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Home > 業界レポート> CLOが担う「物流の経営課題化」と組織改革のステップ【2026年07月版】
業界レポート 2026年3月10日

CLOが担う「物流の経営課題化」と組織改革のステップ【2026年07月版】

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「他部署や顧客の無理な要求で物流現場が疲弊し、運賃高騰が利益を圧迫しているにもかかわらず、部門間の壁に阻まれて改革が進まない」とお悩みの経営層や物流部門リーダーの方へ。本記事では、2026年4月の法改正で特定荷主に義務付けられたCLO(物流統括管理者)の強力な職権を活かし、社内のサイロ化を打破して、ブラックボックス化した物流費を「企業の稼ぐ力」へと転換するための実践的な5ステップを徹底解説します。

目次
  • 物流が「経営課題」に浮上した背景:2026年法改正とCLO義務化のリアル
  • 組織の壁:なぜ物流改善は他部署(営業・生産)に拒絶されるのか
  • CLO主導による「三位一体(製・販・物)」マネジメントの5ステップ
  • ステップ1:物流データの共通言語化(物流可視化ダッシュボード)
  • ステップ2:注文・納品条件の再設計(商習慣の見直し)
  • ステップ3:物流コストの「部署別・製品別配賦」による責任の明確化
  • ステップ4:商物分離の徹底と職務権限規定(物流改善命令権)の明文化
  • ステップ5:役員評価・部門評価への「物流効率指標」の組み込み
  • 【ケーススタディ】先進企業に学ぶ「利益創出部門」への変革ロードマップ
  • 日清食品のCLOが実践する「6割合意」のスピード改革
  • 徹底的な「データと論理」による現場・営業とのコミュニケーション
  • 持続可能な物流体制に向けた「CLOオフィス(推進組織)」の設立要件とROI
  • まとめ:物流部門を全社成長のドライバーにするために

物流が「経営課題」に浮上した背景:2026年法改正とCLO義務化のリアル

2026年7月現在、日本の産業界はサプライチェーンの再設計において極めて重要な転換期を迎えています。その最大のトリガーとなったのが、2026年4月に本格施行された「流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律及び貨物自動車運送事業法の一部を改正する法律(改正流通業務効率化法)」です。

この法改正により、一定規模以上の貨物を取り扱う荷主企業は「特定荷主」に指定され、中長期計画の作成や定期報告に加え、役員クラスの責任者である「物流統括管理者(CLO: Chief Logistics Officer)」の選任が義務化されました(法第24条)。CLOの設置は、単なる法令対応のための形式的な手続きではありません。国が「経営陣が直接物流の適正化に関与しなければ、日本の物流網は維持できない」という強力なメッセージを突き付けた結果です。

CLOの選任を怠る、あるいは適切な改善措置を怠って勧告や命令に従わない場合、最高100万円の罰金(法第59条)が科されるだけでなく、企業名が公表されるという致命的なペナルティが存在します。しかし、真のリスクは法的罰則そのもの以上に、運送会社から選ばれずモノが運べなくなる「物流難民化」にあります。

これまで多くの日本企業において、物流は「営業の付帯サービス」または「現場が汗を流して解決すべきコストセンター」とみなされてきました。営業が「翌日午前10時着」を確約し、生産が「効率重視で大量ロット生産」した歪みは、すべて倉庫とトラックの待機時間、およびドライバーの長時間労働という形で吸収されてきたのです。

しかし、ラストワンマイルの担い手不足やトラックドライバーの時間外労働の上限規制(いわゆる物流2024年問題、そして現在進行形の2026年問題)により、こうした「現場へのしわ寄せ」を前提としたビジネスモデルは完全に崩壊しました。物流の安定確保は、今や企業の存続、ひいてはサプライチェーン強靭化という「最重要の経営課題」そのものなのです。

参考記事: 物流総括管理者設置義務とは?2026年施行に向けた対象基準と実務対応を徹底解説

組織の壁:なぜ物流改善は他部署(営業・生産)に拒絶されるのか

物流部門がどれほど「トラックの待機時間を減らしたい」「積載率を向上させたい」と訴えても、社内の他部署、特に営業部門や生産部門からは強い抵抗に遭うのが常です。なぜなら、物流の最適化は、他部署にとっての「不都合」や「業務負荷の増加」を意味することが多いからです。

