ZIZAIA WMS 2.0とは?製造・流通の一元管理や構内物流に対応し、拠点追加も定額で運用できる倉庫管理システム

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インフォセンスが提供する、製造から流通までの一元管理や構内物流に標準対応する進化した倉庫管理システムです。リアルタイムな作業進捗の可視化ができるBIツールを標準搭載し、利用拠点やユーザーが増えても追加費用が不要な企業単位のライセンスを採用しています。

料金モデル
要問い合わせ
対象規模
中堅〜大手向け
対象業界
製造業 物流・倉庫業 食品・飲料 小売・卸売業

ZIZAIA WMS 2.0とは?

ZIZAIA WMS 2.0(ジザイア ダブリューエムエス 2.0)は、総合物流企業である山九株式会社のIT部門を母体とする株式会社インフォセンスが提供する、製造現場の構内物流から流通領域までを一元管理するための倉庫管理システム(WMS)です。従来の倉庫管理システムではカバーが難しかった工場内の原材料や半製品の在庫管理、製造ラインへの配膳業務に標準対応し、生産現場と物流現場の分断による手配漏れや滞留といった課題を解決します。リアルタイムな作業進捗や在庫・生産性を可視化するBIツールを標準搭載しているほか、拠点数やユーザー数が増加しても追加のライセンス費用が発生しない「企業単位のライセンス」を採用しており、事業拡大や多拠点化を見据える中堅〜大手企業の物流DXを強力に支援します。

主な機能

構内物流・製造連携機能

  • 原材料から完成品までの一元管理
    工場や物流拠点における原材料、半製品、製造中製品、完成品の在庫状況を単一のシステムで一括管理できます。生産管理システムやスケジューラーと連携することで、製造ラインへの配膳業務までスムーズに対応し、製造工程と物流工程の連携不足による生産ロスを防ぎます。
  • マテハン機器・自動化設備(WES)連携
    自動倉庫やコンベヤ、ピッキングカートなどの各種マテハン設備や倉庫実行システム(WES)とスムーズなデータ連携が可能です。自動化設備とのプログラムレス連携や機器側の作業指示の標準化により、現場での手作業の負担を軽減し、構内物流の自動化を強力に後押しします。

作業・ロケーション管理機能

  • 作業プロセスの柔軟な組み換え
    EC出荷と店舗出荷の違い、常温品と冷凍品の違いなど、出荷特性や商品の管理条件に合わせて作業パターンをあらかじめ設定・選択できます。当日の物量や現場の運用状況に応じて柔軟にプロセスを変更できるため、現場の運用負担を最小限に抑えられます。
  • 多層的なロケーション管理と多属性設定
    保管場所を「拠点・棟・エリア・ゾーン・ロケーション」の最大5階層で細かく管理可能です。ゾーン単位での良品・不良品設定やフリーロケ・固定ロケの併用に対応します。さらに商品の属性を最大10種類、荷姿(ケース・ボール・ピースなど)を最大6種類まで登録できるほか、賞味期限・消費期限・ロット管理にも標準対応しています。

データ分析・物流DX機能

  • リアルタイム可視化ダッシュボード
    物量推移、在庫回転率、作業生産性、棚卸差異などの各種KPIをリアルタイムにグラフ・数値で表示する可視化機能(BIツール「Qlik Sense」を活用)を標準装備しています。蓄積された実績データを定量的に可視化することで、物流プロセスのボトルネックや改善ポイントを速やかに特定できます。
  • ABC分析および品質・生産性管理
    入出荷のアイテム数や物量をABCランク別に動的に分類・可視化できます。高出荷頻度商品の保管ロケーションの見直しや、拠点間・作業者ごとの処理スピードの比較・分析を容易に行うことができ、継続的な業務改善活動に寄与します。

こんな企業・現場に向いている/向いていない

向いている企業・現場

製造工程と物流倉庫が同一拠点にあり、原材料から完成品までの一元管理を目指す会社

  • 工場内の原材料や半製品の在庫管理が手作業化しており、製造ラインへの配膳遅れが発生している
    生産管理システムやスケジューラーとデータ連携し、原材料や半製品から完成品までの在庫推移と作業進捗を一元的に管理できます。製造ラインへの正確な配膳指示が出せるため、資材の手配漏れやライン停止といったリスクを削減できます。
  • 製造現場と物流倉庫で別々のシステムを運用しており、二重入力や在庫のズレが生じている
    構内物流から出荷物流までを同一のWMS基盤で統合管理できるため、システム間のデータ転記作業や手動による突合業務を不要にできます。リアルタイムな在庫情報の共有により、棚卸差異の削減や過剰在庫の防止が実現します。

