ASUENEとは?CO2排出量・カーボン管理クラウドの特徴と物流業界の導入メリット

ASUENEとは?CO2排出量・カーボン管理クラウドの特徴と物流業界の導入メリット ロゴ・サービス画像

企業・サプライチェーンのCO2排出量を自動で算定・可視化するクラウドサービス。Scope3までの算出や削減施策の立案に強く、物流関連の導入実績も豊富です。

公式サイト
https://asuene.com
料金モデル
SaaS(月額)
対象規模
規模問わず
対象業界
製造業 物流・倉庫業 小売・卸売業 建設・資材

ロジシフト編集部による最新動向サマリ

  • 危機管理AIのSpecteeが実施した16億円の資金調達(シリーズE2)に戦略的パートナーとして参画し、脱炭素(ESG)とサプライチェーンリスク管理を統合する体制を構築しています。
  • 請求書や領収書のAI-OCR読み取りによる算定自動化に加え、SBT認定などの国際的な環境認証取得に向けた専門コンサルティングが現場で高く評価されています。
  • 多言語対応や証跡管理(監査耐性)の機能を強みに、海外拠点を持つグローバルなフォワーダーや3PL事業者のScope 1〜3算定基盤として導入されています。

(ロジシフト掲載3記事をもとに自動生成・2026年4月26日更新)

ASUENEとは?

ASUENE(アスエネ)は、アスエネ株式会社が提供するCO2排出量・カーボン管理に特化したクラウドサービス(SaaS)です。企業やサプライチェーン全体の温室効果ガス排出量(Scope1〜3)を自動で算定・可視化し、脱炭素経営やサステナビリティ対応を強力に支援します。表計算ソフトによる属人的な集計作業の限界や専門知識の不足といった課題を、AI技術や豊富な外部連携機能で解決し、物流業界を含め幅広い業界で豊富な導入実績を持っています。

主な機能・特徴

  • CO2排出量の自動算定・可視化(Scope1〜3対応):自社(Scope1、Scope2)だけでなく、サプライチェーンの上下流にわたるScope3までの算出に対応し、全体像を正確に可視化します。
  • AI-OCRによる自動入力サポート:請求書や領収書などをアップロードするだけで、AIが活動量データを読み取って自動入力するため、手作業による入力の手間とミスを大幅に削減できます。
  • 外部システムとのAPI連携(ASUENE CONNECTOR):50種類以上の各種SaaSや社内システムとシームレスに連携し、ESG情報や活動量データを自動で収集・連携することが可能です。
  • 製品別CFP / LCA算定:企業単位だけでなく、製品やサービスごとのカーボンフットプリント(CFP)の算定機能を備えており、ライフサイクル全体での環境負荷を分析できます。
  • 専門コンサルタントによる伴走支援:システムの提供に留まらず、TCFD、CDP、SBT、CSRDといった国際イニシアチブ・情報開示への対応支援や、目標設定、削減施策に関する手厚いコンサルティングを実施しています。

こんな企業・現場に向いている/向いていない

【向いている企業・現場】

企業規模を問わず、製造業・物流業・倉庫業などでサプライチェーン全体(Scope3)のCO2排出量管理に本格的に取り組みたい企業に最適です。特に「Excelでの属人的なデータ管理から脱却したい」「脱炭素経営に何から手をつければ良いかわからない」といった課題を持つサステナビリティ担当者や経営層に向いています。充実した導入支援やAI-OCRによる入力補助があるため、社内に専門知識を持つ人材がいなくてもスムーズに運用を開始できます。

【向いていない企業・現場】

CO2排出量の算出項目が極めて少なく、既存の表計算ソフトで十分に対応できている小規模な現場や、既に自社専用の高度な環境データ管理システムを独自構築している企業にはミスマッチとなる可能性があります。また、システムを導入しても現場部門やサプライヤーからデータを収集する体制が必要になるため、全社的な協力体制を築くのが極めて困難な場合は、社内体制の整備を先行すべきです。

料金・プラン・導入方法

ASUENEの具体的な料金プラン(初期費用や月額費用)は公式には公開されておらず、企業規模や算定対象範囲などの要件に応じた個別見積もり(要問い合わせ)となっています。
導入プロセスにおいては、キックオフ後にコンサルタントによる算定方法やケーススタディに関する勉強会が実施されます。さらに、施設情報の登録、ユーザー権限の設定、セキュリティ設定などの初期設定を専任スタッフがサポートしてくれるため、ITに不慣れな企業でも安心して立ち上げが可能です。

導入事例・実績

物流業界におけるASUENEの導入やシステム連携の事例として、以下が公開されています。

  • 安田倉庫株式会社:グループ全社の算定業務において、請求書のアップロード機能を活用することで、集計にかかる工数を大幅に削減し、正確なCO2排出量の見える化を実現しています。
  • NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社:ASUENEとデータ連携を行うことで、Scope3におけるカテゴリ4(輸送、配送:上流)およびカテゴリ9(輸送、配送:下流)の排出量削減に向けた最適な手法の検討を可能にしています。
  • ロジスティード株式会社:同社が展開する輸送業務支援ソリューション「EcoLogiPortal」とASUENEをデータ連携し、物流面でのCO2排出量可視化と企業の脱炭素経営を後押しする取り組みを進めています。

導入前に知っておきたいこと

現時点において、ASUENEのシステム自体に関する致命的なユーザー不満や課題報告は公開情報からは確認できていません。しかし、ASUENEに限らず脱炭素・サステナビリティ推進全般における運用上の課題として、以下の点に注意が必要です。

  • サプライヤーからのデータ収集の壁(ブラックホール問題):Scope3(サプライチェーン排出量)を正確に算定するには、多数の取引先からのデータ提供が不可欠です。システムを導入しても、取引先がリソース不足等を理由に対応してくれないケースがあり、導入企業側での丁寧な働きかけやエンゲージメント構築が求められます。
  • 全社横断的な体制の構築:サステナビリティの推進は一部の担当部門だけで完結するものではありません。各拠点や事業部を巻き込んだ全社的なデータ収集の協力体制を築く必要があります。

類似ツールとの違い・選び方

他社のCO2排出量算定ツールと比較したASUENEの強みは、「入力自動化の技術力」と「伴走型コンサルティングの実績」にあります。
AI-OCRを活用した請求書の読み取りや、「ASUENE CONNECTOR」による多様な外部SaaSとのAPI連携など、データ収集・入力の手間を徹底的に省く機能が充実しています。また、単に算定ツールを提供するだけでなく、再エネ電力への切り替え支援サービスや、カーボンクレジット取引所「Carbon EX」の運営など、排出量を可視化した「その次」の削減・相殺アクションまでワンストップで実行できる点が大きな差別化ポイントです。

よくある質問(FAQ)

Scope3(サプライチェーン全体)の算定にも対応していますか?
はい、対応しています。自社の直接・間接排出量(Scope1、2)だけでなく、サプライチェーン全体のScope3算定や、製品ごとのCFP(カーボンフットプリント)算定が可能です。
社内に専門的な知識がなくても運用できますか?
はい。AI-OCRを用いた直感的な自動入力機能に加え、専門コンサルタントによる初期設定サポートや算定方法の勉強会が用意されているため、専門知識がなくても安心して運用を開始できます。
社内の他システムと連携してデータを自動取得することは可能ですか?
可能です。「ASUENE CONNECTOR」機能を活用することで、50以上の様々なSaaSや外部システムとAPI連携し、必要な活動量データやESG情報を自動で取得できます。

参照・出典