共同配送マッチングLOGとは?AI配車で共同配送を最適化しコスト削減と利益最大化を実現するプラットフォームの価値を解説

独自開発のAI配車エンジンを活用し、最適な共同配送の相手探しから費用分担のルール作りまでを支援するプラットフォームです。運送会社の空きリソースを可視化し、荷主のコスト削減と運送事業者の利益最大化を両立させます。

公式サイト
https://logpose.co.jp/
料金モデル
SaaS(月額)
対象規模
規模問わず
対象業界
物流・倉庫業 製造業

共同配送マッチングLOGとは?

「共同配送マッチングLOG」は、慢性的なドライバー不足や積載率の低下といった、深刻な構造的課題に悩む荷主企業および運送事業者の双方に向けた、フィジカルインターネット・共同輸送領域の物流プラットフォームです。営業用トラックの平均積載率が約38%にとどまり、「トラックが運んでいるのは空気が6割」と指摘される非効率な現状に対し、株式会社Logpose Technologiesが独自に開発した高度なAI配車エンジンをベースに、最適な相乗り(共同配送)の相手探しから、複雑で調整に多大な時間がかかる費用分担の公平なルール作りまでを一貫して支援します。空きリソースのデジタル可視化によって、荷主企業の配送コスト削減と、運送事業者の1台あたりにおける運賃・利益の最大化を高度に両立させる役割を担っています。

主な機能・特徴

  • AI配車アルゴリズムによる最適な配送パートナーの自動選定

    企業が自社の物流実態(発着地、荷量、時間、輸送条件など)を相談してデータをインポートするだけで、独自開発のAIエンジンがルート単位での最適な組み合わせを瞬時に計算し提案します。勘や経験に頼っていた従来のアナログなパートナー選定を脱却し、最も効率よく往復便や混載便を組める相手を自動で発見します。

  • 費用分担および運用ルールの自動シミュレーション作成

    共同配送の構築において最も大きな障壁となりがちな、企業間での運賃分担や軒先条件、配送条件などのルール作りを自動化する機能です。AIが公平かつ論理的なコスト案を瞬時に複数パターン算出し、交渉や実験の手間を劇的に削減することで、公平性に基づいた納得感のある協業体制を速やかに実現します。

  • 豊富な物流ネットワークとのデータ接続

    25,000地点以上の豊富な取り扱い納品先データに加え、同社が提供する自動配車SaaS「AI配車アシスタントLOG」を利用している数多くの運送会社のリアルな配送計画や運行データと連携することができます。既存の強固なネットワーク基盤を活用することで、より精度の高い、現実的で無駄のない共同配送コースの構築が可能になります。

  • 定期・スポットを問わないシームレスな差配と効果可視化

    あらかじめ設定された定期輸配送の共同化だけでなく、季節や需給変動による突発的な物量の増減(スポット依頼)にも柔軟に対応できる仕組みを備えています。システム上でCO2排出量や積載率、収益性などの指標が可視化されるため、配送ルート最適化による経営や環境への貢献度を定量的かつリアルタイムに把握できます。

こんな企業・現場に向いている/向いていない

【向いている企業・現場】

  • 自社のみでの積載効率アップや配送コスト削減に限界を感じている荷主企業

    特に、自社製品のみをトラックに積んで配送しており、配送先が近隣にありながらも常に積載率が低い状態で物流費用を支払っている製造業や小売・卸売業の担当者に適しています。他社との共同配送をスピーディに構築し、コストを最適化したい現場に向いています。

  • 復路(帰り便)の空車を解消し、車両1台あたりの営業利益率を最大化したい運送事業者

    「荷物はあっても復路が空で走っている」「特定の路線で収益性が低く、改善の余地がある」といった課題を抱えている運送業者に極めて有効です。デジタルな配車ネットワークによって既存の空き枠を有効活用でき、追加投資を伴わずに利益向上を目指すことができます。

  • 共同配送に関心があるものの、パートナー企業との調整や公平な条件交渉に手間取っている実務担当者

    企業ごとの配送条件の整理や、誰がどの程度運賃を負担すべきかといった、実務レベルの複雑な合意形成プロセスに悩む物流責任者にとって、AIによる公平なシミュレーションとルール作成機能が強力な支援となります。

【向いていない企業・現場】

  • 極めて厳格な温度管理や特殊な積載設備・資格を要する貨物のみを専門に扱う企業

    例えば、超高精密機器や、非常に厳格な温度管理・セキュリティが必要とされる特定の医薬品、特殊な危険物など、他社貨物との混載や共同の配送コース設定が物理的・法的・安全管理的に完全に不可能な現場にはミスマッチとなる傾向があります。

