HaiPickとは?
「HaiPick(ハイピック)」は、倉庫の保管スペース不足やピッキング作業における膨大な歩行、人手不足に悩む物流・倉庫業、EC、製造、医薬品業界の課題を解決する自律型ケースハンドリングロボット(ACR)システムです。株式会社HAI ROBOTICS JAPANが提供する本システムは、最大10mから12mの高層ラックにアクセスし、複数の専用トート(コンテナ)や段ボールを一度に自動運搬します。これにより、天井高を活かした「高密度保管」と「歩行レス(Goods-to-Person)」のピッキングを実現し、保管効率の最大化と労働コストの削減を両立させる、次世代の自動倉庫ソリューションです。
主な機能・特徴
HaiPickは、従来の固定型自動倉庫(AS/RS)とは一線を画す、柔軟かつ高効率な機能を備えています。主な機能と特徴は以下の通りです。
- 高層ラックへのアクセスによる「高密度保管」
最大10m〜12mの高層ラックに対応しており、倉庫内のデッドスペースになりがちな上部空間を限界まで有効活用できます。通路幅もロボットが自律走行できる最小限の幅(最小約1.1m)に抑えられるため、人手によるピッキング倉庫と比較して、保管スペースを最大75%削減(保管密度を向上)することが可能です。これにより、新たな拠点を構えることなく既存倉庫の収納力を大幅にアップできます。 - 「Goods-to-Person(GTP)」による歩行レス化
自律走行ロボットが指定されたケース(トートや段ボール)を棚から自動ピッキングし、作業者のいるワークステーションまで直接搬送します。作業者は歩き回ることなく、その場で届いた商品のピッキングや検品、梱包作業に集中できるため、注文処理能力を向上させ、労働コストを最大67%削減することに貢献します。 - 最大8〜9ケースの「同時複数搬送」
ロボットには伸縮式のマスト(昇降機能)と複数の荷台が備わっており、1回の走行で最大8〜9つのコンテナを同時にピッキングして運搬可能です。一度に多くのコンテナを作業ステーションへ搬送できるため、ロボットの往復回数を最小限に抑え、出荷ピーク時でもスループット(処理能力)を最大化します。 - マルチサイズおよびカートン(段ボール)の直接対応
専用のプラスチック製トートコンテナだけでなく、サイズが異なる折りたたみコンテナ(オリコン)や、製品が梱包された一般的な段ボール箱(カートン)を直接保管・ピッキングすることができます。荷物を詰め替える手間が発生しないため、入庫プロセスの簡略化や、ケース出荷とピースピッキングの混在運用にも柔軟に対応します。 - 段階的な拡張を可能にする「モジュール設計」
ロボット本体、保管ラック、作業ステーション、制御ソフトウェア(HaiQ)などの構成要素がすべてモジュール化されています。そのため、初期投資を抑えて小規模からスタートし、ビジネスの規模拡大や物量の変動に合わせて、倉庫の稼働を止めることなくロボットやラックを後から段階的に追加・拡張することができます。 - 安定した通信環境と高度な安全性
他の通信機器との電波干渉が少ない5GHz帯のWi-Fi通信を採用しており、常に安定したロボットの運行管理を実現します。また、障害物検知センサー、自動回避機能、衝突防止、緊急停止などの多重安全設計を備え、欧州のCE認証や北米のNRTL認証を取得しているため、現場の作業員と同一エリアで安全に稼働させることができます。
こんな企業・現場に向いている/向いていない
HaiPickの導入を検討するにあたり、自社の倉庫環境や運用スタイルに適しているかを見極めることが重要です。
【向いている企業・現場】
- 天井高があり、保管効率を向上させたい企業
倉庫の天井高が5.5m〜12m程度あり、デッドスペースになりがちな上部空間を有効活用したい現場に最適です。特に、地価の高い都市部に拠点があり、限られた床面積の中で最大限の在庫を保管したい場合に効果を発揮します。 - SKU(最小在庫管理単位)数が多く、多品種少量のピッキングを行う現場
アパレルやEC、通販、製造業の部品倉庫など、取扱商品の種類(SKU数)が膨大で、ロングテール商品や補充品、返品物などを高密度で整理・保管する必要がある現場に向いています。 - 現場の人手不足や作業員の身体的負担を解消したい企業
ピッキングスタッフの採用難に直面している現場や、広い倉庫内での長い歩行距離によるスタッフの疲労、身体的負荷を軽減したい企業に適しています。歩行レスの運用により、少人数での安定した出荷業務を維持できます。 - スモールスタートから段階的に拡張したい現場
