Harbittとは?国際物流情報のデータ化と貨物追跡・遅延予測を効率化するDXクラウド

Harbittとは?国際物流情報のデータ化と貨物追跡・遅延予測を効率化するDXクラウド ロゴ・サービス画像

PDFやメールなど様々な情報をデータ化し、貨物のトラッキングや遅延予測を容易にする国際物流DXクラウドです。データに基づくプロアクティブな意思決定を支援します。

公式サイト
https://harbitt.com/
料金モデル
SaaS(月額)
対象規模
規模問わず
対象業界
物流・倉庫業 製造業 小売・卸売業

Harbittとは?

Harbitt(ハービット)は、国際物流における海上輸送データの自動取得や動静可視化、AIを活用した遅延予測によって、荷主企業やフォワーダーのプロアクティブな意思決定を支援する国際物流DXクラウドです。PDFやメールなどの非構造化データを取り込んで一元管理し、従来の属人的な動静確認業務やトラブル発生後の後手対応といった課題を解消します。

主な機能

Harbittは、国際物流の現場で発生する情報収集の工数を削減し、輸送リスクへの先手を打つための機能を備えています。確認できる機能は主に以下の3つに分類されます。

データ自動収集・一元管理機能

  • 各種ドキュメント・情報のデータ化
    PDFや画像ファイル、メールなど多様なフォーマットで届く貿易関連の情報をデータ化して集約します。担当者ごとにメールボックスやローカルフォルダへ分散していた情報が一元化され、社内や関係者間でのスムーズな情報共有環境が整います。
  • 海上輸送貨物の自動トラッキング
    船会社のWebサイトやフォワーダーからの連絡を手動で巡回・確認することなく、コンテナ船や貨物の動静データを自動で収集・更新します。日々のトラッキング作業にかかる工数を削減し、常に最新のステータスをダッシュボード上で確認できるようになります。

予測・状況可視化機能

  • AIを活用した高精度な到着・遅延予測
    収集した輸送データと航行実績などをAIが解析し、貨物の到着予定や遅延リスクを高精度に予測・自動更新します。船会社から提供される公式スケジュールと実際の動静ギャップを早期に捉え、トラブルへの事後対応から先手を打つ運用への転換を可能にします。
  • コンテナ船遅延・港湾混雑状況の可視化
    航路ごとの遅延傾向や主要港湾の混雑状況を可視化します。利用経験の少ない港湾や航路であっても、現地の滞留リスクを事前に把握した上で輸送計画の立案や見直しが行えるようになります。

分析・意思決定支援機能

  • リードタイム・遅延動向の分析レポート作成
    過去の輸送実績データをもとに、航路別・船社別のリードタイムのばらつきや遅延要因を定量的に分析・レポート化します。蓄積された実績データを活用して輸送ルートの最適化施策を検討し、サプライチェーン改善の投資対効果(ROI)を検証できます。
  • 代替ルート探索支援
    遅延や港湾混雑のリスクが検知された貨物に対して、代替輸送ルートの検討をサポートします。ベテラン担当者の経験則や勘に頼ることなく、データに基づいた迂回ルートや納期調整の判断を組織的に行えるよう支援します。

こんな企業・現場に向いている/向いていない

向いている企業・現場

複数の船社・フォワーダーを利用し、貨物の動静確認に多大な工数を割いている企業

  • 手作業による船社Webサイト確認や問い合わせで業務が圧迫されている
    Harbittの自動トラッキング機能を活用することで、各船会社やフォワーダーからの情報収集が自動化されます。1日数時間かかっていた動静確認業務の負担が軽減され、確認漏れや情報伝達のタイムラグを防止できます。
  • 貨物の遅延が判明するのが直前になり、後処理に追われている
    AIによる遅延予測機能により、数週間先の到着遅れリスクを早期に検知できます。生産計画の調整や顧客への事前連絡、代替ルートの手配といった先手の対策が取りやすくなり、工場停止や納期遅延ペナルティのリスク低減に寄与します。

