LOGILESSとは?OMS・WMS一体型でEC物流を自動化する機能や料金、導入のメリットを解説

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EC事業者のOMSと倉庫事業者のWMSが一体化したクラウド型のシステムです。受注から出荷までの工程をほぼ自動化でき、手作業によるデータ連携を不要にします。約1,600社のEC事業者と約250社の倉庫事業者に利用されています。

料金モデル
SaaS(月額)
対象規模
規模問わず
対象業界
EC・通販 物流・倉庫業 小売・卸売業

ロジシフト編集部による最新動向サマリ

  • BEENOSグループにおいて、受注から出荷までのプロセス統合と複数拠点出荷の自動化により、年間600時間の業務時間および年間500万円の配送費削減を達成している。
  • 2026年8月にROMSの省スペース型ケース自動倉庫「Nano-Stream」とのAPI連携を開始し、1台の設備内で複数荷主の在庫を混在保管できる運用体制を確立した。
  • 注文が入った瞬間にAPI経由で出荷指示まで自動完了させる「ゼロタッチ・オペレーション」や、配送先・在庫状況に応じた複数倉庫への自動ルーティング機能が現場で高く評価されている。

(ロジシフト掲載7記事をもとに自動生成・2026年10月4日更新)

LOGILESSとは?

LOGILESS(ロジレス)は、株式会社ロジレスが提供するクラウド型のEC自動出荷システムです。EC事業者が注文・在庫・出荷状況を管理するOMS(受注管理システム)と、倉庫事業者が現場の入荷・保管・ピッキング・出荷を管理するWMS(倉庫管理システム)が完全に一体化したプラットフォームであり、EC事業者と委託倉庫の間で発生するデータ連携や手動の事務作業を自動化します。従来、両者の間で日々行われていたデータファイルの書き出しや取り込みといった作業作業が不要となり、全注文の90%以上で人間の判断を介さない自動出荷を実現可能です。1,700社以上の企業に利用されており、複数モール運用や複数拠点物流を推進する企業の業務効率化を強力に支援します。

主な機能

LOGILESSの主要な機能は、OMS(受注管理)とWMS(倉庫管理)が統合された構造を活かしたシームレスな自動化にあります。現場での使いやすさと管理業務の標準化を両立するため、以下のような多角的な機能群が標準搭載されています。

OMS・WMS一元管理・自動連携機能

  • 受注情報の自動取込・一括ステータス管理
    主要なECモールやカートシステムとAPIを介して自動接続し、約10分ごとに受注データを一括取得します。受注データは手作業のCSV抽出・アップロードを行うことなくシステム内に即時反映され、自動で出荷可能なステータスへと遷移します。手作業によるデータ加工の手間や入力ミスを根本から削減できます。
  • リアルタイム在庫同期・複数店舗間連動
    倉庫側で入出庫や棚卸しによって在庫数が変動すると、その情報がリアルタイムでLOGILESS内に反映され、各ECモールやカート店舗へ自動で在庫数が送信されます。複数店舗で同じ商品を併売している場合でも、短時間での在庫引き当てと自動更新が行われるため、売り越しによるキャンセルや販売機会損失を防ぐことが可能です。
  • マイページ自動生成・ペーパーレス対応
    受注ごとに顧客専用のマイページが自動的に発行され、配送ステータスの追跡確認や納品書・領収書のPDFダウンロードが行える環境を提供します。これにより、紙の納品書同梱に伴う出力・封入コストを削減できるだけでなく、カスタマーサポートへの配送確認や各種書類発行の問い合わせ対応負担を大幅に削減できます。

柔軟な条件設定・自動化(RPAマクロ機能)

  • ノーコード条件分岐(マクロ機能)
    注文内容や顧客属性に応じた複雑な出荷ルールを、プログラムを記述することなく画面上の設定だけで自動化できます。例えば「特定の金額以上の購入者に試供品を自動同梱する」「初回購入者のみブランドカタログを付与する」といったマーケティング施策を、現場の手作業による判断なしで正確に実行できます。
  • 配送方法・梱包条件の自動割り振り
    注文商品のサイズ、重量、温度帯(常温・冷蔵・冷凍)、あるいは配送先エリアの条件に合わせて、最適な配送会社や配送種別をシステムが自動で判断・指定します。割れ物注意ラベルの指定や、ギフト注文時の金額非表示納品書の適用など、人的ミスの起きやすい例外オペレーションも自動処理化されます。