将来の成長予測が不透明なため、最初から大規模な固定式自動倉庫を導入することにリスクを感じる企業に最適です。まずは小規模なエリアで導入し、段階的にラックやロボットを追加・拡張したいという計画的なアプローチに向いています。
【向いていない企業・現場】
- 天井高が極端に低い倉庫
天井高が4m未満など、高さ方向の空間が少ない倉庫では、高層ラックへのアクセスというHaiPickの強みを活かしきれません。このような環境では、床面を走行する低床型の棚搬送型ロボット(AGV/AMR)や、ピッキングアシストロボットなど別の自動化ツールの導入を検討した方がよいでしょう。 - 超重量物やパレット単位での保管・出荷がメインの現場
HaiPickは、ケース(トート、段ボール)単位の搬送に特化しているため、重量が数百キロから1トンを超える大型パレットの自動保管やパレット単体でのピッキングが中心の現場には不向きです。パレット単位の搬送が必要な場合は、スタッカークレーン式の自動倉庫や、重荷重対応のパレット用AGVの導入を優先すべきです。 - 床の平滑度(レベル)や強度が不足している倉庫
ロボットが高さ10m以上のラックから精密にケースを出し入れするため、走行する床面には高い平滑度と耐荷重強度が求められます。床に大きな段差や傾き、ひび割れ、強度の不足がある古い倉庫などでは、導入前に対規模な床面改修工事が必要となるか、最悪の場合は導入できない可能性があります。 - 極低温環境での運用が必要な現場
HaiPickの稼働温度帯は「0℃〜45℃」とされており、冷凍エリア(マイナス20℃など)での常時稼働には現時点で対応していません。冷凍食品や冷凍医薬品の保管を自動化したい場合は、超低温対応のシャトル式自動倉庫などを別途検討する必要があります。
料金・プラン・導入方法
HaiPickの料金モデルは、導入する倉庫の規模、天井高、必要とされるロボットの台数、ラックの段数、ワークステーションの設置数、および既存のシステム(WMSなど)との連携開発範囲によって個別に設計されるため、「要問い合わせ」となっています。
見積もりを依頼し、投資対効果(ROI)を算出するにあたっては、以下のポイントをベンダーに確認することをおすすめします。
- ロボット本体の「購入」か「サブスク・リース(RaaS)」か:
近年では、公式パートナー企業を通じて、ロボット本体を月額サブスクリプション(RaaS:Robot as a Serviceモデル)として導入し、初期の資本的支出を大幅に抑えて運用を開始できるプランも登場しています。初期投資の予算に応じて、最適な契約形態を確認してください。 - 初期構築費用の内訳:
ロボット、専用ラック、トート、ワークステーションなどのハードウェア購入・設置費用のほか、通信用ネットワークの構築、床面改修の有無、既存の倉庫管理システム(WMS)等との接続・連携開発費用がどの程度発生するか。 - ランニングコストとしての保守・メンテナンス費用:
稼働後のシステムアップデート、定期点検、トラブル発生時の24時間365日のサポート体制など、継続的に発生する保守料金の算出基準。
導入の流れ・期間
HaiPickの導入プロセスは、現場の要件検証からシステムの構築、稼働にいたるまで、高度なシステムインテグレーションを伴います。以下が一般的な導入の流れとなります。なお、全体の具体的な導入期間は倉庫の規模やカスタマイズ範囲により大きく異なるため、要問い合わせとなります。
- 要件定義・現状データ分析
既存倉庫における出荷データ(注文数、SKU数、出荷波動など)やレイアウト図面を整理し、解決すべき課題を明確化します。 - システム設計・シミュレーション
データ分析をもとに、最適なラックの高さ、通路幅、必要なロボットの台数、作業ステーションの仕様を検討します。シミュレーターを用いて、想定するスループットが達成可能かを事前に検証・視覚化します。 - 提案・見積もり・契約
機器の構成、レイアウト案、システム連携プランを盛り込んだ最終的なシステム設計書と見積もりが提示され、合意に至れば正式に契約を締結します。 - 設計開発・製造
ロボット本体の製造、稼働させるための制御ソフトウェアやスマート倉庫管理プラットフォーム「HaiQ」の構築、既存システム(WMSなど)との接続インターフェース開発を行います。 - 現地工事・システムインテグレーション
倉庫内への専用ラックの組み立て・固定、ロボット本体の搬入、ネットワーク設備(5GHz帯 Wi-Fi等)の敷設、充電スタンドの設置などを行います。 - テスト稼働・トレーニング
