LOGILESSとは?
LOGILESS(ロジレス)は、株式会社ロジレスが提供するクラウド型のEC自動出荷システムです。EC事業者が利用するOMS(受注管理システム)と、倉庫事業者が利用するWMS(倉庫管理システム)が完全に一体化している点が最大の特徴です。この一体型構造により、これまで発生していたシステム間の手動でのデータ連携やCSVファイルのアップロードといった手間をなくし、受注から出荷までのプロセスをほぼ自動化できます。約1,600社のEC事業者と約250社の倉庫事業者に導入されており、EC物流の人的ミス削減と圧倒的なスピードアップを実現します。
主な機能・特徴
- OMS・WMSの一体型システム
受注データは10分に1回の頻度で倉庫側へ自動連携されます。EC事業者と倉庫事業者が同じシステム上で情報を共有するため、データ転記の手間やタイムラグが解消され、全注文の90%以上で自動出荷が可能になります。 - マクロ(RPA)による高度な自動化
「初回購入者にだけカタログを同梱する」「一定金額以上の注文にはおまけをつける」「特定商品の場合は冷蔵便に切り替える」といった複雑な条件も、システム上のルール設定(マクロ機能)だけで自動化できます。 - 複数モール・カートとのシームレスなAPI連携
楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングといった主要ECモールのほか、ShopifyやBASEなどの主要カートシステムと標準で連携可能です。在庫情報も自動で同期されるため、売り越しリスクを防止します。 - 高度な在庫管理・複数倉庫管理
フリーロケーションでの在庫運用をはじめ、食品ECに欠かせない賞味期限管理、ロット番号管理、常温・冷蔵・冷凍の温度帯管理に標準対応しています。また、注文者のエリアに応じた複数倉庫からの自動振り分け出荷も可能です。 - 優良な委託倉庫の紹介サービス
現在利用している倉庫にLOGILESSを導入できるほか、新たに物流のアウトソーシングを検討している企業向けに、全国200社以上のLOGILESS対応倉庫を紹介するサポート体制も備えています。
こんな企業・現場に向いている/向いていない
【向いている企業・現場】
- 出荷件数が急増しているEC・D2C事業者
複数モールを展開し、日々の受注処理やCSVによる出荷指示データ作成に膨大な時間を取られている担当者に最適です。 - 細かいマーケティング施策を行いたい企業
購入回数や購入金額に応じた同梱物の変更やギフトラッピングなど、顧客体験(LTV)を向上させるための細やかな出荷指示をミスなく行いたい現場に向いています。 - 賞味期限や温度帯管理が必要な食品EC
冷蔵・冷凍品の自動振り分けや、賞味期限の近い商品の自動除却などが必要な現場で高い効果を発揮します。
【向いていない企業・現場】
- 月間の出荷件数が極端に少ない小規模店舗
基本料金として月額20,000円(税抜)が発生するため、立ち上げ直後で出荷件数が月に数十件程度の場合は、コストが見合わない可能性があります。 - すでに独自のWMSを自社開発・高度にカスタマイズしている現場
LOGILESSの強みはOMSとWMSの「一体型」にあるため、既存のWMSをどうしても使い続けたい場合や、物流フローが特殊すぎてSaaSの標準機能に合わせられない現場には不向きです。
料金・プラン・導入方法
LOGILESSは初期費用0円で導入でき、月額の基本料金と出荷件数に応じた従量課金が組み合わさった料金体系です。
- 初期費用:0円
- ライトプラン:月額20,000円(税抜)
※1倉庫利用、月間300件までの出荷料金が含まれます。 - スタンダードプラン:要問い合わせ(出荷件数が多い企業向け、500件まで従量料金不要などの設定あり)
- 無料トライアル:1ヶ月間無料のテストアカウント発行あり
- モール・カート連携費用:追加費用なし
※料金プランの詳細やオプション機能については、公式の料金シミュレーションや窓口での確認が必要です。
導入事例・実績
- 株式会社βace(Minimal -Bean to Bar Chocolate-)
カカオ豆からこだわったチョコレートブランドを展開。ECでの売り上げ拡大に伴う出荷業務の手作業に限界を感じて導入。受注から出荷までの自動化により、繁忙期でも人員を増やさず対応可能になりました。また、冷蔵・冷凍品の自動振り分けや同梱物の細かい設定を実現し、顧客体験の向上と店舗・EC間のスムーズな在庫連携に成功しています。(公式サイト事例より) - アソビュー株式会社
LOGILESSの導入により、これまで手作業で行っていた受注処理の工数が大幅に削減され、30分で完結するようになりました。業務の属人化が解消され、受注処理のミスがほぼゼロになる効果を実感しています。(外部メディア掲載事例より)
導入前に知っておきたいこと
実際のユーザー評価や口コミから見えてきた課題・注意点は以下の通りです。
- 初期設定とルール設計に工数がかかる
マクロ(RPA)機能を使って細かな自動化ができる反面、「どの条件でどのような処理をするか」というルール設計やシステムへの落とし込みには一定の学習と時間が必要です。 - 利用中の倉庫が未対応の場合の調整
システムの一体型という特性上、委託先の倉庫側にもLOGILESSを利用してもらう必要があります。現在契約している倉庫が新しいシステムの導入に難色を示した場合、システムの乗り換えにあわせて委託倉庫自体を変更・再選定しなければならないケースがあります。 - 高機能ゆえの操作への慣れ
機能が豊富であるため、社内スタッフが操作に慣れるまでに少し時間がかかるとの声があります。ただし、ヘルプページが充実しており、コンサルタントによる無償のオンボーディングサポートが提供されているため、これを活用することが成功の鍵となります。
類似ツールとの違い・選び方
EC一元管理システムとしては「ネクストエンジン」や「CROSS MALL」などが代表的な比較対象となります。
ネクストエンジンは業界トップクラスのシェアを持ち、多様なアプリによる機能拡張や、月額3,000円から始められる低価格なスタートが強みです。しかし、受注管理(OMS)が主軸であるため、出荷業務を行うためには別途WMSとのデータ連携(CSV出力・取り込みなど)が必要になることが多く、手作業が残る場合があります。
一方、LOGILESSはOMSとWMSの「一体化」に特化しています。APIやCSVを介したシステム間のデータ連携のすき間が存在せず、受注から倉庫への出荷指示までをワンシステムでシームレスに自動化できるのが最大の違いです。そのため、「とにかく出荷作業の自動化・効率化を最優先したい」「アナログなデータ連携ミスをなくしたい」という企業にはLOGILESSが適しています。
よくある質問(FAQ)
- 現在利用している倉庫にLOGILESSを導入することはできますか?
- 可能です。クラウドシステムのため、倉庫側はブラウザとインターネット環境があれば導入できます。導入時の倉庫担当者へのレクチャーなどもLOGILESS側がサポートします。
- もし今の倉庫がシステム導入を断った場合、どうすればいいですか?
- LOGILESSでは、すでにシステムを導入・活用している全国200社以上の優良な倉庫事業者を紹介するサービスを無料で提供しています。条件に合った移管先を見つけることが可能です。
- 自社開発のカートシステムや特殊な基幹システムとの連携は可能ですか?
- 主要なモール・カートとは標準で連携可能ですが、それ以外のシステムでも公開されている「LOGILESS API」を利用するか、CSVのレイアウトを柔軟に設定して連携させることが可能です。
- マクロ(RPA)機能の設定は難しいですか?
- ノーコードで設定できるためプログラミング知識は不要です。初期のルール構築には思考の整理が必要ですが、導入時の無料サポート期間に専任スタッフから設定の支援を受けることができます。