばれています。

よくある質問(FAQ)

既存のWMS(倉庫管理システム)との連携は可能ですか?
可能です。Geek+ではクラウドネットワークシステム「nest」を提供しており、既存のWMS、OMS、ERPと柔軟に連携し、リアルタイムでの在庫・出荷データ統合管理を実現できます。
ロボットのトラブルや故障時にはどのようなサポートがありますか?
24時間365日のヘルプデスク対応や、ロボット故障時の現場対応、定期的なシステムアップデートが提供されています。必要に応じて常駐スタッフの派遣も可能です。
導入にかかる初期費用を抑える方法はありますか?
初期費用ゼロでハードウェア・ソフトウェアを利用でき、実際の入出荷等の作業数量に応じて費用を支払う「ロボット従量課金サービス」を利用することで、初期投資を抑え、物量の波動に合わせた柔軟な運用が可能です。

参照・出典