現地での単体テスト、ネットワーク接続テスト、システム間連携テストを順次実施します。また、倉庫スタッフ向けにロボットの操作方法やワークステーションでのピッキング作業トレーニング、トラブル対応手順をレクチャーします。 - ユーザーテスト・検収・本番稼働
実際の運用データを用いた最終的なテストを行い、問題がないことを確認のうえで引き渡し(検収)となり、本稼働を開始します。
連携できるシステム・機器
HaiPickは、既存の倉庫内のITインフラや他のマテハン機器と柔軟に連携することで、オペレーション全体を最適化できます。検索で確認できた連携情報は以下の通りです。
- WMS(倉庫管理システム) / WES(倉庫実行システム):
既存のWMS/WESと柔軟に接続・統合できるインターフェースを提供しており、リアルタイムな在庫状況や出荷指示を連携可能です。 - マテハン制御システム(WCS):
日立製作所の統合型マテハン制御システム「ユニバーサル WCS」や、搬送計画最適化エンジン「LogiRiSM」と連携し、複数メーカーのAGVやコンベヤ、HaiPickロボットを一つのシステム内で統合制御・一元管理した実績があります。 - 他の自動化ロボット・搬送設備:
入荷工程で活用されるリニアモーター式ロボット「CUEBUS(搬送タイプ)」や、RFIDを用いた自動検品システムなどとの高度な連携が実例として公開されています。また、同社のシステム内において、搬送AGV(自律走行搬送ロボット)とHaiPickを協調運行させるソリューション(例:「HaiPick System3」など)も構築可能です。
※上記以外の具体的な基幹システムや、特定のハンディターミナル、APIの仕様などについては、現場のシステム環境によって個別の検証が必要となるため、問い合わせ時に確認してください。
導入事例・実績
信頼性の高いプレスリリースや各種メディアで公開されている、具体的な導入事例・実績は以下の通りです。
1. コクヨ株式会社(新物流拠点「東北IDC」)
- 導入ソリューション:「HaiPick Climb System」(ハイピック・クライム・システム。国内初の本格導入)
- 概要・目的:コクヨグループでECサービスを展開する株式会社カウネットの物流機能を統合する重要拠点。標準的な規模の施設ながら、主要拠点に匹敵する出荷能力と品揃え(最大27万SKUの保管)を実現するために採用されました。
- システム連携:日立製作所の統合型マテハン制御システム「ユニバーサル WCS」および搬送計画最適化エンジン「LogiRiSM」と連携。HaiPickによる自動ピッキング機能と、搬送AGVやコンベヤなど、異なるメーカーの複数設備を統合して一元管理しています。
- 導入効果:
- 歩行時間の劇的な削減などにより、主要3拠点(首都圏・中部・近畿IDC)の実績平均値と比較して拠点全体の生産性が約40%向上する計画。
- 在庫ロケーションの自動管理が実現し、棚卸業務の工数が既存拠点比で50%〜70%削減される見通し。
2. 株式会社ビームス(新物流拠点「ビームス ウエアステーション」)
- 導入ソリューション:自律型ケースハンドリングロボットシステム「HaiPick SYSTEM」
- 概要・目的:国内の生産年齢人口減少に備え、江東区塩浜のマルチテナント型倉庫「DPL江東深川」内に新設されたビームス最大の物流拠点。複雑な人手作業の解消と持続可能な物流の構築を目的に、トヨタL&Fが全体エンジニアリングを手掛けました。
- システム連携:高さ約4.7mのラックを活用し、商品の入庫・保管・出庫の一連の業務をHaiPickで自動化。さらに、入荷工程における世界初のリニアモーター式ロボット「CUEBUS(搬送タイプ)」や、RFID商品タグを活用した自動検品システムと連携しています。
- 導入効果:
- 保管・ピッキングにおけるスタッフの移動距離(歩行距離)を大幅に削減。
- 従来人手で行っていたロケーション管理をシステム化し、保管スペース不足の課題を克服。
3. NEPA統合物流センター(韓国、アパレルブランド)
- 導入ソリューション:超高密度保管ソリューション「HaiPickシステム3」
- 概要・目的:ピッキング作業の負担が大きく、倉庫の人員確保や研修費・人件費の高騰が深刻だったアパレル物流拠点における改善事例。
- システム連携:46台のACR(自動ケースハンドリングロボット)と108台のAMRを効率的に連携させ、垂直・水平方向のリレー搬送を自動化。「HaiQスマート倉庫管理プラットフォーム」を用いて、分散していた倉庫データの一元管理を実現。