拠点・倉庫運用支援・検品機能

  • 複数拠点・複数倉庫からの分散出荷制御
    全国に展開する複数の出荷拠点・倉庫を単一の画面で一括管理し、注文者の配送先住所に最も近い倉庫をシステムが自動判断して出荷指示を出せます。発送拠点の最適化によって配送リードタイムの短縮と運賃コストの削減を同時に実現できるほか、特定拠点の災害時におけるBCP(事業継続計画)対策としても有効です。
  • マルチデバイス対応の検品・出荷処理
    ハンディターミナルだけでなく、スマートフォンやバーコードリーダーを活用した検品作業に対応しています。専用の機器を新規導入することなく、既存のスマートデバイスを使ってバーコード照合や仕分け作業を行えるため、現場作業の標準化が進み、誤出荷を限りなくゼロに近づける現場体制を低コストで構築できます。

こんな企業・現場に向いている/向いていない

向いている企業・現場

複数モール・複数拠点展開で手作業やデータ連携の手間に追われているEC事業者

  • 毎朝のCSV受渡作業や手動データ確認に多くの時間を取られている
    LOGILESSはOMSとWMSが1つのシステムで統合されているため、受注データが約10分ごとに自動で倉庫側の出荷画面に反映されます。毎日のCSVファイルの読み書きやデータ照合作業が不要になるため、事務担当者の作業工数を大幅に削減し、出荷までのスピードを劇的に向上させます。
  • 複数倉庫への出荷割り振りや在庫の同期に手作業が生じている
    注文者の所在地に応じて最寄りの出荷拠点を自動選択する複数拠点出荷に対応しています。各拠点の在庫状況もリアルタイムで連動・調整されるため、在庫の売り越しリスクを最小限に抑えつつ、配送料の低減とリードタイム短縮を同時に達成できます。

ノベルティ同梱や特殊な梱包など、出荷時の個別ルールが多く作業が属人化している現場

  • キャンペーン時の特典同梱や温度帯変更などの例外対応で手作業によるミスが多発している
    ノーコードで設定できるRPA(マクロ)機能を活用することで、「〇〇円以上購入でノベルティ追加」「クール便と常温便の振り分け」などの複雑な条件判断を自動化できます。ベテランスタッフの経験に頼っていた判断業務が標準化され、誤出荷ゼロと作業の平準化を実現できます。

向いていない企業・現場

単一チャネルで出荷数が少なく、システム費用を徹底的に抑えたい小規模事業者

  • 月間出荷数がわずかで手作業で十分対応できるため、固定のシステム利用料をかけたくない
    LOGILESSは月額基本料金(20,000円〜)と出荷数に応じた従量課金が発生するため、出荷量がごく少量かつ業務フローがシンプルな場合は費用対効果が出にくい可能性があります。月間出荷数が少なくシンプルな管理のみを求める場合は、無料プランが提供されている単体型の在庫管理ツール等を検討する方が適しています。

類似ツールとの比較

LOGILESSの導入を検討するにあたり、物流現場やEC運用でよく比較される主要なWMS・在庫管理ツールとの違いを整理しました。システム構成や特徴的な強みを把握することで、自社の運用体制に最適な選択が可能になります。

ツール名 特徴 料金 向いている企業
LOGILESS OMSとWMSが完全に一体化。受注から出荷までの全行程を約90%以上自動化。RPA機能も標準搭載。 月額20,000円(税抜)〜+従量課金
(初期費用0円)
複数モール・複数拠点を運用する中〜大規模EC事業者、委託倉庫と密に連携したい企業
ロジザードZERO 導入拠点数トップシェアのクラウドWMS。BtoB出荷対応やハンディターミナル連携、365日サポート体制が充実。 要問い合わせ
(従量課金・固定料金プラン等)
アパレルや雑貨などの実店舗・BtoB出荷を伴う倉庫事業者、手厚い伴走サポートを重視する現場
COOOLa 自社開発による高いカスタマイズ性が特徴。直感的な操作画面と自動倉庫・ロボット(AS/RS)連携に対応。 要問い合わせ
(個別見積もり)
自社独自の複雑な運用フローやマテハン連携が必要な中堅・大手物流倉庫、3PL事業者
ロジクラ スマートフォンをハンディ端末として利用可能。スモール倉庫やEC事業者が手軽に始められる。 月額12,800円(税抜)〜
(年契約の場合)
小規模EC事業者、自社倉庫でスマホ検品を導入して手軽に在庫管理を始めたい企業

