ロジックスとは?運送業特化のTMS(輸配送・配車管理)クラウドERPの機能と特徴

ロジックスとは?運送業特化のTMS(輸配送・配車管理)クラウドERPの機能と特徴 ロゴ・サービス画像

配車から請求、労務管理までを一気通貫でデジタル化する運送業特化のクラウド型ERP。業務効率化と同時に運賃交渉や収支改善に必要な指標を自動算出し、データに基づいた経営を実現します。

料金モデル
SaaS(月額)
対象規模
規模問わず
対象業界
物流・倉庫業 製造業 小売・卸売業

ロジシフト編集部による最新動向サマリ

  • アセンド株式会社が2025年11月にシリーズBで11億円の資金調達を実施し、累計調達額は18億円に到達しました。
  • 2026年3月より、システム提供の枠を超えて戦略設計から物流実務の手配までを包括的に受託する「4PL事業」を新たに開始しました。
  • 日々の配車や運行記録を入力するだけで、改正法で義務化される「実運送体制管理簿」などの法定帳票を自動生成する機能が現場の事務負担軽減に活用されています。

(ロジシフト掲載8記事をもとに自動生成・2026年4月24日更新)

ロジックスとは?

「ロジックス」は、アセンド株式会社が提供する運送業に特化したクラウド型ERP(業務支援システム)です。受注から配車、請求、支払、労務管理、車両管理、そして経営分析までの一連の業務を一気通貫でデジタル化するTMS(輸配送・配車管理)カテゴリのSaaSです。紙や手書きの配車表、FAX等によるアナログな管理や業務の属人化といった課題を解消し、現場の業務効率化と同時に、運賃交渉や収支改善に必要な指標を自動算出してデータに基づいた経営DXを実現します。

主な機能・特徴

  • ワンストップ業務管理(配車から請求・労務まで一元化):受注情報を入力するだけで配車表や各種帳票、請求書などが連動して自動作成され、二重入力や手書き転記の手間とミスを削減します。
  • 経営指標の自動集計・ダッシュボード可視化:配車や請求データを自動集計し、車両別の稼働率、荷主別の採算、日次の原価などの経営指標をリアルタイムに可視化します。これにより、収益性の把握と運賃交渉のエビデンス作成が容易になります。
  • 柔軟なカスタマイズと法令対応:各運送会社の独自仕様に合わせたフォーマットのカスタマイズが月額料金内で可能です。「実運送体制管理簿」や「運送申込書」といった物流関連二法で求められる標準帳票もノーカスタマイズで発行できます。
  • デジタコ連携と高度な労務管理機能:デジタコからのデータ取込により、ドライバーの運行実績や出退勤記録を自動で集計します。配車画面上でドライバーの勤務状況や拘束時間を確認しながら配車を組むことが可能で、2024年問題や変形労働時間制にも対応しています。

こんな企業・現場に向いている/向いていない

【向いている企業・現場】

企業規模を問わず、自社で車両を保有して輸配送を行う運送会社や、物流・倉庫業、小売・卸売業の現場に最適です。特に「配車担当者の属人化を解消したい」「紙やExcelによる手作業の転記をなくしたい」「荷主との運賃交渉のために、どんぶり勘定ではなく車両別・荷主別の正確な採算データを可視化したい」と考える経営者やシステム担当者に向いています。また、2024年問題に伴う労働時間規制や法改正へ確実に適応したい企業にも強く推奨されます。

【向いていない企業・現場】

自社での配送業務を行っておらず、純粋な倉庫内の在庫管理(WMS)のみを必要としている企業にはマッチしません。また、本システムは月額10万円からのランニングコストが発生するため、数台のみの極小規模運用で無料または数千円程度の簡易的な配車アプリだけを探している企業や、既存の紙運用やオンプレミス環境を一切変えずに維持したいという保守的な現場には不向きです。そのような場合は、単機能の安価なツールを検討した方がよいでしょう。

料金・プラン・導入方法

  • 初期費用:60万円〜(税抜)
  • 月間利用料:10万円〜(税抜) ※車両台数40台まで月額10万円。40台を超える場合は1台ごとに月額2,500円の追加料金が発生します。
  • プラン詳細:SaaS(月額課金)モデルです。アカウント数は無制限で、自社仕様へのカスタマイズ費用も月額料金に含まれています。訪問対応が必要な場合は別途実費が発生します。
  • 導入方法:業務ヒアリング、初期設定代行、導入説明会などの初期サポートが提供されます。

導入事例・実績

  • 株式会社朋友:労働基準監督署からの是正勧告をきっかけに労務管理を一気に推進。「ロジックス」導入により、半日(約3時間)がかりだった労務集計作業がわずか10分に短縮されました。業務の標準化によって属人化が解消され、日次で原価の確認が可能になりました。
  • 芳誠流通株式会社:自社でのシステム開発(内製化)に限界を感じ、既存システムからの脱却を図って導入。データによる経営の可視化と物流DXを着実に進めています。
  • コスモ運輸株式会社:紙の配車表を手書きで作成しFAXでやり取りするアナログな現場から、わずか1年でデジタル化による業務変革を遂げました。

導入前に知っておきたいこと

現時点では、各種口コミサイトやSNS等において公開されたユーザーの決定的な不満や課題報告(デメリット)は確認できていません。ただし、システムの性質上、導入にあたって以下の点に留意する必要があります。

  • 運用フローの見直しが必要:業務を一気通貫でデジタル化するため、導入の際は現場の既存ルール(紙やExcel、手書きの配車表など)をシステムに合わせた運用へアップデートする社内調整が必要になります。
  • 継続的なコストの発生:オンプレミス型の買い切りシステムとは異なり、車両台数に応じた月額利用料(最低10万円〜)が継続的に発生します。予算計画にランニングコストを組み込んでおく必要があります。

類似ツールとの違い・選び方

同カテゴリのTMS(輸配送・配車管理)ツールの中には、「配車計画のみ」「請求書発行のみ」「労務管理のみ」と特定の機能に特化しているものも多く存在します。一方「ロジックス」の最大の違いは、受注から配車、請求、労務、そして経営分析(ダッシュボード)までを単一のプラットフォームで完結できる「オールインワンのクラウド型ERP」である点です。また、一般的に高額な追加費用が発生しやすい「帳票フォーマット等の自社仕様カスタマイズ」や「法改正に伴う機能アップデート」が無償(月額料金内)で提供される点も、他社ツールと比較した際の重要な選定ポイントとなります。

よくある質問(FAQ)

無料で試してみることはできますか?
はい、1か月間の無料トライアルが用意されています。実際の画面や操作感を確認した上で本格導入を検討できます。
既存のデジタコとの連携は可能ですか?
可能です。デジタコ(富士通デジタコ ITP-WebMPなど)との連携に対応しており、運行実績や出退勤データを取り込んで労務管理に活用できます。
デジタルツールに不慣れな配車担当者でも使いこなせますか?
直感的な地図操作UIや、ホワイトボードのように視認性の高い配車画面を採用しており、不慣れな方でも配車が組めるよう設計されています。また、導入時の説明会や初期設定代行といったサポート体制も提供されています。

参照・出典