- 導入効果:
- システム導入前は倉庫運営に35人を配置する予定だったが、導入後は約17人での運営が可能となり、人件費を約50%削減。
- 在庫不足や欠品の予防、正確な入出庫・棚卸し・在庫整理が可能に。
導入前に知っておきたいこと
HaiPickを導入するにあたり、現場のミスマッチを防ぐためにあらかじめ把握しておくべき課題や注意点、ユーザーからの指摘事項は以下の通りです。
- 専用ラックや指定コンテナの利用が必須となる制約
既存の倉庫で利用している一般的なスチールラックなどをそのまま使うことはできず、HaiPickロボットが位置認識(二次元コード等の読み取りなど)を正確に行える専用のラックを新設する必要があります。また、搬送に使用するケース(トートコンテナや段ボール)のサイズや強度、底面の平滑度にも一定の制限があり、既存のオリコンが適合しない場合は新たに手配する必要があります。 - 走行スペースの「床の品質(平滑度・耐荷重)」への高い要求
ロボットが高さ10m以上のラックから精密なピッキング動作を行うため、床面のわずかな傾きや凹凸が、高層部でのピッキングのズレとなって大きく影響します。そのため、走行エリアの床の平滑度や、高層ラックと複数ケースを積載したロボットの総重量に耐えうる床荷重(強度)が担保されていることが前提となります。古い倉庫への導入時には、大規模な床面改修のためのコストが別途かかる場合があります。 - 温度帯の制限(冷凍倉庫は非対応)
HaiPickの仕様上の稼働対応温度帯は一般的に「0℃〜45℃」とされており、現時点では冷凍環境(氷点下)には対応していません。そのため、冷凍食品や冷凍医薬品を取り扱う倉庫などでの導入はできず、基本的には常温、または結露の発生しない冷蔵環境に限られます。 - 前後工程を含めたトータル設計の必要性(ボトルネックの発生リスク)
「ピッキングと搬送のスピードがどれほど上がっても、その先の検品、梱包、出荷口などの前後プロセスが追いつかなければ、全体の出荷スピードは変わらない」という点が、導入企業の現場からも指摘されています。HaiPickの一部分だけを早くするのではなく、コンベヤやソーターなどの他設備、および全体のワークフローを合わせたボトルネック対策が必要です。 - 地震などの振動トラブル時の復旧作業
地震や強い振動などによりロボットが安全機能で緊急停止したり、ラック内のトートの位置がズレたりした場合、ロボットが自動で復旧できないことがあります。その際は、リフト等の器具を用いて作業員が手動でロボットやケースをシステムが認識できる位置に戻すなどの復旧作業が発生するため、緊急時のオペレーション体制をあらかじめ想定しておく必要があります。
類似ツールとの比較
倉庫の自動化やピッキングの効率化を支援する代表的な類似システムとの比較表は以下の通りです。現場の条件やニーズに合わせて比較検討してください。
| ツール名 | 特徴 | 料金 | 向いている企業 |
|---|---|---|---|
| HaiPick | 伸縮マスト(ACR)で高層ラック(最大12m)から複数のコンテナを同時ピッキング。モジュール式で、高い保管密度とピッキング効率を両立。 | 要問い合わせ(リース・サブスク型プランもあり) | 天井高を確保でき、多品種少量(SKU数多)のロングテール商品を柔軟に高密度保管したい企業。 |
| AutoStore | 専用のビンをグリッド状に隙間なく積み上げ、ロボットが上面を走行して入出庫を行う超高密度自動倉庫システム(AS/RS)。 | 要問い合わせ(ロボットレンタルのプランもあり) | 倉庫の床面積あたりの保管効率を極限まで高めたい企業や、比較的SKU数が絞られ大量のピッキングを行うEC等。 |
| Skypod | ラック間を上下左右の3次元に自律走行するロボット(AMR)を活用。モジュール式でロボットやラックを柔軟に追加・変更できる。 | 要問い合わせ(サブスク・リース型対応もあり) | 季節変動等による物量変化が大きく、将来的な拡張性を重視したい企業や、高いスループットを求めるEC・小売。 |
| Rapyuta ASRS | アンカー固定工事不要のブロック構造。既存倉庫に柔軟に導入でき、クラウドAIが複数台の薄型ロボットをリアルタイム最適ルート制御。 | 要問い合わせ(月額サブスクリプションプランもあり) | 賃貸倉庫などで大規模な床面工事(アンカー固定)ができず、段階的に低リスクで自動倉庫を導入したい企業。 |
【選定の判断基準】