この部門間の利害対立の実態を以下の表に整理しました。

部署 主な主張とKPI 物流最適化(全体最適)に伴う懸念・反発 対立の本質
営業部門 売上高の最大化
顧客満足度の維持
・リードタイム延長による競合への顧客流出
・緊急配送の廃止による営業力の低下
顧客第一主義と物流負荷のトレードオフ
生産部門 製造原価の低減
ライン稼働率の最大化
・段取り替えの増加による製造コスト上昇
・多品種少量対応による工程管理の煩雑化
生産効率(ロット拡大)と保管・配送効率の対立
購買部門 調達単価の引き下げ ・小口・高頻度調達の制限による在庫保有リスクの増加 調達原価削減と倉庫スペース・荷役負荷の競合
物流部門 物流コスト削減
物流生産性の向上
・他部署への協力要請が「わがまま」と捉えられる
・権限が弱く、交渉のテーブルにつけない
権限不足による「下請け扱い」からの脱却不足

このような利害対立が発生する諸悪の根源は、「物流費の不透明化(ブラックボックス化)」にあります。多くの上場企業であっても、物流費は「販売管理費」として一括計上され、各部署や個別製品ごとの実態にまで配賦されていないケースが目立ちます。

例えば、営業部門が「至急、明日朝一番で1ケースだけ届けてほしい」という顧客の要望を受け入れ、チャーター便を手配したとします。このとき発生する数万円の運賃は、営業部門の「売上総利益」には影響せず、全社共通の物流費として処理されるため、営業担当者は痛みを伴いません。結果として、営業は「過剰なサービスレベル」を競い合い、そのコストを物流部門と運送会社がすべて被るというモラルハザードが発生します。

物流費の可視化が行われていないため、経営層も「なぜ毎年物流費が増え続けているのか」の因果関係を把握できず、結果として「物流会社への運賃値下げ要求」という、現在では通用しない的外れな施策に終始してしまうのです。

参考記事: 物流2026年問題とは?2024年問題との違いや法改正、実務で必要な対策を徹底解説

CLO主導による「三位一体(製・販・物)」マネジメントの5ステップ

他部署の抵抗を押し切り、全社最適のサプライチェーンを構築するためには、CLOが主導する強力なリーダーシップと、構造化された推進ステップが必要です。ここでは、製造(製)・販売(販)・物流(物)が三位一体となって取り組むべき5つのステップを提示します。

ステップ1:物流データの共通言語化(物流可視化ダッシュボード)

部門横断の改善を進める第一歩は、感情論を排除し、誰もが客観的に判断できる「データ」を提示することです。CLOはまず、バラバラに管理されていた基幹システム(ERP)、倉庫管理システム(WMS)、運行管理システム(TMS)などのデータを統合し、リアルタイムで経営陣および他部門が閲覧できる「物流可視化ダッシュボード」を構築する必要があります。

具体的には、以下の指標をダッシュボードに反映させます。

  • トラックの平均待機時間・荷役時間(拠点別・時間帯別)
  • 積載率の推移(ルート別・製品カテゴリ別)
  • 緊急・至急配送の発生件数と超過コスト(営業拠点別・顧客別)
  • 製品別・配送先別の「真の物流コスト」(運賃、荷役費、保管料の積上げ)

現場リテラシーを高めるため、データを羅列するだけでなく、「待機時間2時間超の赤信号アラート」や「営業拠点別の物流費ランキング」といった直感的なUI(ユーザーインターフェース)を採用することが推奨されます。これにより、「自分たちの業務プロセスがどれだけ物流を圧迫しているか」を全社が自覚する環境を整えます。

ステップ2:注文・納品条件の再設計(商習慣の見直し)