  • 運行スケジュールや分刻みの配送時間が完全に固定され、他社に合わせた調整や緩和が一切許容できない現場

    共同配送の推進には、到着時間指定のわずかな緩和(例:朝9時指定を9時〜10時の時間幅にするなどの配慮)が大きな効果を生みますが、現場や顧客との契約条件から、配送時間やルートの融通が一切行えない運用スタイルの場合、共同化の合意形成そのものが成り立たないため、単独企業に特化した配車最適化システムを優先的に検討すべきです。

料金・プラン・導入方法

共同配送マッチングLOGは、SaaS(月額課金)モデルとして提供されていますが、各社の利用条件や稼働規模に応じた個別設計となるため、初期費用や具体的な月額利用料のプランは公式には公開されていません。導入を希望する場合は「要問い合わせ」となります。

なお、公式サイトには「初回の共同配送実施までにかかる相手探しやルール作りなどのコーディネートに費用は一切発生しない(0円)」と明記されているため、マッチングの検討や初期のシミュレーション段階における予算的なハードルが低く抑えられている点が特徴です。見積もり時や問い合わせ時には、以下のポイントを事前に確認することをおすすめします。

  • 月額料金の算出単位(マッチング成立回数ごとの成果報酬型なのか、利用する車両台数や拠点数に応じた定額課金なのか)
  • 実証実験(PoC)実施段階で発生する費用の有無
  • システムの初期設定に伴うセットアップ費用やデータ連携のための初期コストの要不要
  • 最低契約期間および解約時の条件

導入の流れ・期間

導入に関する大まかなステップは、以下の通り進められます。公式サイトの情報によれば、最短1週間で初回の共同配送実施に至るスピーディな対応が可能です。

  1. 問い合わせ・ヒアリング

    提供元の公式サイトまたは電話から問い合わせを行います。現状抱えている物流の課題や配送頻度、納品先などの概要を専任の担当者にヒアリングしてもらいます。

  2. 物流データの収集・物流実態の相談

    自社で保有している荷量、配送地域、運行条件などのデータを提出し、現状の可視化を行います。これにより、共同配送に適した対象エリアや配送ボリュームを特定します。

  3. AIによるパートナー探索・最適な組み合わせシミュレーション

    提出されたデータを基に、独自のAIエンジンを活用して、ルートレベルで合致する最適な運送事業者や荷主を検索・グルーピングします。

  4. 運用ルールおよび費用分担プランの策定

    配送日程や軒先条件、およびAIが瞬時に計算した公平な費用分担比率などの具体的なルールを作成し、参画企業同士で条件を調整・確認します。

  5. 実証実験(PoC)の実施・効果測定

    設定したルールと配送ルートに基づき、試験的に実際の共同配送を実施。運行効率や積載率、コスト削減度合い、現場への影響などを実地で検証します。

  6. 本格運用(共同配送の継続的な開始・効率化)

    実験結果に問題がなければ共同配送を本格的に稼働。日々の配車計画においてAI配車エンジンをフル活用し、継続的な物流網の効率化とデータの追跡を行います。

※詳細なシステム導入支援のプラン内容や具体的な検証期間、稼働開始までの詳細プロセスについては、株式会社Logpose Technologiesへの問い合わせ時にご確認ください。

連携できるシステム・機器

共同配送マッチングLOGに関する公式の連携システム・外部機器の具体的な情報は、現時点では公開されていません。

ただし、シリーズ製品である自動配車システム「AI配車アシスタントLOG」においては、さまざまなレイアウトで運用されている既存のExcelファイルをマスタ不要でインポートできる機能や、GPSを利用した車両位置情報管理システム「DoCoMAP」などの動態管理ツールとの連携事例が確認されています。共同配送を構築する際、すでに稼働している基幹システム(WMS、TMSなど)や社内データ、ハンディターミナルなどの外部機器とのデータ連携要件がある場合は、問い合わせおよび見積もり時に対応可否を必ず確認してください。