倉庫の天井高が十分にあり(5.5m〜12mなど)、かつ取扱商品がアパレルや電子部品、通販の多品種雑貨などの「多品種少量(SKU数が多い)」である場合、HaiPick(ハイピック)は非常に優れた選択肢となります。1回で最大8〜9つのケースを同時に搬送できるため、広範囲から効率的に商品をピッキングする性能に長けています。
一方で、倉庫全体の床面積が狭く、「保管効率を究極まで突き詰めたい(無駄な隙間をゼロにしたい)」という場合は、ビンを隙間なく積み上げる「AutoStore」が有力候補となります。また、急激な出荷波動があり、スループット(処理スピード)の爆発力を最優先しつつロボット台数の柔軟な増減で対応したい場合は、3次元走行が得意な「Skypod」が適しています。
さらに、賃貸倉庫などでアンカー固定工事(床へのねじ留め)が難しく、将来の移転やレイアウト変更の可能性を残したい場合は、アンカーレスで段階的導入が可能な「Rapyuta ASRS」を検討するのが合理的です。自社の倉庫環境(天井高、床の工事可否)、SKU数、物量波動などの条件に合わせて最適なツールを選択してください。
よくある質問(FAQ)
- スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末から操作や管理を行うことはできますか?
- HaiPickシステムの運行・管理は、基本的に専用の統合管理プラットフォーム「HaiQ」を介してPC上のブラウザや、作業ステーションに設置されたタッチパネル式の操作端末で行われます。スマートフォン対応などの詳細な操作環境については、要件やシステムバージョンにより異なるため、個別に問い合わせが必要です。
- 導入前に無料トライアルやデモ体験をすることは可能ですか?
- システム全体の規模が大きく、大規模な工事を伴う自動倉庫システムであるため、実環境に機材を持ち込んでの「無料トライアル」は原則提供されていません。ただし、提供元のショールームやロボット視察イベント、既存の導入・稼働倉庫などの視察を通じて、実機が動くデモや実際の運用の様子を直接見学・確認することは可能です。
- 既存の折りたたみコンテナ(オリコン)や段ボールをそのまま流用して保管できますか?
- 複数のサイズのオリコンやカートン(段ボール箱)の直接搬送に対応していますが、HaiPickロボットが掴む(ホールドする)ための形状や強度、サイズ制限(一般的に幅300mm〜400mm、長さ300mm〜600mmなどの一定の固定値範囲内であること)をクリアする必要があります。規格に合わない場合は、新たに適合する専用トートやオリコンを採用する必要があります。
- 万が一、ロボットが故障したり、エラーが起きたりした際のサポート体制はどうなっていますか?
- HAI ROBOTICS JAPANおよび導入パートナー企業を通じて、稼働後のテクニカルサポートが提供されています。システムトラブルや不具合が生じた際の24時間365日のリモート監視・サポート対応などのプランがあります。詳細な保守条件やサポートの窓口、契約期間はプランにより異なりますので見積もり時にご確認ください。
- 初期費用を抑えて、ロボットのレンタルやサブスクリプション(RaaS)での導入はできますか?
- はい、Gaussy株式会社などの公式ロボットパートナーを通じて、初期コストを抑えて月額制で導入・利用できる「RaaS(Robot as a Service)」などの月額サブスクリプションプランが用意されています。購入に比べて初期投資を劇的に抑えて自動化を始められる手法として注目されています。
- 契約期間や途中での解約条件(最低契約期間など)はどうなっていますか?
- 買い切りの場合は一括でのシステム構築契約となりますが、レンタルやRaaS等のサブスクリプションモデルを利用される場合は、数年単位の最低利用期間が設定されるのが一般的です。契約期間や中途解約時の条件(違約金の有無など)は、提供窓口となるパートナー企業や契約スキームによって個別に異なります。要問い合わせとなります。
- 地震などの災害時、ラックからの落下対策やロボットの安全対策はどのようになっていますか?
- HaiPickロボット本体には障害物検知センサーや衝突防止、緊急停止機能などの複数の安全センサーが標準搭載されています。また、地震等の揺れに対してはラックやコンテナが一定以上の振動で落下しないよう物理的な対策が設計されますが、もし停止した場合は、作業者がリフト等の器具を用いて手動で復旧する(ロボットをシステムが認識できる位置に戻す)必要があります。