属人化を解消し、データに基づいたサプライチェーン管理へ刷新したい企業

  • ベテラン担当者の経験や勘に依存して輸送判断を行っている
    港湾混雑や航路別のリードタイム実績がダッシュボード上で可視化・標準化されます。担当者のスキルレベルを問わず、客観的なデータに基づいてプロアクティブな輸送計画やルート選定の意思決定が行える体制を構築できます。
  • 輸送リードタイムのばらつきが大きく、適正な安全在庫量が設定できない
    蓄積されたトラッキングデータを分析してリードタイムのばらつきを定量化することで、過剰在庫の抑制や欠品リスクの低減に向けた需給計画の精度向上が期待できます。

向いていない企業・現場

通関申告やフォワーディング基幹業務(B/L発行・請求管理など)の全面的なシステム化を第一目的とする企業

  • NACCS連携や基幹オペレーションの完結を求めている
    Harbittは輸送データの収集・可視化・予測に特化したDXクラウドです。通関業務のNACCS直接連携や、フォワーダーとしての受注・見積・船積書類(B/L)作成・請求入出金管理などの基幹業務機能そのものを求めている場合は、基幹業務特化型のフォワーディングシステムや通関システムを併用するか、そちらを主軸に検討する必要があります。

輸出入の取扱件数が極めて少なく、手作業での管理で十分に対応できている企業

  • 月間のコンテナ本数や輸送案件が限定的である
    SaaS型の月額利用料が発生するため、取扱件数が少なく動静確認の工数や遅延による損失リスクが軽微な企業では、ツール導入による費用対効果が出にくい場合があります。

類似ツールとの比較

ツール名 特徴 料金 向いている企業
Harbitt 海上輸送データの自動収集、AIによる到着・遅延予測、港湾混雑可視化に強みを持つ国際物流DXクラウド 要問い合わせ(SaaS月額課金) 動静確認の自動化や遅延予測によるプロアクティブなSCM管理を目指す荷主・フォワーダー
Shippio Works フォワーダーやNVOCC向けに貨物情報・書類・進捗状況を一元管理し、業務全体のデジタル化を支援するクラウド 要問い合わせ 案件進捗管理や荷主向けポータル共有などフォワーダー業務のDXを進めたい事業者
Forwarder-PRO 見積、手配、実績管理、請求管理、NACCS連携など港湾物流・フォワーダーの基幹業務を網羅したクラウドシステム 要問い合わせ 通関連携を含む輸出入基幹オペレーションをクラウド上で統合管理したいフォワーダー
CargoWise スケジュール管理、フォワーディング、通関、輸送・倉庫管理を一元化するグローバル対応の統合プラットフォーム 要問い合わせ 世界各国に拠点を持ち、グローバル標準のシステムで国際物流オペレーションを統合したい企業

国際物流における「動静管理の自動化」「高精度な遅延予測」「港湾混雑の可視化」といった、輸送ステータスのデータドリブンな把握を主軸に置く場合は、Harbittの導入が適しています。既存の業務フローを大きく変えずに、可視化と意思決定支援のレイヤーを追加するアプローチが可能です。

一方で、通関申告システム(NACCS連携)や船積書類の発行、請求入出金管理など、フォワーディング事業の基幹オペレーションそのものを刷新・一元化したい場合は、Forwarder-PROTOSS-LOGIPORTなどの基幹業務特化型システムが候補になります。また、全世界の複数拠点で同一のプラットフォームを活用した統合管理を行いたい場合はCargoWise、荷主とのコミュニケーションや案件進捗共有のデジタル化を推進したい場合はShippio Worksの機能要件を比較検討するのが適しています。

料金・プラン・導入方法

Harbittの利用料金はSaaS型の月額課金モデルを採用していますが、具体的な料金プランや金額はWebサイト上では公開されておらず「要問い合わせ」となっています。企業の輸送規模や管理対象となるコンテナ本数、利用ユーザー数等に応じた個別見積もりとなるのが一般的です。

見積もりやプラン選定の際には、以下のポイントを事前に確認することをおすすめします。

  • 課金体系の基準
    月額固定費に加え、管理対象のB/L件数・コンテナ本数に応じた従量課金があるか、またはユーザーアカウント数単位の課金か。
  • 初期導入費用とサポート範囲
    初期設定費用やマスターデータ登録支援、業務プロセスの見直しに伴うコンサルティングサポートが含まれるかどうか。
  • 契約期間と解約条件
    最低利用期間の設定や契約更新のタイミング、解約時の通知期日。