データが揃ったら、次は「商習慣の見直し」に着手します。これは営業部門および顧客との直接的な交渉を伴う、CLOの最も重要な任務の一つです。

具体的には、以下の3点について見直しを進めます。

  1. 受注締め時間の前倒しと翌々日配送(中1日)への移行
    当日受注・翌日配送の「過剰なリードタイム」を緩和することで、運送会社は配車計画に余裕が生まれ、混載便の活用や効率的なルート設計が可能になります。
  2. 発注ロットの拡大と「最低発注数量(MOQ)」の設定
    バラ出荷(小口配送)を抑制し、パレット単位での出荷を推奨します。バラからパレットへの変更は、手荷役(手積み・手降ろし)をなくし、ドライバーの荷役時間を激減させる効果があります。
  3. 配送頻度の適正化(毎日配送から週2〜3日配送への集約)
    納品頻度を減らす代わりに、顧客側の安全在庫を一部補償するようなリベート契約を営業側と設計します。

これらの交渉は、営業部門にとっては「顧客への負担増」と映るため激しい抵抗が予想されますが、CLOは「もし納品条件を変更しなければ、半年後にはその顧客への配送自体が不可能になり、競合他社にシェアを奪われる」というデータに基づいたリスクを明示し、合意を形成します。

ステップ3:物流コストの「部署別・製品別配賦」による責任の明確化

「誰が物流費を使っているのか」を明確にしなければ、当事者意識は生まれません。CLOは財務・経理部門と連携し、従来の「全社一括計上」から、「部署別・製品別・顧客別の物流費配賦」へと会計ルールを変更します。

配賦の設計には、活動基準原価計算(ABC: Activity-Based Costing)の考え方を応用します。

  • 運賃: 配送先の距離と重量だけでなく、「緊急便の指定回数」「リードタイム短縮」に応じたペナルティ運賃を営業拠点別に直接配賦。
  • 荷役費: 倉庫内でのピッキング負荷(バラピッキングかパレット出庫か)に応じて、SKUごとに保管・荷役コストを按分。
  • 保管費: 長期不動在庫や過剰在庫の保管費は、その在庫の保有責任がある生産部門または購買部門に直接チャージ。

これにより、各営業拠点の「事業部利益」や、生産部門の「コストセンターとしての評価」に物流費がダイレクトに反映されるようになります。営業が無理な即納を受け入れれば、その拠点の利益が下がり、インセンティブが削られる仕組みを作ることで、自発的な行動変容を促します。

ステップ4:商物分離の徹底と職務権限規定(物流改善命令権)の明文化

物流業務の主導権を営業現場から完全に引き離す「商物分離」を断行します。営業担当者が配送トラックの手配や倉庫への無理な差し込み指示を行える体制のままでは、どれだけ制度を作っても形骸化します。

配車指示、倉庫出荷指図、運送会社との交渉窓口は、CLOの直轄下にある「物流部」または「SCM部」に一元化します。これを担保するため、企業の「職務権限規定(職制規程)」を改定し、CLOに他部門に対する「物流改善命令権(または勧告権)」を明文化して付与することが不可欠です。

以下に、規程に盛り込むべき条文サンプルを示します。

【職務権限規定 改定案(抜粋)】
(物流統括管理者の権限)
第〇条 物流統括管理者(CLO)は、全社的な物流効率化および法令遵守(流通業務効率化法等)を達成するため、営業、生産、購買その他すべての部門に対し、以下の指示・命令を行う権限を有する。
1. 特定の顧客または製品における配送頻度、リードタイム、発注ロットの変更指示
2. 物流負荷(トラック待機、手荷役等)の著しい取引先に対する取引条件改善の要請、およびこれに伴う出荷の一時停止の判断
3. 各部門が保有する在庫水準の適正化および処分に関する勧告