将来的に複数拠点の展開やユーザー拡大を予定しており、システム運用コストの肥大化を抑えたい会社

  • 拠点やハンディターミナルの利用ユーザーが増えるたびに追加ライセンス費用が発生し、ITコストを予測しにくい
    「企業単位のライセンス」体系を採用しているため、利用する物流拠点数やアクセスするユーザー数が増加しても追加のライセンス費用が発生しません。中長期的な事業拡大や多拠点展開時にも、システムコストを固定化して予測しやすい運用が可能です。
  • 拠点ごとに現場の管理水準や作業効率にバラつきがあり、本社からの一括統制や標準化が進まない
    標準搭載された可視化ダッシュボードにより、全拠点の物量・在庫回転率・作業生産性を共通の指標で一括把握できます。定量的なデータに基づいた拠点間の比較分析が可能となり、全社的な業務標準化や改善施策の水平展開をスムーズに行えます。

向いていない企業・現場

単一の小規模EC店舗のみを運営し、初期設定やシステム構築を最小限に抑えたい会社

  • 自社倉庫が1拠点のみで取扱商品数や出荷件数が少なく、複雑な構内物流や多階層ロケーション管理を必要としていない
    ZIZAIA WMS 2.0は製造・構内物流との連携や複数拠点・多荷主管理、高機能なロケーション設定など中堅〜大手企業向けの機能を備えています。小規模なEC中心の現場では多機能すぎて初期設定や運用定着の負担が大きくなる可能性があるため、操作がシンプルで即日利用可能なEC特化型クラウドWMSを検討した方が適している場合があります。

数人・1拠点規模での利用で、従量課金や小額の月額固定プランでのスタートを希望する会社

  • 月額数万円程度から少人数で利用を開始し、利用規模に応じた従量課金制の料金体系を求めている
    企業ライセンス方式は多拠点・多数ユーザーで利用するほど費用対効果が高まる仕組みであるため、数人規模の単一拠点運用では初期費用や基本料金の負担感が大きくなる場合があります。小規模利用に対応したアカウント単位課金や定額クラウド型のWMSとの比較検討が推奨されます。

類似ツールとの比較

ツール名 特徴 料金 向いている企業
ZIZAIA WMS 2.0 原材料から完成品までの一元管理や構内物流に対応。BIツールによる可視化を標準搭載し、追加費用のない企業ライセンスを採用。 要問い合わせ 製造業・構内物流を持つ企業、多拠点展開を進める中堅〜大手企業
ロジザードZERO 多様な物流現場で利用されるクラウドWMS。BtoB出荷とEC物流の双方に対応し、柔軟なアドオン開発やマテハン連携実績が豊富。 要問い合わせ EC事業者、3PL事業者、BtoB・BtoC双方の出荷業務を行う企業
SLIMS セイノーグループの物流ノウハウを凝縮。メーカー・卸・小売で多数の導入実績を持ち、現場可視化や標準化、AI/ロボット連携を推進。 要問い合わせ メーカー、卸売業、大手物流事業者、物流自動化・ロボット連携を重視する企業
COOOLa 直感的な操作性と高い柔軟性を兼ね備えたクラウドWMS。自社独自の高度な運用フローや特殊ルールに合わせた柔軟なカスタマイズが可能。 要問い合わせ 独自業務フローを持つ倉庫事業者、カスタマイズによる現場適合性を求める企業

ZIZAIA WMS 2.0は、特に「製造工程(工場)と物流倉庫が直結している構内物流の現場」や「将来的に複数拠点を立ち上げる予定があり、ライセンス費用の増加を避けたい企業」において強みを発揮します。工場内の原材料・半製品から完成品までの連続的な在庫追跡や、生産管理システムとの密接な連携を求める場合はZIZAIA WMS 2.0が有力な選択肢となります。

一方で、EC中心のBtoC物流に特化したい場合や標準的なクラウド機能を中心に素早く立ち上げたい場合は「ロジザードZERO」などのクラウド専業WMS、セイノーグループの輸送ノウハウや輸配送連携まで一元化したい場合は「SLIMS」、現場の独自運用に合わせた詳細なカスタマイズ開発を主軸におく場合は「COOOLa」が比較候補になります。自社の拠点形態や製造連携の必要性に応じて選定することをおすすめします。

料金・プラン・導入方法

ZIZAIA WMS 2.0の料金プランや導入費用は、公式サイト上で明記されておらず「要問い合わせ」となっています。ライセンス体系としては、利用拠点数やアクセスユーザー数が増加しても追加のライセンス費用が発生しない「企業単位のライセンス(企業ライセンス)」を採用している点が大きな特徴です。

導入に向けた見積もり依頼の際には、以下のポイントを事前に確認・検討しておくことが推奨されます。

  • 企業ライセンスに含まれる利用範囲
    基本のライセンス費用に含まれるサーバー環境、サポート体制、対応拠点数の条件について詳細を確認すること。
  • 可視化機能(BIツール)のオプション条件
    標準搭載されている可視化機能を利用するにあたり、別途BIツール(Qlik Sense)のライセンス購入や設定支援費用が必要となるか否か。
  • 個別のシステム連携・カスタマイズ開発費
    既存の生産管理システムや基幹系システム(ERP)、ハンディ端末・マテハン機器とのデータ連携に伴う初期開発費用の有無。