導入事例・実績

  • ロジスティード株式会社との「拠点横断の集中配車PoC」による全体最適検証

    ロジスティード株式会社とLogpose Technologiesが連携し、グループ会社であるロジスティード東日本における複数拠点の配車実績データを一元管理・分析するPoC(概念実証)を実施しました。従来は各拠点単位で営業KPIや配車の判断が分断され全体最適が困難であった課題に対し、AI自動配車アルゴリズムとダッシュボード分析を仮想環境下で導入。「どの拠点がどの配送案件を担うべきか」を定量化し、空きリソースの共有とネットワーク全体の最適化を検証した結果、余剰リソースを営業戦略や受注判断へ戦略的に活用できる見通しが立ち、ROIに厳しい同社の経営層からも高い評価を獲得しました。現在は実運用フェーズに向け、拠点選定や運用の具体化が進められています。

  • 荷主の物流コスト28%削減と、運送会社の車両利益120%向上を実現した先行マッチング事例

    特定の案件におけるコーディネート事例において、問い合わせから約2週間という短期間で最適な運送会社を選定し、配送コースを確立して運用を開始しました。この取り組みにより、運送事業者は新規の荷物を既存の配送ルートへ効率的に相乗りとして組み込むことで、追加の車両や人員投資を行わずに「車両あたりの利益を120%向上」させることに成功。同時に、荷主企業側も共同配送によって従来の手法よりも積載率を高め、結果として「物流コストの28%削減」を達成しました。コスト削減と環境負荷低減を両立した、双方にとって非常に効果の高い好事例となっています。

  • 自動配車アシスタントLOG導入企業の現場効率化実績(LOGシリーズ共通)

    LOGシリーズの基盤となる自動配車システムを導入した、100人規模の運送会社(株式会社ホーコーなど)では、従来2名がかりで約6時間かかっていた属人的な手作業による毎日の配車計画業務が、LOGのAIエンジンを稼働させることでわずか30分へと大幅に短縮され、4名体制への標準化も実現しました。また、山岸運送株式会社の導入事例では、毎日3時間近く要していた配車時間が10分へと削減され、かつ配送計画が最適化されたことで、稼働トラック台数を30台から25台へと削減し、運送リソースを大きくスリム化させる効果を上げています。

導入前に知っておきたいこと

共同配送マッチングLOGの導入、および共同配送を社内で検討するにあたっては、他社との「相乗り」を円滑に進めるための業務変更や運用の歩み寄りが前提となる点をあらかじめ把握しておく必要があります。Logpose Technologiesが実施した調査によると、共同配送に加えて「顧客への納品指定時間を1時間緩和する(例:朝9時ジャスト納品から、9時〜10時の時間枠に変更するなど)」ことで、最大18%もの輸送力改善効果が見込めるというデータが示されています。これは、自社の慣習や従来の納品規定をある程度柔軟に変える姿勢が、共同配送によるメリット(コスト削減効果など)を最大限に引き出す条件になることを意味しています。

なお、インターネット上の公開情報を調査した結果、共同配送マッチングLOGに関するユーザーや導入企業からの具体的な不満、デメリット、製品の不具合などのネガティブな口コミ・課題報告は現時点では確認されていません。最新の現場におけるユーザーレビューや導入時における具体的な注意点については、公式サイトを通じて資料請求を行うか、同社が主催する実務向けの各種ウェビナーなどを通じて、直近の事例情報を直接確認されることを推奨します。

類似ツールとの比較

自社に最適なフィジカルインターネット・共同輸送システムを選定するため、類似する他の注目ツールとの違いを比較表でまとめました。

ツール名 特徴 料金 向いている企業
共同配送マッチングLOG AI自動配車エンジンと連動。既存ルートへの「相乗り」候補を分析し、費用分担ルールも自動シミュレーション可能。 要問い合わせ(SaaS、月額) 企業規模問わず。配送効率化と、公平な運賃折衝・ルール策定の手間を最小限にしたい企業。
共同配送システム(ゼンリン) 異なる配送事業者各社の荷物を一つの端末とクラウドシステムで統合管理し、ラストワンマイルの共同配送を実現する。 要問い合わせ(SaaS、月額) 中堅〜大手向け。山間地域や過疎地などで宅配事業者の荷物を一括して配送・管理したい地域事業者。
共同輸配送プラットフォーム(NEC) 発着地や温度帯、車格からN対Nの共同輸配送のグループを自動提案。チャット機能を備え、企業間の条件調整を支援。 要問い合わせ(SaaS、月額) 中堅〜大手向け。主要都市間の幹線輸送・長距離において、広範な他社荷主とつながりシェアリングを行いたい企業。
traevo noWa(traevo) 動態管理システムから蓄積された実輸送データを活用し、企業名を匿名にしたままで共同輸送相手(混載・往復等)を検索可能。 要問い合わせ(SaaS、月額) 企業規模問わず。実績データから確度の高いパートナーを、自社の機密情報を保護した匿名状態で探したい企業。