この権限規定がバックボーンにあって初めて、CLOは「役員」として他部門と対等、あるいはそれ以上の立場で改革を推進できるようになります。

ステップ5:役員評価・部門評価への「物流効率指標」の組み込み

最後の仕上げとして、全社的な人事・組織評価(KPI)の刷新を行います。営業、生産、さらには役員陣の賞与や評価基準に「物流効率化指標」を正式に組み込みます。

単に売上や製造原価だけでなく、以下のKPIを部門共通、あるいは役員の共通目標(OKR)として設定します。

  • 営業部門評価: 担当エリアの平均積載率、翌日配送比率の削減率、顧客待ち時間の削減状況
  • 生産部門評価: パレット化率(一貫パレチゼーションの達成度)、製造ロットと配送スケジュールの同期率
  • 役員・全社評価: サプライチェーン全体のCO2排出量(Scope 3、主に輸送・配送に伴う排出量)の削減率

評価制度に組み込むことで、物流効率化が「物流部門の仕事」から「全社全員の仕事」へと昇華され、持続可能な変革体質が確立されます。

参考記事: 【2026年義務化】CLO(物流統括管理者)設置で企業価値を高める3つの対策

【ケーススタディ】先進企業に学ぶ「利益創出部門」への変革ロードマップ

実際に、CLOを中心とした組織改革によって、物流を「コストセンター」から「企業の強み(利益創出の源泉)」へと昇華させた事例を紹介します。

日清食品のCLOが実践する「6割合意」のスピード改革

食品大手の日清食品ホールディングスでは、2026年4月の法改正に先立ち、役員クラスのCLOを選任。従来の「物流部」を経営直轄の推進組織として再編し、強力な権限をもとに「商物分離」と「商習慣改革」を断行しました。

日清食品のCLOがとったアプローチで特筆すべきは、「業界全体や社内100%の合意を待たず、6割進めば十分という姿勢でアジャイルに実行する」という思想です。

食品業界に根強く残る「3分の1ルール(賞味期限の3分の1が経過した商品は納品できない商習慣)」や「前日注文・翌日配送」に対し、同社はデータをもって「持続不可能である」と宣言。まずは自社の特定拠点において、バース予約システム(例えば、運行の効率化・待機時間削減に定評のあるHacobu社のMOVO Berthなど)を先行導入しました。これにより、トラックの到着時間と荷待ち時間を正確に可視化し、待機時間を平均1時間以上削減することに成功しました。

この「部分的な成功事例(スモールサクセス)」を社内ダッシュボードで共有し、「物流改善はコスト削減だけでなく、ドライバーに選ばれる企業になるための最強の生存戦略である」ことを社内に証明。このデータをもとに、競合他社との「共同配送」にも踏み込み、競合関係にある他メーカーをも巻き込んだ「全体最適」へと改革を拡大させていきました。

徹底的な「データと論理」による現場・営業とのコミュニケーション

もう一つの優れた事例として、ある大手機械メーカーのCLOが行ったコミュニケーション改革が挙げられます。

この企業では、営業が「顧客からの突発的な仕様変更」を頻繁に受け入れ、それに伴う「緊急航空便」「直前チャーター便」の手配が常態化していました。物流費は高騰し、現場は疲弊しきっていました。

CLOは感情的に「緊急便をやめろ」と言うのを控え、過去1年間のすべての緊急配送データと、それに伴う運賃差額、さらに「その仕様変更によって得られた営業利益」と「発生した物流費」を突合したデータを営業部門に見せました。その結果、「緊急配送を行った案件の約4割が、物流費によって取引全体で赤字(マイナス粗利)になっていた」という衝撃の事実が明らかになりました。

この「データと論理」による客観的な数字を突き付けられた営業本部長は沈黙せざるを得ず、結果として「仕様変更の受付期限ルール」の厳格化と、「期限破り時の追加運賃の営業負担」というルールが即座に承認されました。現場の反発を「会社の利益を毀損している」という論理で突破した、CLOの面目躍如たる事例です。

参考記事: 2026年4月法改正へ日清食品のCLO選任後アクションで物流効率化が加速

持続可能な物流体制に向けた「CLOオフィス(推進組織)」の設立要件とROI

CLOがどれほど優秀で強力な権限を持っていても、一人で全社のサプライチェーンを改革することは不可能です。CLOの「手足」となり、各部門との調整やデータの解析を行う専門組織「CLOオフィス(サステナブルSCM推進室)」を設立することが、成功の絶対条件となります。