導入の流れ・期間

ZIZAIA WMS 2.0の導入手順は、製造現場や倉庫の規模・カスタマイズの要否に応じた段階的なステップで進められます。

  1. 問い合わせ・ヒアリング
    公式サイトやお電話から問い合わせを行い、現状の課題や拠点規模、管理対象(原材料・完成品等)についてヒアリングを受けます。
  2. 製品デモ・要件の整理
    実際の操作画面や可視化ダッシュボードのデモを確認しながら、現場の業務フロー(入荷・検品・配膳・出荷等)とのマッチングを行います。
  3. 仕様定義・お見積もり
    外部システム(ERP・生産管理)との連携条件や個別カスタマイズ要件を整理し、導入費用とスケジュールの提示を受けます。
  4. ご契約・システム構築・設定
    契約締結後、マスターデータ(商品・ロケーション・作業パターン)の登録や外部システムとの連携構築を実施します。
  5. 運用テスト・導入研修
    ハンディ端末やスマートフォンを用いた実機での運用テスト、現場作業者向けの操作研修を行い、スムーズな立ち上げを準備します。
  6. 本番稼働・アフターサポート
    現場での本番運用を開始します。稼働後も保守サポートを通じて動作確認や改善対応が提供されます。

なお、ZIZAIA WMS 2.0の標準的な導入期間は個別要件や拠点規模によって異なるため、具体的なスケジュールは問い合わせ時に確認する必要があります。

導入事例・実績

ZIZAIA WMS(およびZIZAIA WMS 2.0)は、流通業界やロジスティクス分野の中堅・大手企業で導入されている実績があります。

  • ヤマエ久野株式会社
    チルド集約デポの立ち上げに伴い「ZIZAIA WMS」を導入。厳しい物流品質と高い作業効率化が求められる現場において、スムーズな稼働と作業生産性・品質の大幅な向上を実現しました。稼働後も現場ニーズに応じた柔軟な機能追加を行いながらトラブルのない高い稼働品質を継続保持しています。
  • 東電物流株式会社
    WMSと基幹業務システム(ERP)を組み合わせた構成により、リアルタイムでの物流・在庫管理環境を構築。従来の管理体制からの刷新を図り、業務の透明化と効率化を推進しています。

導入前に知っておきたいこと

ZIZAIA WMS 2.0の導入を検討するにあたり、利用ユーザーからの不満や導入後の課題、デメリットといった評判について主要なレビューサイトやSNSなどを調査しました。

現時点では公開された一般ユーザーからの評価・口コミや課題報告は確認できていません。システム構成や操作性、自社現場への適合度については、検討段階で実際のデモ画面やハンディ端末の操作感を確認し、インフォセンス社の担当者に詳細な仕様を問い合わせて確認することを推奨します。

よくある質問(FAQ)

スマートフォンやハンディ端末には対応していますか?
はい、対応しています。ZIZAIA WMS 2.0はシステム基盤を刷新しており、ピクトグラムを活用した視認性の高い画面設計を採用しています。ハンディ端末はもちろん、スマートフォンやタブレット端末での作業画面・操作に対応しています。
無料トライアルやデモ画面の確認はできますか?
公式サイト上で無料トライアルの明確な記載は確認できていません。ただし、個別のお問い合わせや打ち合わせを通じて、画面のデモ実演や機能説明を受けることが可能です。詳細はインフォセンスへ直接ご確認ください。
工場内の原材料や半製品などの構内物流にも対応していますか?
はい、対応しています。ZIZAIA WMS 2.0の大きな強みの一つが構内物流への標準対応です。生産管理システムやスケジューラーと連携し、原材料、半製品、製造中製品から完成品までを一元管理し、製造ラインへの配膳業務を効率化できます。
拠点数やユーザー数が増えた場合、追加のライセンス費用は発生しますか?
追加のライセンス費用は発生しません。ZIZAIA WMS 2.0は「企業単位のライセンス」を採用しているため、利用拠点やアクセスユーザーが増加してもライセンス費用はそのまま据え置かれます。
可視化機能(BIツール)を利用するための条件はありますか?
可視化機能は標準装備されていますが、実際のデータ分析画面を利用するにはBIツール(Qlik Sense)のライセンス購入が必要となります。導入時の必要なライセンス数や費用については事前に見積もりでご確認ください。
システムのサポート体制はどうなっていますか?
提供元である株式会社インフォセンスが、導入時の要件定義からシステム構築、稼働後の運用・保守サポートまでトータルで手掛けています。個別要件の確認や運用開始後のサポート内容については導入時に協議して決定されます。
契約期間や解約条件について教えてください。
最低契約期間や解約手続きに関する詳細な条件は、公式サイト上では公開されていません。システム検討時の条件提示やお見積もり時に担当者へご確認ください。

参照・出典

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