Tanaとは?スマホのバーコードスキャンで簡単に在庫管理・棚卸ができるアプリの特徴を解説

複数メンバーとスマホで簡単に在庫情報を共有できる在庫管理アプリ・SaaSです。カメラ機能でバーコードをスキャンするだけで入出庫や棚卸ができ、小規模チームでも手軽に導入できます。

公式サイト
https://tana.app/
料金モデル
SaaS(月額)
対象規模
中小企業向け
対象業界
医薬品・医療 製造業

ロジシフト編集部による最新動向サマリ

  • 米国のイラン攻撃報道直後の1週間で、プラットフォームを利用するアパレル・繊維企業の注文数が約50%急増したという購買データを公表した。
  • 従業員20名規模のEコマースブランドや中小メーカーが導入し、世界最大手のWalmart(ウォルマート)と同等の高度な再発注ロジックを小規模組織で実現した実績がある。
  • 倉庫の実在庫に加え、洋上輸送中の「イン・トランジット在庫」や顧客への販売速度を単一のダッシュボードで統合的に可視化する運用が行われている。
  • 自然言語処理(NLP)を用いて製品の文脈や材質データを解析し、最適なHSコード(統計品目番号)の提案と判断根拠を明示する通関分類業務に活用されている。

(ロジシフト掲載4記事をもとに自動生成・2026年4月24日更新)

Tanaとは?

Tanaは、Instoll株式会社が提供するクラウド型の在庫管理・棚卸アプリ(SaaS)です。「スマホだけで簡単に在庫を共同管理できる」ことをコンセプトに、元々は大学の研究室での煩雑な試薬や備品の管理を解決するために開発されました。
専用の高額なハンディターミナルなどを購入することなく、普段使用しているスマートフォンひとつでリアルタイムに在庫状況を共有できるため、欠品の防止や在庫管理の属人化解消に貢献します。

主な機能・特徴

  • スマホのカメラがバーコードスキャナに:iOSおよびAndroid端末のカメラを利用して、JANコードやQRコードなど11種類のバーコードを読み取ることができます。海外製品のバーコードスキャンにも対応しています。
  • シンプルな入出庫・棚卸機能:直感的な操作でアイテムの入出庫(出し入れ)や棚卸(実在庫とシステムデータ数の照合)が完了するため、システムに不慣れなスタッフでもすぐに使いこなせます。
  • リアルタイムなチーム共有:在庫データはクラウド上で一元管理されます。チームメンバーを招待することで、いつでもどこでも最新の在庫状況を共有でき、誰がいつ数量を変更したかの履歴も確認可能です。
  • 多言語対応(英語・日本語):標準で日本語と英語に対応しています。留学生や外国籍のスタッフが働く現場でも、言語の壁を感じることなくスムーズに利用できます。
  • セキュアなクラウド管理:データはクラウド上で3重にバックアップされ、通信経路はすべて暗号化されるため、情報漏えいやデータ消失のリスクを軽減します。

こんな企業・現場に向いている/向いていない

【向いている企業・現場】

  • 小規模なチームや中小企業:設備投資を抑え、少人数からスモールスタートで在庫管理システムを導入したいスタートアップや中小企業に最適です。
  • 多品種少量のアイテムを扱う現場:大学の研究室、クリニック、制作現場、店舗など、細々とした備品や消耗品を日常的に管理・消費する環境に向いています。
  • 外国籍スタッフが在籍する職場:英語表示に標準対応しているため、留学生や外国人スタッフが操作する環境でも負担なく導入できます。

【向いていない企業・現場】

  • 大規模な物流倉庫:数千から数万単位のパレットや大量の在庫を扱い、専用のハンディターミナルによる超高速な連続スキャンが求められる大規模現場には不向きです。
  • 基幹システムとの高度な連携が必要な企業:高度な販売管理、購買管理、会計システム(ERP)等との複雑な自動連携を前提とする運用には、より多機能な別の在庫管理システムを検討した方がよいでしょう。
  • バーコードが一切ない物品を大量に扱う現場:バーコードスキャンが強みのツールであるため、バーコードのない物品には自前でQRコードなどのラベルを印刷して貼り付ける作業が発生し、かえって手間がかかる場合があります。

料金・プラン・導入方法

  • 1名で利用:無料(いつまでも無料)
  • スタンダードプラン:メンバー1名につき 220円 / 月(税込)
  • アカデミックプラン:メンバー1名につき 110円 / 月(税込)※大学生、専門学校生、教育機関の教職員向け

※料金設定は公式サイトの情報に基づきますが、最新の料金は公式サイトにてご確認ください。

導入方法:iOSまたはAndroid用のアプリをダウンロードし、Googleアカウント等でログインしてアカウントを作成します。複数名での共同管理を開始する際、アプリ内からクレジットカード決済で有料プランへのアップグレードが可能です。

導入事例・実績

Tanaの公開導入事例は現時点では確認できていません。最新情報は公式サイトをご確認ください。

導入前に知っておきたいこと

Tanaは手軽さとコストパフォーマンスに優れたツールですが、導入検討時には以下の点に注意が必要です。

  • ラベル発行の手間:元々バーコードやQRコードが付いていない物品を管理する場合、自前でラベルを印刷して対象物に貼り付ける作業が必要になります。管理対象の物品が大量にある場合、この初期準備が負担となる可能性があります。
  • 高度な機能の制限:シンプルさを追求したアプリであるため、複雑な在庫分析や他業務システムとの高度なAPI連携といった機能は限定的です。

現時点では、SNSやレビューサイト等で深刻な不満やトラブルといったユーザー評価・課題報告は確認できていません。1名であれば完全無料で利用できるため、本格導入前にまずは無料プランで自社の業務フローに適合するか試してみることをおすすめします。

類似ツールとの違い・選び方

同カテゴリの他の在庫管理システムと比較した際のTanaの強みは、「圧倒的なコストの安さ」と「スマホアプリのみで完結するシンプルさ」にあります。
他社ツールは多機能である分、初期費用がかかったり月額料金が数千円から数万円に設定されていることが多いですが、Tanaは1名なら完全無料、複数名でも1人あたり月額数百円という安価な従量課金制を採用しています。「Excelや紙でのアナログ管理から脱却したいが、高額なシステムは導入できない」という小規模チームや、現場の担当者レベルで手軽に始めたい場合の最初のステップとして非常に選びやすいツールです。

よくある質問(FAQ)

1名利用の無料プランに機能制限やトライアル期間はありますか?
機能制限やトライアル期間(利用期限)はありません。1名での利用であれば、すべての機能をいつまでも無料で使い続けることができます。
バーコードがない商品は管理できますか?
管理可能です。ただし、スキャン機能を利用して入出庫や棚卸を行う場合は、QRコード付きのラベルなどを自前で印刷して物品に貼り付ける運用が必要になります。
専用のハンディターミナル機器は必要ですか?
不要です。お持ちのiOSやAndroidのスマートフォンに搭載されているカメラをバーコードスキャナとして利用するため、機器導入のための初期費用はかかりません。

参照・出典