CLOオフィスに求められる人材構成と、その役割は以下の通りです。

  • 室長(物流実務に精通したリーダー): CLOの意図を汲み、各部門のキーマンとタフな交渉ができる調整役。
  • データアナリスト(IT・DX人材): ERP、WMS、TMSのデータを解析し、ボトルネックの可視化やダッシュボード構築を担当。
  • 財務・コントローラー(管理会計担当): 物流費の部署別配賦ロジックの設計や、ROIシミュレーションを行う。

では、CLOオフィスを設置し、物流DX(バース予約、TMS、BIツール等)を推進した場合の、年間売上500億円・年間物流費30億円(物流比率6%)の製造業をモデルとした「コストと効果(ROI)のシミュレーション」を以下に提示します。

項目 具体的な内容 費用・効果(初年度) 備考
初期投資(コスト) ・CLOオフィス専任人件費(3名分)
・物流可視化ダッシュボード・BI構築
・バース予約、TMS(運行管理)導入
約3,500万円 システム導入費:1,500万円
人件費・外部コンサル:2,000万円
直接的削減効果(効果) ・トラック待機時間削減(運賃改定の抑制)
・配車最適化、混載利用による積載率向上
・緊急チャーター便の発生回数削減(50%減)
約5,500万円/年 運賃高騰の抑止効果含む
実質物流費の約1.8%削減に相当
間接的・戦略的効果 ・過剰在庫の圧縮(倉庫保管料の削減)
・荷役時間短縮に伴う倉庫内作業人件費抑制
・ESG評価向上(CO2排出量削減)
約2,000万円/年 保管スペース効率化(10%向上)
手荷役のパレット化による効果
実質投資回収(ROI) 初年度投資3,500万円に対し、削減効果7,500万円 回収期間:約6ヶ月 2年目以降の運用コストは年1,000万円

このシミュレーションが示す通り、CLOオフィスへの投資は、単なる「法令対応のためのコスト」ではなく、極めて投資対効果(ROI)が高い「事業改善プロジェクト」です。

一方で、失敗する典型例は、既存の「物流課長」を肩書きだけ「CLO」に格上げし、予算も専任メンバーも与えない「名ばかりCLO」のケースです。権限もリソースもないCLOは、他部門の役員から相手にされず、結果として2026年法改正の中長期計画作成義務をこなすだけの「書類作り部署」へと形骸化します。これは最も避けるべき罠です。

まとめ:物流部門を全社成長のドライバーにするために

2026年7月現在、CLOに課せられた使命は、単なる「トラックの手配」や「配送コストの抑制」といった戦術レベルのものではありません。それは、これまでアンタッチャブルとされてきた「営業の過剰サービス」や「生産の効率至上主義」という歪んだ聖域にメスを入れ、サプライチェーン全体を最適化する「経営の再設計(リデザイン)」そのものです。

CLOは、以下の「三位一体」のアプローチを強力に推進しなければなりません。

  1. データによる可視化(感情論を排除し、事実で語る)
  2. 制度としての強制力(物流費配賦と、職務権限規定への命令権の明文化)
  3. 推進組織(CLOオフィス)の確立(ITと財務、実務のプロによる混成チーム)

物流を単なる「モノを運ぶコスト」と捉えるか、「顧客に選ばれ続け、競合に勝つための戦略的武器」と捉えるかで、今後5年・10年の企業の生存率は決定的に分かれます。2026年4月に本格始動したこの物流新時代において、CLOが果たすべき役割の重さを今一度認識し、実践的な組織変革への第一歩を踏み出してください。

最終更新日: 2026年07月01日 (LogiShift編集部による最新情勢の反映済み)

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監修者プロフィール
松本 章

松本 章

大手コンサルティングファームにてSCM(サプライチェーン・マネジメント)改善に従事。 その後、物流系スタートアップの経営メンバーとして事業運営に携わり、業界の課題解決を目指してLogiShiftを立ち上げ。 現在は物流DXメディア「LogiShift」を運営し、現場のリアルとテクノロジーを融合させた視点から情報発信を行っている。

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