各ツールは、アプローチしている共同配送の「領域」や「目的」に明確な違いがあります。

まず、共同配送マッチングLOGは、AI配車アシスタントと直結している強みから、実際の運行ルートやトラックの細かな積載状態を考慮した非常にリアルなマッチングが可能であり、なおかつ最も合意形成が難しい「費用分担ルール決め」を自動化できる点が最大の差別化ポイントです。日々の配送オペレーションにマッチング機能を直接組み込み、相手探しから実際の共同配送コースの作成までをスピーディに行いたい場合に有力な候補となります。

一方で、共同配送システム(ゼンリン)は、ヤマト運輸などの大手宅配事業者各社の異なる配送管理情報をひとつの共通端末・システムに集約して統合運用する「ラストワンマイル」での配送シェアリングに特化しています。共同輸配送プラットフォーム(NEC)は、長距離の主要都市間における「N対N」の大規模な幹線共同輸送マッチングやチャットによる合意形成プロセスに強みを持ち、traevo noWaは「車載器(デジタコ等)の動態実績データ」と直結し、かつ「機密保持のための匿名データ登録」が可能である点が最大の特徴です。求める輸送エリア(幹線かラストワンマイルか)、実証データの形式(運行実績データか、日々の配車計画か)によって選定を行うべきでしょう。

よくある質問(FAQ)

共同配送マッチングLOGを利用する場合、スマートフォンやタブレット用の専用アプリはありますか?
提供元の株式会社Logpose Technologiesが展開するシステムはクラウド(SaaS)形態で提供されており、基本的にはブラウザを通じて稼働します。現場で使用するスマートフォンなどの端末対応やアプリ連携の有無、OS(iOS/Android)の推奨動作環境についての詳細は、個別にお問い合わせのうえご確認ください。
共同配送をマッチングする相手を探してもらうだけで、費用がかかるのでしょうか?
公式サイトの発表によれば、「初回の共同配送実施までにかかる相手探しやルール作りなどのコーディネートに費用は一切いただいていない(0円)」とされています。そのため、どのような企業が相乗り相手として適しているかなどのシミュレーションや相談の段階で高額な費用を請求される心配はありません。
マッチングに必要な「自社の物流データ」はどのように登録しますか?マスタの登録作業は大変ですか?
LOGは配車のために細かく大量のマスタデータを作成する必要はありません。自社で日頃使っているExcelファイルをそのままシステム側に取り込める自動変換ツールなどを備えており、データ登録にかかる時間と手間を抑えたスムーズな検討が可能です。
他社との共同配送を組むにあたり、費用分担はどのように決まりますか?
通常、配送条件や軒先条件の根拠となる運賃・費用分担のルール作りには数多くの利害調整が発生しますが、本サービスに搭載されたAI配車エンジンが、距離や荷量、経由地などのパラメータから瞬時に計算パターンを弾き出し、双方にとって最も公平で最適な費用ルールを自動作成します。これをベースに実証実験などを進めることができます。
無料のデモ実演やトライアルは可能ですか?
はい、Logpose Technologiesでは、システムの詳細がわかる資料請求のほか、随時問い合わせフォームなどからデモの実演や個別相談を受け付けています。システム自体のテスト利用が可能かどうかの詳細・トライアル期間の有無については、お申し込み時に相談が必要です。
システム導入後のカスタマーサポート体制はどうなっていますか?
LOGシリーズの導入に際しては、操作方法のレクチャーや配車結果の検証サポート体制が用意されています。また、専門のコンサルタントやサポートチームが導入から安定的な運用、共同配送の推進、現場の業務ルールに応じた柔軟な対応まで伴走するサポート体制が提供されています。
契約期間や解約に関する条件は決まっていますか?
SaaS(月額課金)モデルで提供されていますが、最低契約期間の有無や解約条件、違約金の発生要件などは個別の契約状況によって異なるため公開されていません。システム導入前の見積もり提示の段階で、これらの条件を必ずご確認ください。

参照・出典

他の共同輸配送・物流マッチングと比較する

共同配送マッチングLOGの特徴を含むフィジカルインターネット・共同輸送の10製品を、料金・機能・対象規模で比較できます。

共同輸配送・物流マッチング比較10選