導入の流れ・期間

Harbittの公式Webサイトでは標準的な導入期間は個別見積もり対応と案内されています。一般的なSaaS型国際物流ツールの導入ステップは以下の通りです。

  1. 問い合わせ・ヒアリング
    公式サイトのフォームより問い合わせを行い、現在の輸送規模、利用している船社・フォワーダー、抱えている課題(動静確認の工数、遅延対応の課題など)を共有します。
  2. デモンストレーション・提案
    実際の管理画面やダッシュボードを用いた製品デモを受け、自社の業務に即した機能要件や活用イメージを確認します。
  3. 見積もり・契約
    利用規模や対象航路に応じたプランと見積もりの提示を受け、契約手続きを進めます。
  4. 初期設定・運用開始
    アカウントの発行、トラッキング対象となるB/L情報や貨物データの連携設定を行い、利用を開始します。

※Harbittの具体的な導入期間やトライアルの実施条件については、ベンダーへ直接ご確認ください。

導入事例・実績

ハービット株式会社が発信している展示会・ピッチ資料やインタビューによると、Harbittは複雑なサプライチェーンを抱える大手荷主企業や大手フォワーダー等で導入が進められており、人手で行っていた動静確認業務の自動化により年間2,000万円以上の金額換算効果が出ている事例などが報告されています。また、総務省の「ICTスタートアップリーグ」への採択実績など、公共・産業界の支援プログラムでも評価を受けています。

※個別の導入企業名や詳細な事例インタビューについては、最新の公式発表やベンダーへのお問い合わせを通じてご確認ください。

導入前に知っておきたいこと

Harbittの導入を検討する際は、以下の点に留意して検討を進めることが推奨されます。

  • 公開ユーザーレビューの蓄積状況
    比較的新しいサービスであるため、一般的な口コミサイト等における第三者ユーザーレビューの蓄積は現時点では多く確認できていません。検討時は製品デモを活用し、自社の実際の輸送ルートやB/Lデータを用いた検証を行うことが確実です。
  • データ取得対象となる船会社・輸送モードのカバー範囲
    自社が主に使用している船会社や輸送航路のデータが自動収集に対応しているか、また航空貨物や内陸輸送を含むマルチモーダルな可視化が必要な場合はその対応状況について、事前に確認しておく必要があります。
  • 組織的な運用体制の構築
    遅延予測や混雑データを把握した際、社内の調達部門・生産部門や顧客とどのように連携して対策を打つか、業務オペレーションのルールを事前に整理しておくことでツールの導入効果を高めることができます。

よくある質問(FAQ)

Harbittはどのような企業向けのツールですか?
主に海上輸送を中心とした輸出入を行う製造業・卸売業などの荷主企業や、顧客の貨物動静を管理するフォワーダー・物流事業者に適しています。
どのような端末や環境で利用できますか?
クラウド型(SaaS)サービスとして提供されているため、PCのWebブラウザからアクセスして利用する形態が基本となります。スマートフォンアプリの提供状況や推奨ブラウザの詳細は要問い合わせとなります。
無料トライアルやデモは利用できますか?
展示会出展時などに期間限定の無料キャンペーンが実施された実績はありますが、常設の無料トライアルの有無については個別にお問い合わせが必要です。オンラインでの製品デモは随時受け付けられています。
サポート体制はどのようになっていますか?
ツールの提供にとどまらず、業務プロセスを変革してDXの成果を出すためのコンサルティング的なアプローチを含めた支援が提供されています。具体的なサポート窓口やプラン内容は要問い合わせです。
最低契約期間や解約条件は決まっていますか?
公式Webサイト上に契約期間や解約条件の一律の規定は明示されていません。契約条件に関する詳細は見積もり時に直接ご確認ください。

参照・出典

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Harbittの特徴を含むフォワーディング管理の11製品を、料金・機能・対象規模で比較できます。

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