ツール選定の判断基準として、受注から出荷までのデータ連携作業自体を完全自動化したい場合や、荷主(EC事業者)と委託倉庫間でリアルタイムに同じ画面を共有・運用したい場合には、OMSとWMSが単一システムで統合されているLOGILESSが第一候補となります。荷主側での別個のOMS導入・契約が不要になるため、システム構成をシンプルに保てます。

一方で、BtoB向けの特殊な検品・梱包手順がある現場や、自社独自の基幹システム・自動搬送ロボット(AMR)などとの個別開発カスタマイズを重視する場合はロジザードZEROやCOOOLaのような実績豊富な特化型WMSの検討が向いています。また、自社で出荷作業を行いコストを最小限に抑えたい初期段階のEC事業者であれば、スマートフォンの検品に対応したロジクラが適しています。

料金・プラン・導入方法

LOGILESSは初期費用0円で利用を開始できるクラウドSaaS型の料金モデルを採用しています。EC事業者向けには、事業規模や出荷量に応じた主要なプランが用意されています。別途WMSを導入・契約する必要がないため、トータルのシステムコストを抑えることが可能です。

プラン名 初期費用 月額基本料金 備考・含まれる機能
ライトプラン 0円 20,000円(税抜) 1倉庫利用・月間300件までの出荷料金を含む。出荷件数に応じた従量課金あり。各種モール・カート連携の追加費用0円。
スタンダードプラン 0円 25,000円(税抜) 月間500件までの出荷料金を含む。チャットサポートに加えて電話サポートの利用が可能。各種モール・カート連携の追加費用0円。

いずれのプランにおいても、新しいECモールやカートを追加する際のアドオン費用や連携費用は発生しません。また、導入検討時には機能検証や運用のシミュレーションを行うための1ヶ月間無料テストアカウント(トライアル)を利用できます。無料期間中は専任のコンサルタントによる使い方の説明や自動化ルールのセットアップ支援を受けることができます。

なお、上記のシステム利用料とは別に、物流作業を外部の倉庫会社に委託する場合は、倉庫事業者側へ支払う保管料や作業代行料(ピッキング・梱包代など)および配送料が別途発生します。料金の見積もり時には、システム使用料だけでなく物流実費の合算値で比較検討することがポイントです。

導入の流れ・期間

LOGILESSの導入は、オンラインでのサポート体制のもとで進められます。問い合わせから実際の運用開始までの標準的なプロセスは以下の通りです。

  • 問い合わせ・ヒアリング
    公式サイトのフォームより問い合わせを行い、現状の出荷件数、利用しているECカート・モール、物流体制(自社出荷か委託か)、課題点などのヒアリングを受けます。
  • 運用提案・テストアカウント発行
    ヒアリング内容に基づき、LOGILESSを使った業務フローの構築案が提示されます。あわせて1ヶ月間無料のテストアカウントが発行され、実際の受注データや商品マスタを使った自動化の検証を行います。物流委託先を探している企業には、LOGILESS導入済みの全国の倉庫会社の紹介も行われます。
  • システム設定・自動化ルールの構築
    専任の導入コンサルタントのアドバイスを受けながら、ECモールとのAPI連携設定、商品マスタの登録、RPA(マクロ)機能を用いた出荷ルールの設定を行います。
  • 倉庫側へのレクチャー・テスト出荷
    委託先倉庫または自社倉庫のスタッフに対して、LOGILESSのWMS機能(検品・出荷指示画面など)の操作方法が説明されます。テスト出荷を通じて、データ連携からラベル印刷・検品までの一連の流れに問題がないか確認します。
  • 本番稼働開始
    設定とテストが完了した後、本番運用へ移行します。稼働後も画面上のチャットサポートやオンラインヘルプセンターを利用して運用上の疑問を解消できます。

※導入準備から本番稼働までに要する具体的な期間は、既存システムの連携要件や倉庫側の準備状況によって変動するため、事前の問い合わせ・打ち合わせでの確認が必要です。

導入事例・実績

LOGILESSを導入した企業の公開事例では、作業工数の削減や出荷リードタイムの短縮、事業規模拡大に伴うバックヤード課題の解決といった具体的な成果が報告されています。

  • ベースフード株式会社(食品EC)
    事業の成長に伴いバックヤードの負担が急増していたが、OMS・WMS一体型のLOGILESSを導入。全注文の90%以上で自動出荷を実現し、データ分析に基づき東日本・西日本の複数拠点から配送先エリアに応じた自動出荷体制を構築したことで、年間1,000万円以上の配送コスト削減を達成した。
  • 株式会社newn(D2Cブランド展開)
    複数展開するD2Cブランドごとに属人化していた物流オペレーションの限界に対しLOGILESSを導入。全注文の90%以上で自動出荷に成功し、受注から出荷までのフローを全ブランドで共通化したことで新ブランド立ち上げが容易になったほか、配送リードタイムの短縮を実現した。

導入前に知っておきたいこと

LOGILESSの導入を検討する際は、メリットだけでなく、事前に把握しておくべき運用上の注意点や初期設定における考慮事項を確認しておくことが推奨されます。

  • 初期の自動化ルール(マクロ・商品マスタ)設定の計画が必要
    高度な自動出荷や条件分岐を実現できる半面、導入初期段階でモール連携、商品マスタ、出荷ルール(マクロ)を正しく設定・検証する必要があります。自社特有の運用ルールが多い場合、業務パターンの整理や設定の把握に一定の時間を要するため、専任のコンサルタントと連携しながら計画的にセットアップを進めることが重要です。
  • システム費用と倉庫作業費の区別
    LOGILESSの利用料金はあくまで「システム利用料(基本料金+出荷数に応じた従量料金)」です。委託倉庫を利用する場合は、倉庫会社から請求される保管料、ピッキング代、梱包資材費、配送運賃などの「物流実費」が別途発生します。全体のコスト試算を行う際は、システム費用だけでなく委託先倉庫の料金体系も合わせて精査する必要があります。

よくある質問(FAQ)

スマートフォンや市販の端末を現場の検品作業で使えますか?
はい、使用可能です。専用のハンディターミナルだけでなく、スマートフォンやバーコードリーダーを使った出荷・検品処理に対応しています。大規模なハードウェア投資を行うことなく、既存のスマートデバイスを活用して現場の誤出荷防止体制を構築できます。
事前に操作感を試せる無料トライアルやデモはありますか?
1ヶ月間無料で利用できるテストアカウント(トライアル)が用意されています。トライアル期間中は、自社の受注データや商品情報を取り込んで実際の運用イメージを検証できるほか、専門コンサルタントによる初期設定や自動化のセットアップ支援を受けることが可能です。
新しいECモールやECカートを追加する際に追加費用はかかりますか?
主要なECモールやECカートとの連携について、店舗追加や新モール対応に伴う追加のシステム連携費用はかかりません。標準機能の範囲内で柔軟に多店舗展開を進めることができます。
まだ委託先の倉庫が決まっていないのですが、紹介してもらえますか?
はい、紹介サービスが用意されています。LOGILESS導入済みの倉庫の中から、取り扱い商材の特性(温度帯・サイズ・ギフト対応等)や出荷規模に合わせた適切な倉庫事業者の紹介を受けることが可能です。
万が一トラブルが起きた場合サポート体制はどうなっていますか?
画面上のWebチャットやメールによるサポートが提供されています。よくある疑問にはAI自動回答機能やヘルプセンターですばやく対応できるほか、必要に応じて専任スタッフが直接回答します。また、電話による問い合わせ対応が含まれるスタンダードプランも提供されています。
最低契約期間や解約条件はどのようになっていますか?
契約期間や解約に関する具体的な条件・規約については、事業形態やプラン内容によって個別の確認が必要です。見積もりおよびテストアカウント申込みの際に直接問い合わせることを推奨します。

参照・出典

他のWMS・倉庫管理システムと比較する

LOGILESSの特徴を含むWMS(倉庫管理システム)の17製品を、料金・機能・対象規模で比較できます。

WMS・倉庫管理システム比較17選